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[VeriSM入門④]マネジメントメッシュ

[VeriSM入門③]VeriSMモデルでサービス戦略から実行計画へ具体化していく中で、マネジメントメッシュを活用するというお話をさせていただきました。今回は、マネジメントメッシュの中身についてご紹介したいと思います。

なお、前回記載しましたが、マネジメントメッシュとは現状とToBeを可視化し、そのギャップを埋めるアプローチを検討するための可視化ツールと考えて頂ければと思います。

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リソース

リソースは、組織内で製品またはサービス開発するにあたって必要となる要素です。具体的には以下になります。(経営資源と言われる、人・もの・金・情報に類似した内容)

・予算
・資産
・人
・時間
・ナレッジ
・その他、資産(アウトソーシングベンダーより提供されるものを含む)

環境

内部・外部の環境として以下の要素があげられています。

・競合がどのような状況か(戦略、マーケットシェア、売り上げ等)
・公式なルールや業界の規制、法律などはどのようなものがあるか
・組織文化として、懸念事項や前提事項などがあるか
・サービスを安定化させる仕組みはあるか(プロセス、ツール、測定指標)

マネジメントプラクティス

管理するための仕組みは、サービスに応じて適切なプラクティスを組み合わせるという考え方を軸に、以下のプラクティスが紹介されています。

・Agile
・DevOps
・SIAM
・リーン
・Shift Left
・顧客体験、ユーザ体験
・継続的デリバリー
・カンバン
・制約理論
・カタ/改善

エマージングテクノロジー

サービスマネジメントの観点では、サービスに利用されるテクノロジーについても、何を・どこで・いつ・どのように利用するのか、可視化が必須となる。具体的には以下が紹介されています。

・クラウド
・仮想化
・自働化
・ビッグデータ
・IoT
・マシーンラーニング
・RPA
・モバイルコンピューティング
・BYOD
・コンテナ
・サーバレスコンピューティング
・AI

VeriSMでは例として上記のような要素を可視化し、サービス戦略から実行計画へ具体化するための整理を行うが、必要な要素についても各組織によって異なるため、あくまで参考例としてとらえて頂ければと思います。

本日は以上です。ありがとうございました。

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