フリーランスを8ヶ月で挫折。たどり着いた「ありのままで生きる」。人材ベンチャー早咲さんのお話。
こんにちは、ショウヘイです！今回は人材ベンチャー株式会社つぶだてるで正社員として勤務する早咲（さき）さんのインタビュー記事です。豊かな人生経験をお持ちの早咲さん。勇気をもらうエピソードをたくさん聞くことができました。
【こんな人に読んでほしい！】
・仕事で悩んでいる、転職を考えている人
・フリーランスに挑戦したい人
・noteでの発信内容に困っている人
などたくさんの方に読んでもらいたいお話です。
ぜひ最後まで見ていただけると嬉しいです！
【インタビューの背景】
早咲さんの投稿を見て「フリーランスから会社員？」「家族とお仕事？」と人生経験の豊富さにいつもおどろいていました。いつかお話を聞きたいと思っていたんですが、noteのコメント欄で「インタビューやります？」と聞いたらあっさり快諾。今回のインタビューが実現しました！
【早咲さんプロフィール】
早咲（さき）：1996年東京都出身。2019年新卒で株式会社リクルートに入社。その後、2021年に経営者向けコーチングを事業とする母の会社へ入社。2023年には就活生向けフリーランスのキャリアアドバイザーとして独立したのち、2024年現在株式会社つぶだてるに入社し、中途人材紹介をしている。
■人一倍負けず嫌い。ナンバーワンでも、オンリーワンでもいたかった。
──気になる経歴ばかりでどこから聞こうか迷います。まず、新卒でリクルートへ就職。決め手は何だったんですか？
就活の時、リクルートの人事の方が話す将来の夢の話に強く惹かれたんです。今思えば図々しい学生ですが、就活を通して、たくさんの会社の人事の方に「将来の夢」を聞きました。そして、リクルートの方だけが自分の原体験を元に話してくれていたんです。
他社の方に「カンボジアに学校を建てたい」という方がいたんですけど、「それって本当にやるのかな？」と思ってしまって。リクルートの方は、自分の辛かった苦しかった経験談をベースに、どんな人の力になりたいかということを明確に話していました。それがとにかく印象的でした。
──早咲さんのプロフィールの「ありのままの自分で生きる」という言葉。早咲さんは自分自身の「自分らしさ」をどういうふうに捉えていますか？
いつも聞く立場なので難しいですね。「人と違うことがしたい」「負けず嫌い」この辺りは昔からそうでずっと変わらないです。
例えば、小学６年生の時には、自分から友達に声をかけて、トリオを組んでお笑いをやったんです。とにかく人前に出たり、人と違うことがしたかった。その時は一番自分らしかったなと思います。
また、大学１年生の時東京の街の魅力を伝えるプレゼンをする授業があって、その時も人と違うことがしたくて、オタクのコスプレをして秋葉原についてプレゼンをして１位を貰いました。「１位を取れば最高単位獲得・その後の授業免除」という変わった授業だったので、めちゃくちゃ頑張りましたね。
──早咲さんの個性や強みを感じるエピソードですね。
ナンバーワンでも、オンリーワンでもいたいんです。昔から「あ、それいうと思った！」と言われると、自分のアウトプットを想像されていたと感じてすごく嫌でした。
私は積極性や、競争心が強みだと思います。今はだいぶ丸くなったと思いますが、リクルート時代はことあるごとに「なんで〇〇なんですか？」と質問して、先輩を困らせていました。リクルート時代のリーダーからは「早咲が一番大変だった」と言われていました。でも、リクルートには似たタイプの仲間が多く、お互いに高め合える環境でした。リクルートでの経験は大きな自信になっています。
■自分を動かし続けた「お母さんのために頑張りたい」という思い。
──リクルートを経て母が経営する会社へ入社。どういった背景があるのですか？
そもそも、ずっと「お母さんのために頑張りたい」という思いが強かったんです。
両親が小３のときに離婚していて、母とふたりで過ごしてきました。母が大変そうにしているのをずっと近くで見ていたので、将来は母の力になりたいと思っていました。
両親が離婚する前、母は元々専業主婦でした。離婚を機に会社員に戻って、未経験で人事の仕事を始めました。「早咲のことを養っていかなきゃ」と、自分のキャパを超えて働いていたと思います。
だから、母のため以外に頑張るイメージが持てなかった。私が大学生の頃、母は経営者向けのコーチングサービスの個人事業主として独立しました。リクルートを選んだのも、「ここで働けば、営業力を高めて、いつか母の事業の力になれる。」と感じたという点が大きかったです。
──素敵なエピソードです。家族と一緒に働くという経験はどうでしたか？
母からすると、親という一面と、経営者という一面の両方がどうしても生まれてしまい難しかったと思います。「親としては言いたくない言葉も、経営者なら言わないといけない」というジレンマがあったと思いますね。
母のことは今も変わらず、ずっと大好きです。ふたりで苦楽をともにした仲だからこそ、母でもあり、友達のような感覚もある。そんな存在です。
■フリーランスを8ヶ月で挫折。たどりついた「ありのままで生きる」。
──「ありのままの自分で生きる」という言葉の背景には、どんなエピソードがありますか？
2023年に、母の会社からフリーランスのキャリアアドバイザーとして独立しました。
フリーランスとして、無理して背伸びして案件を取っていたけど、全然うまくいきませんでした。自信も失い、お金もついてこなかった。自分を偽ってもうまく行かなかった経験から、「ありのままで生きよう」と思い、フリーランス8ヶ月で会社員に戻るという決断をしました。
フリーランスでの経験。
8ヶ月で9つの仕事を経験しました。お金に対する価値観も変わりました。仕事がなさすぎて、みなとみらいを1日散歩することもありました。(笑)
少し背伸びをして、案件を獲得したり、やりたいこととズレた仕事をしたり、それでもお金を稼がなきゃいけないプレッシャーだったり。体がSOSを出してきたことで、やっと「ああ、このまま進んでも無理そうだ」と立ち止まることになったのです。これからどこへ進もう？ともう一度自分と向き合う時間を作りました。
仕事で実現したいことは何か？
私にとって仕事とは？
実現したい世界は何か？
そのように考えた時に、「ありのままの自分で生きてみたい」
そんな言葉がでてきました。
──「ありのままの自分で生きる」という決断。noteでの発信にも、等身大の早咲さんの姿が現れていると思います。
フリーランスを辞めたことを、正直はずかしいと思っていました。「自分、ダサいな」と思っていました。でも、noteではそんな自分をあえてさらけ出そうと思ったんです。
「ありのままの自分で生きる」を表現したい！
「等身大」の自分を発信することを意識しています。強くみせようとしたり、ないものをあるように見せたり。そんな経験をして苦しんだからこそ、”ありのままの自分”でいることで、どんなことが起こるのか知りたい。
でも、noteで過去のダサい自分を書いたり、毎日投稿にチャレンジするなかで、応援してくれる人や自分の経験をいいねと言ってくれる人に出会えたんです。
このあと、この方とは転職支援の面談をしたのですが、自分の価値観や背景に共感してくれる人との面談は、今までのどの面談よりもグッと距離感が近く、noteをやってよかったなと思いました。
──最後に、現在の株式会社「つぶだてる」でのお仕事について教えてください。
株式会社つぶだてるは社員３人、代表１人の小さな会社です。親会社は福岡にあって、つぶだてるの代表はじめリクルートやパーソルなどの人材業界出身者が設立したベンチャー企業です。
私は、キャリア選択のノウハウを教えるというよりは、「自分軸で生きる」という観点からのキャリア支援を心がけています。キャリア選択において「今、自分の心はどう思っているか？」を考えることはとても大切だと思います。
過小評価も、過大評価もせず、ありのままの自分の現在地を正確に把握する。あなたにどんな強み・弱みがあるのか、どんな暮らしをしたいのかを知って、自分らしいキャリア選択の支援ができればと思います。
📚早咲さんのおすすめ本
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最後に早咲さんの
おすすめ本の紹介！
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①エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する「5つの原則」／吉田満梨・中村龍太著
エフェクチュエーション＝成功した起業家の非凡な才能などの例からアイデアを生むのではなく、「今、自分ができる範囲で、なにかできることはないか？」という考え方を紹介した本です。note毎日更新もこれを読んでやってみようと思えました。
②ゼロから“イチ"を生み出せる! がんばらない働き方／ピョートル・フェリクス・グジバチ著
リクルート時代、ただがむしゃらに「がんばります！」と働いていたとき、「どこに集中するのか？」を考える重要性に気づかせてくれた本です。この本を読んで、リクルートで表彰をもらったり、成果を出したりすることができました。なにか心が折れたりするとこの本を読んでいます。
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早咲さん
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