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【長編小説】 『ボク、わたしは、無知無力。』 第1章

プロローグ。
第Ⅹ話 』 
第1話 10年後のぼく。
第2話 美しいカラス。
第3話 人財報告Conference。
第4話 技の理。
第5話 変わりたかった、強くなりたかった。
第6話 希望=覚醒メ。
第7話 弱さは悪、強者こそ正義。
第8話 憧れの英雄。
第9話 シング・ハルト。
第10話 手紙『
プロローグ。


ここはとある国
世界の覇権をかけた戦いのため、政府の呼びかけにより国籍を問わず、有力者たちが招集されていた。


「ハルト、こっちこっち。ここからならよく見える」
「本当だ!」
「大きい声出すな、見つかるだろ。バレたらどうするんだ」
「ごめんごめん。でもテンション上がっちゃうよ。世界各国から強い人達がこんなに集まるなんて!この先絶対にないからさ」
「そうだろうな。ある戦のために集められたエリート達だからな」
「みんな見にこないなんてもったいないよね」
「政府の人に見つかったら捕まるのに、見にくる方がイカれてるよ」
「ライトには感謝してる!こんなワガママに付き合ってくれて!」
「わかったから、今は声のボリューム落とせ」

「己れの力に誇りを持っている極めて優秀な者達よ。君達に集まってもらったのには訳がある」

「なあ、あそこで偉そうに話してる人は誰?」
「お前そんなことも知らないでここにきたのか…世界のバランスを保つために創られたと言われてる、政府って組織のNo.2カデン・アメリアだよ」
「聞いたことあるその名前」
「そりゃあるだろうな、ここにいるのはそんな人たちばかりだ。この先、陣頭指揮にあたる人たちが集まってるからな」

「今、世界の覇権にあと一歩で届くCo.がある。それはノヴァエラCo.だ!これは世界の危機だ、ノヴァエラ Co.の支配によって世界が良くなるとはわたしは思えない!むしろ世界は破滅の道を進むであろう。我々でそれを止めようじゃないか、この世界のために!」


この物語には6人の英雄=主人公が存在する
まずはその中で最も若く、そして誰よりも早く英雄と呼ばれるようになる人物の物語を紹介しよう

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