コロナ禍の1年を振り返って

2021年5月12日には、我々ビストロ・レクレ・神戸は2周年を迎える。1周年に引き続きコロナ禍で特に何かお祝いムードでもなく、2年連続の異例の緊急事態宣言下で迎えることになりそうだ。

社会を取り巻く環境を考察してみると、物事を俯瞰的に見ることのできないリーダーが多いと観察する。政治家、経営者、医療従事者、だれが良いとか悪いとかではなく、悪いのはコロナウィルス禍である。このノートは批判や否定をするために書いているのではなく、自分の考えをまとめること、つまり整理整頓が目的だ。整理は不要なものを捨てることで整頓は必要な時にすぐに取り出せることだ。

ところで問題解決を目的に物事を行動に移す前に必要なことは、
観察→推論①→仮説①→実行①→検証①→推論②→仮説②→実行②→検証②→考察
だと思っている。

良くない事象が発生するとまず注意深く観察することが必要だ。観察することで気付いたことを元になぜそういう事象が発生したのかを推論を立てる。立てた推論を元に解決するためにはどうすればよいのか複数の仮説を立ててみる。複数の仮説から1つを選択し、実行に移す。実行した結果を検証し、目的である良くない事象を解消に結びつけたのかどうかを確かめることが検証だ。検証した結果、目的が達成されていなければなぜ解消できなかったか推論を立てる。その推論を元に新たな複数の仮説を立てる。また複数の仮説から1つを選択し、実行に移す。実行した結果を検証し、解決したのであれば忘れてはいけないことが考察だ。考察を行うことで人は学びを知るのである。

これはこの1年の自分に対しての考察である。この1年何を行い、何を間違い、何を学んだか。
複数の仮説を立て、1つを実行に移す過程においての重要性である。複数の仮説を立てる際には先入観を持たずに俯瞰的に物事を見極めて、誤りがあれば2度目の仮説は特に自らの非を認め、違う仮説を採用しなければならない。主観である自身の保身や立場のために誤った仮説を否定せず継続をしても当初の目的である問題解決とはならない。
つまりは常に俯瞰的に物事を見極め、過ちは素直に認め、いち早く修正し、仮説を実行に移すことの重要性だ。
このことを考察し学んだことがこの1年の最大の収穫であり、成長だと結論付ければ何も無駄な時間ではなく、やがて飛躍する糧になるはずだ。

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