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【積読を買いに②】本屋めぐりの理由・ルール・準備

前回のあらすじ

多忙なあまり読書週間を失ってしまうような人生はナンセンスなので、仕事を辞めて本を読むことにした。
https://note.com/setoka_natsumi/n/n071f64906bc9

始動

週明けから退職交渉を進めると同時に、個人事業主としての独立の準備も始めた。
本当は、
「本で食っていく!」
「無職で本だけ読む!」
みたいなほうがかっこいいのかもしれないが、本を買うお金を確保しなければ元も子もない。ぎりぎり食い扶持を稼ぐだけではなく、「ほしい本と出合ったのにお金がないので買うかどうか迷う」という事態を避けられるだけの収入が必要だ。
いったん現状のキャリアの延長線上で個人事業主をして糊口をしのぐことにした。幸い培ってきたスキルは個人事業主化が可能であり、現職の顧客の紹介で何社かクライアントを確保できる見通しが立ち始めている。

なぜ本屋めぐりなのか

何も本屋をめぐらなくても本は買えるが、わざわざ本屋めぐりをする理由は以下の2つだ。

①これが読みたいと思って検索して書籍ECサイトで発注したり、AIにリコメンドされたりするのに飽きた。可能な限り偶発性の高い出会いを通じて読む本、積読する本を選びたい。

②今のところ「糊口をしのげそうだ」などと言っているが、正直なところ中長期的には東京という街で生き残れない可能性もある。貧窮して実家に戻ることになった場合、東京に残す未練をできるだけ少なくしたい。本屋めぐりをせずに東京を去れば、きっと後悔するだろう。

本屋めぐりのルール

本屋をめぐるにあたり、自分の中で下記のルールを決めた。あまり堅苦しく考えるつもりはないが、少し縛りがあったほうがおもしろいし、決断に迷うシーンを減らすことができる。

  • 小説を扱っている書店を中心にめぐる。

  • 本屋に入ったら、必ず1冊以上の小説を買う。

  • 店員さんに勧められた本が小説だったら、すでに所有しているものでないかぎり必ず買う。

  • めぐってみて、良かった本屋のことだけこのnoteに記録する。

    • 「良かった」というのはこの場合、「また来たい」あるいは「人に薦めたい」のいずれかまたは両方の感想を持ったということを意味する。

    • 行ってみてピンとこなければ、単に記事にしない。「ピンとこない」というのは必ずしもマイナスな要素があったわけではなく「これなら書籍ECサイトでいいな」と思ってしまった場合を含む。

  • noteは週2以上のペースで更新する。

本屋めぐりの準備

以下の手段で本屋情報を収集する。いったん一都三県を中心としたリサーチだ。

①書籍
以下の書籍を購入し、情報を収集することにした。


②SNS
読書アカウントを作成し、本屋さんの運用するアカウントや本屋に詳しそうな人をフォローして情報を収集する。

③WEBサイト
上記の書籍を読んで、独立系の本屋についてはすでにポータルサイトがあることを知った。関東一円だけでも実に150店舗が紹介されており、欠かせない情報源だ。


④WEBマップ
書籍・SNSで収集した情報を元に本屋めぐりをする際に、周辺にもめぼしい本屋がないかオンライン地図で「本屋」「ブックストア」「ブックカフェ」などで調べて確認する。


というわけで、わたしの本屋めぐり、スタートだ。

※この文章はセミフィクションです。今後登場する書籍・書店・ブックカフェは実在しますが、それ以外は「わたし」含め実在の人物や団体などとは関係ありません。

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