1つの思い出すらない次男に、死んだ旦那が遺した唯一の贈り物
旦那様のまーくんは
子供達が3歳と1歳の時に死にました。
3歳のけーくんも覚えてはいませんが
1歳のしーちゃんなんて最たるもの
記憶には微塵もないし
なんなら私の記憶にも
彼としーちゃんの印象はあまりありません。
やっぱり二人子供がいると
上の子を父親が見て
下の子のお世話を母親がすることが多い。
そういうことで
しーちゃんはずっと私といました。
しーちゃんは
自分の父親に「会いたかった」と
泣くこともあったけど
基本的に気にせずに育っています。
そんな子供達の運動会
しーちゃんは初めての小学校の運動会
子供達の成長に
まぁ、漏れなく泣きましたけど
泣きながら考えたんです。
いつだか
見えるんだか見えないんだかの
スピリチュアルな先生に見て頂いた時
(1時間強で2万円!!)
まーくんは、しーちゃんに対して
謝っていると言っていました。
「何もしてあげられなかった」
「1つの思い出すら残してあげられなかった」
「何も残せなかった」
それを、本当に申し訳なく思うと…
そんなことを
しーちゃんの運動会の姿を見ながら思い出して
果たしてそうなのだろうかと
確かに思い出はない
まーくんがしーちゃんにしてあげたことは
何も残ってないかもしれない
でも
何もない子が
あんなに屈託泣く笑い
友達とじゃれ合い
すくすくと育つだろうか
あぁ…あるじゃん。
まーくんが、しーちゃんに残したもの。
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