ラストシーンは私に

ラストシーンがそれっきゃないという映画が自分の中であります。

伏線回収がすごいとか後味悪い…とかそういうのではなくて、もうこれじやなきゃというラストシーンが好きです。パタンって本を閉じたかのような。
いくつかご紹介して参ります。なんのためか知りませんけど。

●「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」

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ブラット・ピット主演の「スナッチ」や「シャーロックホームズ」シリーズなどで有名なガイ・リッチー監督の初期の作品。
小悪党たちのお金や薬物を巡る物語。いろんなすれ違いやキャラクターたちのアホさで物語が二転三転していく映画です。とにかく映像もカッコいい。
そんなこの映画のラストシーンはこの映画全体を表現したかのようなラストシーンで大好きです。「アホだなぁ〜」ってしっかりと思わせてくれるラスト。

●「ジョゼと虎と魚たち」

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妻夫木聡さん池脇千鶴さん主演の恋愛映画。
妻夫木聡さん演じる恒夫はある時街で噂になっていた乳母車を押すお婆ちゃんと池脇千鶴さん演じるジョゼと出会う。
この映画のラストシーンは自分の中では完璧ラストシーンだと思っております。ジョゼが度々劇中で見せるある印象的な行動がラストシーンになるんですけど、あぁジョゼの日常が再びはじまっていくんだなぁというその先を想像して寂しくなるあのラストシーンが大好きです。そして、そのラストシーンのあとくるりさんの「ハイウェイ」が流れるのですがそこも含めて完璧だなと。
それと、確か副音声だったと思うのですが妻夫木さんと監督のコメンタリーがソフトには収録されているのでそちらも観ながら聞いていただきたいです。恒夫のそういう関係だけの女性とのシーンで行為後に山盛りのパスタを食べるシーンがあるのですがそのシーンもまたいいんです。
妻夫木さんもリアルで好きなシーンと言っていた記憶があります。

●「かもめ食堂」

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2006年公開(本当ですか…遠い…)のフィンランドを舞台にした映画。
主演が小林聡美さん、片桐はいりさん、もたいまさこさんというありがとうございますと言いたくなる皆様。公開当時何度観たんだろうっていうくらい観ました。「かもめ食堂」を舞台にいろいろな人の人間模様がショートコントのように続いていく映画で気持ち良くなれる映画です。台詞もものすごく良くて、小林聡美さんがその台詞を発すると一段と良いのです。
そんな小林聡美さん演じるサチエのある言葉の言い方が良いですよねという話になっていきラストシーンへと向かいます。そして、ラストにその言葉が発せられるわけですがそれが本当に良いのです。完璧。
主題歌が井上陽水さんの「クレイジーラブ」でして、なんでこの曲なんだろうと一瞬思うのだけど聞いているとこれしかないなという選曲。
なんでこの曲なんだ?と一瞬思うけど映画にピッタリだねといえば「月光の囁き」のスピッツさんの「運命の人」でございます。絶対。


思いつくままに書きました。ありがとうございました。
いやぁ、本当に映画のラストシーンって素晴らしいものですよねぇ。
それじゃあ、さよならさYOならさよnaら。


あぁ、ラストがうまくいきませんでした。

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