誰にもならなくていい
私は言葉を綴るのが好きで
自分の言葉にずっと救われてきました
大切な人が死んでから
救いになるような想いや考え方を
ずっと探し書き続けてきました
それを自分に落とし込むことだけが全てで
それは生きていくために必要な作業でしかなかった
いつしか
その言葉は人に届くようになり
『自分』を生きる人生を考えた時に
言葉を届けて生きていける人になれたらと
思うようになりました
そんなこんなを周りに吐露し始めるようになると
じゃあ一体どんな書き手になりたいのか
というリアルなところが出てくる
エッセイストの〇〇さんはすごい
コラムを書いている××さんの文章力
小説家の△△さんの構成力
イラストレーターの〇〇さんの描くもの
△△さんの文章での描写力はすごい
ここまで描けないとダメだ
ユーモアさは〇〇さんはピカイチだ
これくらい笑えるものでなければ
どれもこれも太刀打ちできない
勉強しないと
探求しないと
こういう風に書ける様にならないと…
私の書くものは
文章の中にイラストを差し込んでいます
言葉で伝えきれないものは
イラストで説明し
ニュアンスが完結しないものは
イラストでユーモアさを出す
イラストに逃げている感
それは否めない
言葉で生きていくと決めたからには
言葉の力を磨かないと
〇〇さんのように
〇〇さんのように
〇〇さんのように
…………〇〇さんで良くない?
誰かになろうと
誰かにならないとと思ったけど
それはもう
今現在いる誰かであって
その人のような文章が読みたいのなら
その人の文章を読めばいいじゃない
その人が書くようなものに仕事を頼みたいのなら
その人に頼めばいいじゃない
私は『私』になればいい
たった1人の私になればいい
誰かにならなくていい
世界で1人しかいない
愛しい愛しい私になればいい
イラストに逃げている?
いいじゃないか逃げたって
イラスト込みで完結するものを作ればいい
私は自分の文章を捕捉するイラストが好きです
単純に愛着があります
テキストだけで完結しないから
媒体に制限は生まれるかもしれない
面倒くさいことも多い
時間もかかる
でも
これが私のスタイルだから
それを大事にしよう
文字も書けるよ
イラストも描けるよ
なんならグラフィックデザイナーだったから
誌面丸ごとデザインできるよ
何かに特化しているプロフェッショナルじゃないかもしれないけど
それが『私』
私ができること
私にしかできないこと
文字と絵とデザインで
届くものを作ろう
そして
私が綴る言葉には
やっぱり根本には
『大切な人と死に別れた』人生観があるから
同じことを何度も言うかもしれない
その出来事を何度も引き合いに出すかもしれない
「もういいよ」って思われるかもしれない
でも
それが私だ
そしてそれは
私にしか綴れない言葉
誰かになる必要はないんだよ
その人には
なれないんだから
自分であればいい
自分にあるものを磨けばいい
それがきっと
他の人にはない輝きになるから
たった1人の自分
この世界でかけがえのない唯一の自分であるべきだ
誰かになる必要なんてない
誰かになろうとすると
なれていない部分が嫌でも目につく
そんなところばっかり見て
生きてなんていきたくない
できるところを見る
やれるところを見る
自分の素敵なところを見つける
そこを愛し育てる
そうしたらきっと
誰かに見つけてもらえると思うんだ
他の人の代わりではない
自分を大切にしてもらえると思うんだ
みんな
たった一人の自分なんだよ
この世界に
たった一人しかいない
自分なんだよ
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