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高校の共学化問題について

昨日、北浦和の駅前で署名活動が行われていました。近くにある県立浦和高校の共学化に反対するという趣旨でした。

埼玉の県立高校は男子校、女子校が多く、御三家と呼ばれる進学校は浦和(男子校)、浦和第一女子(女子校)、大宮(共学)の3校です。県立のトップ校が男女別学というのは結婚して埼玉で暮らすようになるまで知らず、ずいぶん驚かされました。

最近になってこれらの高校の共学化が議論されているわけですが、共学化すべきかどうかは私にはわかりません。女子が浦和高校で、あるいは男子が浦和第一女子(が改称した学校)で学びたいのならその気持ちを尊重すべきだと思う一方で、署名を集めている人々が主張するように男女別学を望む生徒たちの思いを無視するのも好ましくないように思われます。賛成派も反対派も間違ったことは言っていないというのが私の見解です。

我が家も長女は3年後、次女は7年後に高校進学を迎えるわけで、けっして他人事ではありません。父親の偏見では長女は性格的に女子校の方が伸び伸びと過ごせそうですが、次女は逆に共学の方が合いそうで、順調に学力が伸びた場合に浦和高校という選択肢があるのは魅力的だとも思います(家から2km足らずですし)。

もっとも、生徒へのアンケートの結果が反対多数という現状では、拙速に共学化を進める必要はないでしょう。埼玉県は交通の便が良いので、高校の選択肢は豊富です。例えば共学校で東京大学を目指したいならば、ターミナル駅の徒歩圏内に大宮高校があるわけです。

建前論に囚われず、生徒たちにとって最善の環境を作るために、しっかりと議論してほしいものです。

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