八重桜のように

先日、打ち合わせで王子に行った際に、飛鳥山公園を横切りました。ソメイヨシノなどは既に花が散っていましたが、八重桜はちょうど見頃でした。

ピンクが濃くて存在感があります。

花見シーズンであれば平日でも相当な人出になるのでしょうが、八重桜を目当てに訪れる人はほとんどいないようです。限られた時間でもしっかりと観賞できるので、得をしたような気がしました。

そして、数日経った今日、数年前に八重桜についてのエッセイを書いたことを思い出しました。調べたところ、ちょうど4年前の今日のことでした。

八重桜　Mr.Indigo | 雑兵日記PREMIERブログ

この作品の中で私はソメイヨシノを織田信長、八重桜を徳川家康に例えていました。我ながら上手いものだと4年前の自分に感心すると同時に、自分も八重桜のように生きたいものだと思いました。

スポーツ選手や芸能人には私より年少でビッグになった人がたくさんいます。ビジネスの世界でも同年代の経営者や役員が増えてきました。一方、私はずっと平社員で無名の存在に過ぎませんが、ならばこれから花を咲かせればよいのです。数え59歳で天下分け目の戦いを制して日本の覇者となった徳川家康のように。

帰りに少し寄り道をして、与野駅西口の八重桜を見てきました。4年前はまだ弱々しかった大通りの並木が、ずいぶんたくましくなったような気がしました。

この木は与野駅西口のシンボルです。

こちらの並木は植えられてからまだ十数年しか経っていないと思われますが、着実に成長しています。