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デニムプロジェクト番外編 〜梅崎家のキセキ〜皆さまのお手もとに届くまで #27

せとかわデニムプロジェクトメンバーの愛華です。

ピクニックシートの発送が始まり、
そろそろ皆さまのお手元に届き始めた頃でしょうか?

私も、皆さまより少し前にピクニックシートを受け取りました。
私のものとに届いた丁寧にアイロン掛けされ、綺麗に包装されたピクニックシート。

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実は、このピクニックシートが皆さまのお手元に届くまでに、デニプロメンバーでも生産者さんでもない、もう一つの物語があったのです。
今日は、そんなお話。

登場していただくのは…

梅崎 やすか
『瀬戸内かわいい部』の発起人であり、部長であるやすかさん。
2018年の西日本豪雨で、地元・岡山が大きな被害を受けたことをきっかけに、岡山の元気な姿・魅力を発信をしようとTwitterで声を上げました。
一生懸命な姿が、たくさんの人を巻き込んでいく。そんな魅力を持ったやすかさん。

そして、そのやすかさんのお父さまとお母さま。

梅崎家から届いた心温まるお話しをお裾分けさせてください。

2020年2月23日、やすかさんから届いた動画は、
ピクニックシートを手際よくアイロン掛けするやすかさん…ではなく、
やすかさんのお父さまとお母さまでした。

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テフロン加工の工程により、どうしてもシワができてしまうピクニックシート。
お父さまが高温スチームで生地を柔らかくし、
お母さまがアイロン掛けをしていくというチームワークの良さで、丁寧に仕上げて下さっていました。
アイロンを終えると、糸くずやほつれを確認し、1枚1枚思いを込めて巻いていきます。

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この時より、Slack内では梅崎家を『梅崎ファクトリー』と呼ぶようになりました。

ここからは、このnoteを書くにあたりご両親から届いたお便りに基づいて、お父さまを工場長、お母さまを副工場長と呼ばせていただきます。

実は、質問に対するお返事を受け取るまでは、「きっと一生懸命頑張る娘を応援したい親心で溢れているんだろうなぁ…」などと微笑ましく思っていたのですが…
なんと、届いたお手紙は『デニムへの愛』『デニプロへの愛』が溢れていました。

「夜遅くまで頑張る娘を見るに見かねて…」お手伝いをして下さったのではなく、
『(交流イベント)meets the デニムの参加をきっかけに、(当日の展示物である)瀬戸内の美しい景色、デニプロの軌跡、参加者から感じられるイキイキとした熱量に魅了され、微力ではあっても、この活動をお手伝いさせていただきたい。』
お手紙には、そう書いてありました。

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この言葉が、私たちデニプロメンバーの心に滲みました…
自分たち以外に、デニプロの成長を楽しみにし、見守ってくれている人がいる。
応援してくれる人がいるという心強さを、ひしひしと感じました。

島田さんの温かな笑顔に、
篠原テキスタイルさんの質の高いデニムとそのプライドに感化され、
ピクニックシートを愛して下さった副工場長(お母さま)から届いた、私の知らないお話しを少し。

①1月、寒空の下、ご両親が体を張って海岸でピクニックシートのイメージ撮影。しかし、未採用。
(やすかさん、採用してあげてください。泣)

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②色移り実験のため、2月の海辺に、白シャツ、白靴下でピクニック。
(ピクニックシートの色移り実験の大半は、工場長・副工場長によるものです。多謝)

③鈴木ヘレンさんプロデュースの小豆島での商品撮影。あの穏やかな写真の裏側で、実はやすか部長は撮影に参加できなかったかもしれなかった事実が発覚。工場長(お父さま)の先導により、一刻一秒を争いギリギリ船に。
(やすかさん…ほんとに、ほんとに…よかったです…泣)

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④ピクニックシート“真夜中の海”は、生地の厚みとその材質のため、アイロン掛けには工夫とコツが必要。
(真夜中の海にそんな苦労があったとは…!真夜中の海、欲しくなりました…!)


何十枚ものピクニックシートを、1枚1枚丁寧にアイロン掛けしていくのは、きっと、とても大変だったと思います。それをほっこりする裏話で、私たちを笑顔にしてくださる。やすかさんのご両親だなぁ…と思いました。

工場長、副工場長、ありがとうございます。


16人で始まったデニムプロジェクト。
気が付けば、
その16人が、家族を、友人を巻き込み、
たくさんの人に支えられて
その輪はひと回りも、ふた回りも大きくなりました。

そして、その輪をまた広げられるように…

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『このピクニックシートを購入してくださった方に喜ばれますように。楽しい時を紡いでくれますように。』

  —工場長・副工場長

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今日の書き手:愛華
兵庫出身、京都在住。英語でお仕事。WSや華展など華道家(御室流華道教授)としても活動中。お花で笑顔を届けたい。http://instagram.com/aika_kjp

Photo by Helen Suzuki ( 「せとかわmeets the デニム」の3枚)

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