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人権が守られなくなるってよ

今日は「まだそんなことやってるんですか!」と驚く内容のツイをツイッターで見かけた。
横浜市の公立小学校で健康診断の際、内科健診で小6の女子を上半身裸にさせ男性医師が聴診器を当てていた。周囲には見えないように衝立があったそうだが、生徒たちは憤り、保護者へ訴えたという。
当たり前ですね、生徒たちの怒りはよくわかります。

日本人は人権に疎いところがあります。
学校で憲法をほとんど学ばないことも大きな原因だと思いますが。
例えばクラスにいる外国人を虐める、癖毛の子を虐める、
東京では方言のある子を虐めるなどなど挙げたらキリがありません。
これは、人権とはなにか、これをきちんと教えていればかなり無くすことができる差別意識です。
「その人」の尊厳を大切に、尊重すること
※これは介護初任者研修においては繰り返し教えられる重要事項

そこから考えると思春期を迎え体の発達著しい小6の女子生徒たちに「医師は男だが上半身の服を脱げ」と言う指示は適切なのかどうか。
いやいや昔は男女一緒のところで全員、裸にさせられたもんだよ、という人もいるでしょうが、嫌がる女子生徒を無理矢理裸になれと指示するのは人権侵害に当たる行為と考えてもおかしくはないのかな。
だってだって、聴診器は肌着の上からでも問題なく使用できるからです。
肌着を少し捲っても医師に見えなければ精神的に安堵しますよね。

ここで憲法第97条の基本的人権の条文がとっても重要になるわけです。
「国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。 この憲法が国民に保障する基本 的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。」
最高法規としてこれがあるお陰で「なんなんだその対応は人として尊重しろ、大切にせよ」と訴えることもできます。

ここで話は自民党改憲草案へ飛びます。
改憲草案では最も大事な基本的人権を削除しているのです。
その代り公共の秩序などを優先すると明記している、これはどういうことかと言えば、個人なんかどうでもいい、権力者から豚小屋で暮らせお国のためだと命令されればそうせざるを得ないということです。
わかります?
自由が保障されなくなるんです、わかります?
とくに選挙へ行かない人!←強調したい

改憲は、本当に必要な時にじっくり議論してやるかやらないかを決める重要なことなんです。改憲、改憲、そうだよなー なんて雰囲気に飲まれないように。テレビの言うことを鵜呑みにしないこと。
はっきり言って、みんなの命がかかってますから。
今回もざっくり書いてます。
関心持った方はご自身で憲法のこと調べてみてください。

張っときますね。
自民党改憲草案と今の憲法の違いが見られるサイト。
第97条ですよ、基本的人権の条文は、見てください、ぜひ!


こどもたちが学校で安心して健診を受けられないなら、
保護者同伴で病院で受けられることも可能にした方がいいのではないでしょうか。費用は行政機関持ち。思いつきで言ってます。


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