見出し画像

武蔵新城で起業することを選んだベンチャー企業が働く場所に新城WORKを選んだ理由

こんにちは、セシーズイシイ広報担当です!

今回は、セシーズイシイの運営するコワーキングスペース『新城WORK』を拠点に起業された株式会社BuddyCompass代表取締役の高石さんに、代表の石井と一緒にお話をお伺いしました。

実は、高石さんは、チームメンバーと共に働く場所として約1年前から新城WORKを利用されて、地域活性化をひとつのテーマに武蔵新城や全国各地でブランディングや広報支援のお仕事をされていらっしゃいます😊
今少しずつチームでの利用も増えてきた新城WORKで、これから武蔵新城で起業を検討されている方のために、以前から利用されている高石さんに創業に至った経緯や新城WORKで働くことになった理由をインタビューしました。

■プロフィール紹介


<高石大地さん>
株式会社BuddyCompass 代表取締役。
大学卒業後エヌ・ティ・ティ・コムウェアに就職。その後、株式会社リクルート(当時はリクルートマーケティングパートナーズ)に転職。2020年に株式会社BuddyCompassを創業し、地域の中小企業やサービス業のブランディング・パートナーとして事業再生やブランディングの支援をするCBOサービスを展開。創業後、本格始動する際の拠点に新城WORKをチョイス。

株式会社BuddyCompass代表取締役社長 高石大地さん

■対談


広報担当:今回は高石さんが新城WORKを拠点に事業展開されている理由やそこに至った経緯を主に聞かせてください。
高石さんはおよそ1年前に創業メンバーの方と一緒に新城WORKの会員になっていらっしゃいますよね。どのようなきっかけで武蔵新城や新城WORKに目を向けられたのですか?

高石さん:新城WORKを働く場所として選んだきっかけは、創業メンバーにあります。当時、集まって働くことができる場所はなんとなく欲しいと話していたのですが、オフィスを借りるには固定費が重い。そんな時に自宅で仕事をしていたメンバーが、生活と仕事が家で混在するのが辛いと言って、近くにあった新城WORKを見つけて教えてくれました。その後、僕も新城WORKに体験に行ったのですが、働きやすいし、チームで話せる空間もあったので、即決しました。おしゃれな雰囲気にも惹かれたと思います(笑)

石井:高石さんは別の地域に住んでいらっしゃいますが、武蔵新城への印象はどうでしたか?

高石さん:実は新城WORKに来る前から、武蔵新城には色んな思い出がありました。2016年に新卒で入社してから、2年くらい武蔵新城に住んでいたためです。
その一年目の秋から冬にかけて、身体的にも痛みが出て身動きがとれない時間が出てしまうくらい、精神的に病んでいたことが一番に思い出されます。眠れない夜に、武蔵新城の家のベランダでずっと考え込んでいました。

■起業を目的に生きがいを見つけた

石井:何かきっかけがあったんですか?

高石さん:僕が就職した会社はいわゆるIT系の企業でした。そこには派遣で僕たちのシステム開発を支えてくれるパートナーの方々がいたのですが、新卒というだけで定時通りに帰宅できる僕と比較して、ハードな仕事をする派遣の方々の様子や、毎日下を向いて同じように歩く会社員の人々を見ていて、苦しくなってしまったんです。
それから、一人でいる時間は、人が生きる理由について常に考えるようになりました。そして、考えれば考えるほど、生きている目的が見えないように思えてしまったんです。

石井:そんな事があったんですね。苦しかったのは、自分自身に降りかかった苦難ではなく、他者に対して感じた気持ちが原因だったんですね。

高石さん:そうですね。自分以上に、周囲の状況に対して、苦しい考えが膨らんでいきました。
僕にとって武蔵新城は苦しい時期に住んでいたまちだったので、思い出をよい形に変えたいという気持ちもある中で、新城WORKでスタートを切った感覚があります。

石井:そのような経験を新卒でして、そこから起業に至った経緯が気になりますね。

高石さん:新城WORKを見つけてきた創業メンバーがきっかけですね。彼は一社目の同期で、入社式で席が隣だったことがきっかけで仲良くなった友人でした。
実は、僕が精神的にしんどい時期に彼も精神的に苦しんでいました。ある朝、彼はあまりにも体調不良が行きすぎた結果、トイレで意識を失い、会社に行けなくなったんです。その後、彼と連絡がとれなくなって、もう一人の友人と探して、どうにか連絡がつきました。
その後、彼と会うことができたのですが、見たことのない暗い表情の彼を目の当たりにして、「自分にできることはないだろうか」と、本当にいきなりですけど誰かの助けになりたいという目的の感情が生まれたんです。それまで生きる目的が見つからない状態になっていたので、複雑なきっかけですが、その感情が生まれた事が自分にとってはポジティブに働きました。
そこから、何か世の中のためにできることをやりたいと漠然と考えるようになり、「起業すれば何かが変わるかもしれない」と、ふわっと起業を考え始めました(笑)

石井:最初から起業を目的にしていたわけではなかったんですね。

高石さん:そうなんです。最初の1年間は何をすればよいか分からず、会社に勤めながらとりあえず集まって何をしていくか話していました。今考えるとびっくりしますが、毎週末にただ集まって起業のアイデアを出しているだけです。もちろん何も進みませんが、それでも何かやっている感覚にちょっと満足していました(笑)
それから、このままではダメだと思い、僕はリクルートに起業するためのノウハウを掴むための2年間の修行に出ました。彼には2年間待っていてほしいと伝えましたが、話す時にはリアクションが不安で緊張しました。
彼も快諾してくれて、リクルートに転職しました。その後、約束通り、結果を出して2年後に起業しました。
それでも当初は、とにかくきれいな観光の映像を制作してYouTubeに投稿してみたり、何十件も論拠もないのに企業に電話してアポイントを取ろうと試みたり。今考えると本当にめちゃくちゃです (笑)

石井:かなり狙って起業している印象があったので意外です(笑)

高石:今でこそブランディングを軸にしたサービスを提供していますが、そもそも「起業することが目的」だったので、どうやって実現するのかも不確かで、お客様に何か価値を提供するために努力していく中で固まっていった印象です。
最近、僕たち以外にもチームで働くスタートアップが新城WORKにいるんですよね。勝手ながら、当時の僕たちを思い出して少し懐かしくなります。僕たちもまだまだ頑張らないといけないです。

■誰かにとっての拠り所をつくるために

石井:高石君とは今一緒に仕事もさせてもらっていますが、これから武蔵新城でやりたい事はありますか?

高石さん:事業支援や広報支援でご一緒させていただいていますが、将来的に僕たちは、人々の心の拠り所になる場所を日本各地につくりたいと考えていて、武蔵新城も誰かにとっての心の拠り所になるように、もっと多くの人の幸せをつくっていきたいです。
そのためにも石井さんとご一緒する中で、武蔵新城でのまちづくりのノウハウを形にして、色んなまちに応用できるようにしたいと思っています。

石井:これからが楽しみです!本日はありがとうございました。

***

新城WORKには様々なひとが働いています。
高石さんのような少人数のチームで働く方もいれば、フリーランスの方や勉強をする学生の方、趣味に没頭する方…などなど様々な働くの形があります。法人の方は登記することも可能なんです😊
今回は、そこにいる皆さんにそこに至るまでのストーリーがあるような気づきを与えていただけるインタビューになりました✨

これからもセシーズイシイのnoteでは、武蔵新城というまちの変化や、まちを楽しむちょっと良い情報をnoteやSNSでお届けします♪
よければ、以下のアカウントのフォローをお願いします。

Twitter:https://twitter.com/sesesishii
Instagram:https://www.instagram.com/sesesishii_shinjo/


この記事が参加している募集