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新入社員と関わり思うこと〜学生と社会人の決定的な差とは〜

学生から社会人になるとき、私自身は社会でも通用すると思い込んでいたことを思い出します。

「自分はできる。優秀だ。」
「いろいろなアルバイトをしてきたし、社会人としての仕事もできる」
こんなふうに思っていました。

しかし、全く通用しなかったのが現実です笑

上記のように自己認識では「できる」と思っていても、周りの先輩からすれば「ただの粋がった後輩」という認識でした。

学生と社会人の決定的な差は、“自己評価”ではなく、“他者評価”になることでした。

私自身がどれだけ自己評価が高くとも、社会人は他人から評価をされるため、自己評価など無意味です。

いま、世の中には自己評価が蔓延していると思います。
自己評価が高い人が、権利を主張する姿をよくみます。
相手からは「仕事ができないのに何言ってるの?」と思われている可能性もあります。
「自己評価」は、本当の意味での「評価」ではありません。

そもそも評価とは、会社や社会に対して、どれだけ対価を獲得できるかを示した指標です。
つまり、評価は他者から得られるもの、と整理するべきでしょう。

たとえば、ご飯を食べにカレー屋さんに行ったとします。
店員さんが「この料理は、1日煮込んで、スパイスを適切なタイミングで入れて、極限まで味を追求したカレーです。手間隙をかけた自信作ですので食べてください」とおすすめされたとします。
そして、皆さんはそのメニューを注文します。

一口食べた瞬間、めちゃくちゃな味がして全く美味しくありません。

どう評価しますか?また行きたいと思うでしょうか。

おそらく、ほとんどの方がもうそのお店には行かないでしょう

どのような場面でも、他者評価を獲得できないと、自己評価には何の意味も生じないと考えるべきです。

では、社会人における「他者評価」とは、なんでしょうか。

それは「上司からの評価を得ること」です。

「仕事ができる人」は「評価者が求める成果を出せる人」です。
少なくとも会社において、部下たちに求められているのは、上司が求める成果を出し続けることです。

“自己評価”ではなく“他者評価”が大切、という認識を持つことで、日々の言動が変わっていくはずです。

ともに良いキャリアを歩んでいきましょう。

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