見出し画像

スマートフォンに奪われた人生を取り戻そう!――デジタルデトックス三種の神器のご紹介

重度のスマートフォン依存症だったぼくが、スマホをほとんど触らない生活をはじめて、早いものでもう2週間が経とうとしている。今のところ順調にデジタルデトックスができており、それによって捻出した時間を読書や創作活動、夫婦で過ごす時間などに充てることができている。

(語弊があるといけないので注釈するが、ぼくの言う「デジタルデトックス」とは、生活のなかからデジタル機器の一切を排除しようということではなく、意味のないネットサーフィンやSNSチェック、ニュースサイトの閲覧など、これまで大切な時間を浪費していたデジタル機器をできるだけ遠ざけて、失ってしまった時間を取り戻そうといった感じのニュアンスだ)

最近は、仕事が終わって帰宅したら、スマホを所定の位置に置いて、寝る時間になるまで読書や勉強をしたり、妻と一緒に映画を観たり、noteやブログを書いたりして過ごしている。もう以前のようにだらだらとスマホを触ることはない。大げさに聞こえるかもしれないが、なんだかようやく人生を取り戻せたというか、自分で自分の人生をコントロールしている感覚になれた気がしている。

ぼくのデジタルデトックスがうまくいっている要因としては、三種の神器(ぼくが勝手にそう名付けた)の存在が大きい。ここからは、ぼくと同じくデジタルデトックスに挑戦したいという方のために、その三種の神器をご紹介しようと思う。 

Punkt. MP02 

ひとつめは、ミニマリストで有名なホストの帝王・ローランド氏も愛用している「Punkt. MP02」という携帯電話。スイスのメーカーがつくったガラケーで、著名なプロダクトデザイナーであるJasper Morrison氏の手掛けた美しいデザインが特徴的だ。使えるのは、電話、テキストメッセージ、4Gテザリングと、アラームやメモなどの最低限な機能のみ。スマホのようにネットブラウジングもアプリのダウンロードも写真の撮影もできない、単なるシンプルな携帯電話だ。

ぼくはこのPunkt. MP02にサブ回線のSIMカードを挿れて、ごく少数の家族や知人にだけ、「用事がある時にはいままでどおりLINEに送ってくれてもいいけど、自宅ではほどんどスマホを触らないので、緊急の連絡がある場合にはこっちに電話をかけてきて」と伝えて、電話番号を教えている。ちなみに、この2週間でPunkt. MP02の着信音が鳴ったことはただの一度もない。このことは、日常におけるほとんどの連絡は急を要するものではなく、通知バッジや既読を気にして急いで返信しなくてもよいものだということを示している。スマホを触らなくても、まったく問題なく過ごせるのだ。

このPunkt. MP02を手に入れてから、たとえばちょっとした散歩や買い物に行く程度であれば、スマホを持たずに出かけることも多くなった。「なにか緊急の連絡があればこっちにかかってくるから、スマホがなくても大丈夫」と思えるだけで、精神的な余裕が全然違ってくる。

なによりミニマルで美しいデザインは、持っていて所有欲を満たされるし、本当に買ってよかったと思う。気になる方はAmazonから購入できるので、ぜひチェックしてみてほしい。

ワイヤレス充電器

ふたつめは、スマホのワイヤレス充電器。iPhone、Andoridを問わず、最近のスマホの多くはワイヤレス充電に対応しているので、自分のスマホに合う充電器を選べばいいと思う。大切なのは、自宅にいる時はスマホを必ずこのワイヤレス充電器の上に置きっぱなしにすると決めておくことだ。できれば通知に気がつきにくいように、マナーモードやサイレントモードにしておくのが望ましい。

これはあくまでもぼくの感想だが、ワイヤレス充電器の上にスマホを置いていると、不思議とその存在が気にならなくなる。要は、手元にあるから無為に触ってしまうのだ。毎日所定の場所に置いておくように心がけるだけで、スマホを触る機会はぐっと減らすことができる。ワイヤレス充電器なら置くだけで自動的に満充電になるので、充電し忘れることなく翌日も使えるから安心だ。

もちろん、有線の充電器でも同じ役割は果たせるが、毎回ケーブルを抜き差しするのは地味に面倒だし(ワイヤレスに慣れてしまうと本当に楽ちんなのだ)、たくさんケーブルが散らかっている状態というのは美しいものではないので、そういった意味でもワイヤレス充電器の使用をおすすめしたい。

ちなみに、ぼくはiPhone 12 Pro Maxを使っているので、belkinというメーカーの「BOOST↑CHARGE PRO 3-in-1 ワイヤレスチャージャー with MagSafe」というワイヤレス充電器を愛用している。iPhoneだけでなく、Apple WatchとAirPodsもまとめて充電できるスグレモノだ。

ただ、belkinのワイヤレス充電器は結構高価なうえ、MagSafeという規格に対応しているiPhone 12シリーズ以降のユーザーにしか恩恵がないので、iPhone 11シリーズ以前のiPhoneやAndoridを使っている方は、スマホの周辺機器で有名なAnkerというメーカーのワイヤレス充電器がお手頃でいいだろう。

Amazon Kindle

3つ目は、「Kindle」というAmazonの電子書籍リーダー。ぼくは「Kindle Oasis」というフラッグシップモデルを愛用している。昔は紙の本で読書をしていたのだが、電子書籍の利便性を知ってからはずっとKindleで本を買っている。電子書籍は場所をとらないのが最大のメリットだと思う。また、紙の本に比べて安く値段設定がされていることも多く、財布に優しいのも魅力だ。

歳を重ねるごとに、結局読書が一番楽しいということに気がつく。いくつになってからでも学べることが多いし、日常的に活字に触れることで文章力の向上も見込める。本を読むことでなにかしら得られるものがあるので、ネットやSNSのように無駄に時間を浪費してしまうということがないのだ。

電子書籍はスマートフォンやタブレットでも読めるが、ぼくは敢えてKindle端末での読書をおすすめしたい。なぜなら、Kindle端末にはインターネットブラウザやアプリというものがなく、シンプルに本を読むことしかできないからだ。スマートフォンやタブレットだと、LINEの通知が届いたりSNSが気になったりして、どうしても読書に集中できない。余計な機能がないほうが捗るものだ。

ちなみに、ぼくが使っているKindle Oasisは2019年の出た端末なので、いまから買う人は先日発表された「Kindle Paperwhite」という普及モデルの新型が価格・スペックともにおすすめだ。

おわりに

ここまで、デジタルデトックスのための三種の神器についてご紹介してきた。

まとめると、

① 緊急の連絡を受けるためだけの携帯電話・Punt. MP02を用意する
② 帰宅したらスマホはワイヤレス充電器の上に置きっぱなしにしておく
③ いままでスマホに浪費していた時間を、Kindleで読書したり、勉強したりして有意義に過ごす

という三段活用で、スマホ依存症からの脱却を図り、浮いた時間を本当にやりたかったことや大切なことに充て、自分の人生を取り戻そうということだ。

多少の初期費用はかかってしまうが、その後の人生が豊かになることを考えれば、コストに見合った投資だと思う。ぼくもこの三種の神器のおかげで、毎日を能動的に生きることができている。おそらく今、人生で一番インプットしているし、一番アウトプットしている。noteを更新するモチベーションも高い状態をキープできているので、これからもたくさん記事を書いていくつもりだ。

今回のnoteが、少しでも皆様の参考になったのなら恐悦至極である。

ミニマリズム、シンプルライフ、丁寧な暮らしに関するnoteを以下のマガジンにまとめています! よろしければフォローいただけますと幸いです!


この記事が参加している募集

買ってよかったもの

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?