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朝8時半の新宿なんて行きたくない

このところ毎日のように朝の通勤電車が遅れています。急病人の救護とか乗客同士のトラブルとか線路への人立ち入りとか理由はさまざまですが、よくまあそんなにいろいろ起こるものだと思います。

その一方で、こうなるのも致し方ないのかなという気もしています。4月に入ってから、一段と混雑が激しくなっているからです。年度始まりなので新人研修などがあり、今は全員全日出社という会社が多いのでしょう。私の職場がある新宿のオフィスビルのエレベーターにも、新社会人らしき人が多く乗ってきます。

ぎゅうぎゅう詰めの電車が遅延すると、きつい体勢で長時間過ごさなくてはなりません。3月まではたいていスマートフォンを操作するくらいのスペースは確保できていたのですが、最近は身動きがとれなくなることが増えています。すると何も有意義なことができず、体力を消耗しストレスが溜まっていくだけです。

世界で最も乗降客の多い駅に最も混雑する時間帯に行くというのは甚だバカバカしい話ですが、9時までに職場に到着しないと遅刻になってしまいます。ゆえに、生計を立てるためにしぶしぶ従っているというのが正直なところです。おそらく同じ電車に乗っている人の大多数は同様でしょう。

人と話すのは好きなので新宿に行くのは大いに結構なのですが、朝9時に出社しなければならないのが問題です。フレックスにすれば生産性は間違いなく上がるはずですが、トップが生粋の営業マンで「顧客からの連絡に対する反応が少しでも遅れるとビジネスチャンスを失う」というようなことをしょっちゅう言っているので、導入される可能性はほぼ皆無でしょう。そんな経営者が多いから、日本人は労働生産性が低いのだと思います。

しかし、人生の持ち時間は有限ですから、ウェルビーイングを実現するには労働生産性を高めなければなりません。やはり環境を変えないとな、といつもながら思う次第です。

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