見出し画像

【岩手県を舞台に若者が活躍できる場を創るため500人のマンスリーサポーターを募集!】

NPO法人SETは、今年で団体設立13周年を迎えます。
昨年は法人化10周年を祝いました。ここまで活動を継続してきたことで、新たな景色が見えてきました。

私たちは、これから3〜5年以内に日本の地方が、そして岩手県が一際輝きを放つ未来が来ると信じています。

そんな未来に向けて、私たちは岩手県のみなさんと日本中の若者の交流を通して、地方に今までなかった新しい取り組みを生み出していきます。
年間600万円(500人×月1,000円・年12,000円)のご支援によって、岩手県を舞台に若者が活躍できる環境づくりをしていくことができます。


活動を続けて13年で感じている手応え

2011年3月13日。東日本大震災の2日後、任意団体として 発足した『SET』。
復興支援の中で、「この町をこの先も残していきたい」という想いに出会いました。その後、継続的な活動を目的に2013年6月18日に法人化。
『特定非営利活動法人SET(以下 SET)』となりました。
岩手県を拠点に活動を続け、2024年で団体設立13周年を迎えます。

法人化した2013年から続けている活動の1つが「Change Maker Study Program」(以下、CMSP)です。

CMSPは、活動開始から10年で活動しにきた大学生の数は1,000人を超えます。そうした活動の中から、新たな「やりたい」という想いが生まれ、それらを「できた」に変えていくことで、さらに人や町が変わっていく瞬間を見てきました。

SETの交流を通してさまざまな活動へと発展
2013-2023年までの交流の実績

2013年に始めたCMSP。それから3年が経つ頃には、交流を通して生まれたコミュニティによって新しい取り組みと移住者が増え始めました。
2015年には、町の中高生と「高田と僕らの未来開拓プロジェクト」開始
2016年には、全国の民泊修学旅行生の受け入れを行う「高田民泊」開始
2017年には、デンマークと連携した若者の学び舎「CMC」開始
2018年には、古民家カフェ「cafe彩葉」開始
2020年には、岩手県内の自治体と連携開始
2021年には、岩手県岩手町、葛巻町へ活動拠点を展開
2022年には、グローバルプロジェクトに参画し、世界11ヶ国と連携
2023 年には、岩手県11 自治体と連携しながらまちづくりの活動を展開
これまでに行われた挑戦は、挙げればきりがありません。2020年のコロナウイルの影響があってもなお、交流によって生まれた取り組みは発展し続けています。
継続した交流の先には、力強いコミュニティが生まれ、協調的で新しい取り組みが生まれます。それらは町に持続的で確かな変化を生み出します。そして、その変化は日本国内だけでなく、海外にまで届くほどです。留まることを知りません。

また、私たちの活動は、町外の人だけでなく、住民の方たちの幸福度にも関係していることがわかりました。

広田町内外の交流に関するアンケート調査報告書〜『交流』にはどんな価値があったのか?〜より

私たちの活動は、「先進的」「移住するきっかけを生んでいる」などの点で外部から評価していただく機会も増えています。これまで理解がされづらかった取り組みも、確かな手応えを得ることができました。

町の方の1人が、
今まで、町づくりで出来ないことは誰かのせいにしていたけど、自分が変わることなんだと気づいた。
自分が変わるのは怖いし難しいけど、大学生のみなさんが人は変われるということを証明してくれた。それに勇気を貰えたから、俺は君たちと町づくりをしていくぞ
という言葉を貰いました。
それは非常に嬉しかったし、僕たちの原点です。
人は変われるし、人が変われば町は変わるという、SETの「人づくりからの町づくり」をそこから確信を得た気がしますね。

以下、SET理事長三井俊介のインタビューより

社会は変わっていくが、つながりには変わらない価値がある

コロナによって大きく変わった社会

2020年の新型コロナウイルスの流行。まさに私たちの生活が一変するような出来事がありました。世の中では、一気にリモート化が進み、人の流れは鈍くなりました。

交流事業をメインにしていた私たちは苦渋の決断を迫られました。どんなに苦しくても、どんなに大変でも、想いのバトンを繋いできた10年間がありました。それでも「誰の何のために活動しているのか?」を問うた時、町の方々に感染させてしまい、万が一のことがあっては絶対にならないと判断しました。みんなで泣きながら、全ての事業の中止を決断したことは忘れません。

そうした中でも私たちは立ち止まりませんでした。これまでの活動を振り返り、「本当に町のためになることは何か?」を問い直しました。
そして、活動の糸口を模索しながら、新たなパートナーとの連携を増やし、活動を続けてきました。

つながりには力強い価値がある

2024年。私たちは、地方に交流の勢いが戻ってきているのを肌で感じています。
2024年春には、70人近い大学生が1週間陸前高田に滞在し、アクションを実行しています。2024年中にのべ4,000人の中高生が民泊修学旅行に訪れます。(※コロナ以前の東北最大規模の受け入れ数と同水準)
3月2日には、一戸町の高校生のマイプロジェクトから生まれたお祭りを伴走。一戸町1,2万人の人口に対してのべ700人の町民が足を運びました。

一時は、全くできなかった交流が、再び起きています。
どんなに情報化社会となり、リモート化が進もうとも、人と人が出会い交流することには代えることができないものがあります。

これまでに私たちは「交流の先にどれだけ素敵な景色が広がっているのか」を体感してきました。
2020年からの3年間でコロナによって生活は一変し、日本全体で地方への関心が高まっています。私たちは「日本の中に多様で豊かな地方がたくさんあってほしい」という願いがあります。
そして、これからは今まで以上に、地方を想う人が増え、地方に人が集まり、地方に希望が生まれていくはずです。

交流を通して、豊かさや生きがいを育んだ一人ひとりから「やりたい」が生まれていきます。その想いを小さくても、「できた」に変えていく。
その「できた」は、確実に町や人を変えていく。
そこには、絶大なインパクトがあることを、私たちは13年の活動を通して実感しています。
再び活動が戻ってきた今、これから3〜5年以内に必ず地方で新たな変化が加速度的に生まれていくと思います。私たちSETは、地方から「より自由に、より面白いこと」を社会に対して仕掛けていきます。
そんな来る時に向けて私たちSETが行うべきことは、寄付で応援してくださる仲間を増やしていくことです。

SETには、”寄付だからこそ”できることがある

収益構造における課題

2019年までは、プログラム参加者からの参加費を中心とした自主事業で行っており、収益の50%以上を占めていました。
しかし、コロナの影響に伴って自主事業だけでは活動の継続が難しくなりました。岩手県内の自治体と連携した委託事業、休眠預金や省庁の大型の助成金へとシフトしていき、収益の75%以上を占める形になりました。

その結果、社会的な期待の向上と引き換えに、事業の自由度が失われていきました。これは大変有難いことであるとともに、予期せぬことでもありました。私たちの活動の本質は、人との交流で繋がりが生まれ、信頼が生まれ、協調的な活動が生まれるタネを蒔くことです。それは、数値で表すことが困難な文化的なものでもあります。
しかし、委託事業や助成金は、その性質として定量的な結果を達成することが目標となり、活動の本質とのバランスに悩むことが増えました。

また、参加費を中心とした自主事業を伸ばすことは、交流が増えることに直結します。しかし、交流が増えすぎると人々は疲弊してしまうことが活動を通してわかってきました。
そうした中で、「自主事業の一定の成長を目指す努力」と「多様な地方のアクターと連携して安定した基盤づくり」を行いながらも、これから先も岩手県で活動が生まれる環境づくりが必要です。

"寄付だからこそ"の可能性

そのためには、適切な負担をさまざまな立場の人たちが、分担することよって社会づくりをしていきたいと考えています。
アクターとしての若者や住民の人たち、それらを仕組みで支える地方自治体、経済的な基盤を築く企業、柔軟な支援で活躍するNPO、それぞれの役割があります。
そして、寄付によって日本の未来を想い、若者を起点にしたまちづくりを応援してくださる方々こそが、新しい価値を生み出す原動力です

Q:SETなりの「寄付」について思うことはありますか?
SETの寄付は、存在自体を応援するために頂いている気がします。
使用用途を指定して報告するのではなく、存在自体に期待をされているように。
SETに願いを込めて渡してもらって、 SETなりに考えて活動してみる。もしかしたらそれは遊んでいるように見えるかもしれないし、一見無駄に見えるかもしれない。
けれども、長い目でみた時にそれが花開くかもしれないし、花開かないかもしれない。
それも楽しんでもらえたら、嬉しいという。そういう感じですかね。

以下、SET理事長 三井俊介インタビューより

寄付の使い道

「100人のマンスリーサポーターがいることで変わる世界」
若者が継続的に来るための最低限の基盤ができます。
活動ができる拠点(約100万円分)の整備と交通費の一部を応援できます。例えば、1件の空き家を借りるのに家賃(3~7万円)水道光熱費等(2~3万円)×12ヶ月分かかります。
拠点があることで、「またこの町に来たい」と思う若者が来ることができ、住民の方は足を運ぶ場所が生まれ、そこを中心にコミュニティが生まれていきます。

「250人のマンスリーサポーターがいることで変わる世界」
基盤の整備に加え、その町で新たな挑戦を応援することができます。
これまでにも、町内初の古民家カフェ「cafe彩葉」の立ち上げ、人と自然が共生する社会をつくる「パーマカルチャー」の促進、地産地消で食の持続可能性を探究する「めぐる」などさまざま行われてきました。
これらは、通常、小規模のクラウドファンディング(50〜100万円)や助成金(100~200万円)によって始めます。
しかし、単発での寄付や短期間の助成金では、すぐに収益化していくことがが難しい取り組みです。継続的なご支援によって、長い目線で育てていくことで、町に根付いていきます。

「500人のマンスリーサポーターがいることで変わる世界」
町に若者が継続的に訪れ続けるサイクルの基盤となる事業の創出・運営を応援できます。
拠点が生まれ、若者が挑戦でき、それらを継続的に運営するスタッフを雇用(200~300万円)することができます。拠点と新たな挑戦があることで、さらに「若者が来る理由」になります。
そして、若者が訪れ続け、住民との交流により次々と新たな挑戦が生まれることで、町に挑戦を応援する文化が醸成されていきます。それは、SETが出す「地域の持続可能性」への一つの答えです。
これまでに、活動の始まりである陸前高田市以外に、岩手県岩手町でユースセンター「ミライト」を開設するなど、活動を展開してきました。

これからの岩手×若者には未来がある

2040年までには、現在日本にある全国1799自治体のうち896自治体が消滅する可能性があると言われています。
 私たちが活動する岩手県では33自治体のうち27自治体が消滅の危機にあります。
なんとかこの現実を、少しでも変えたいと思っています。
そのために必要なのは、若者だと思っています。
日本全体としても地方創生はこれからより力を入れていく領域になります。
その領域に、未来を担う若者が少しでも多く関わり、そして取り組んでいくことは大切です。
特に「日本の田舎の持続可能な姿」は答えがない領域とされています。
だからこそ、未来を担う若者たちが必死にここで汗をかき、答えを創り出していくことが大事です。
 その姿に地元住民は希望を見出し、一緒に活動をしてくれるようになります。
そのために多くの企業の皆さん、行政の皆さん、そして大人の皆さんと手を取り合っていきたいと思っています。

HP:代表挨拶より

ここまで読んでいただき、大変嬉しく思います。
みなさんとともに、面白くも新しい予期せぬ未来を創っていけることを楽しみにしています。
SETは、生き方・働き方・暮らし方を探求する仲間とともに、これからも挑戦と感動の中、日本の未来に「Good」な「Change」を起こし続けていきます。
私たちが岩手県で作っているこの小さな希望の灯火を、日本全体を照らす希望の光へと変わっていくことを願っています。
面白い、応援したいと思った方は、ぜひマンスリーサポーターにご登録いただけますと幸いです。
これからも共に歩んでいきましょう


編集:三井、水口
写真: @asami_izz
2024年3月11日公開
2024年3月12日加筆修正


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?