ideal

はじめて
食べたような味がした
ぼくの憧れは

今日もまだ
達成されるのを待っていた
クビをながくして

ぼくの立場は
それとは反対に
けっして
ラクとは言えないけれど

最初のひとくち
桃みたいな甘い匂いと
いちごのような酸っぱさに
君の確かな存在を感じて

またまた
嬉しくなったぼくは
さっき食べたヨーグルト

桃でも
いちごでもない
真っ白な
プレーン・ヨーグルト

加糖タイプを選んだぼくに
憧れの君はなにも言わない

正解は
一つじゃないから
君のしたいことをしてね
また、食べたくなったら
ボクの味、思いだしてね

別に、いつでもいいよ
急いでないし、慌てないし
ボクに焦りはないから

コレでも一応
ボクは
君の心の中にある
憧れの気持ちなんだから
なくなったりはしない

いつまでも
君は
ボクの帰りを
待っていてくれる

明後日も
愛かわらず
また
新しい一日

きっと
君は
ぼくに憧れていくよ

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