7thコード記事タイトル

セプテーニグループの有志メンバーが企業理念の浸透にチャレンジした理由と、そこから得られたもの


こんにちは、セプテーニグループnote編集部です。

セプテーニグループでは、企業理念・行動規範の浸透を目的として「7th codeプロジェクト」という、社長直轄の横断プロジェクトが活動しています。
2016年から活動を開始したこのプロジェクトは、グループ内から広く有志メンバーを募り、さまざまな施策を展開しています。

先日1年間の任期を終えた第3期メンバーは、12名。所属会社は8社。
第3期メンバーがなぜこのプロジェクトに参加しようと思ったのか、そしてどのような活動を通じて、どのようなことを感じたのか、3名の方にインタビューしてきました。

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Yさん:
2018年Septeni Japanに中途入社。クリエイティブディレクターとして数多くのクライアントワークを担当。2019年には社内アワードであるセブンスター賞にてクリエイター賞を受賞。


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Sさん:
2014年にセプテーニに新卒入社と同時に子会社に配属。 2016年にコミックスマートに転籍。作品関連グッズの企画・制作などを通じて、マンガアプリ「GANMA!」の作品に新たな価値を付加すべく取り組んでいる。


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Mさん:
2017年セプテーニ・ホールディングスに新卒入社。働き方改革関連法案への対応などの人事企画を担当する傍ら2級ファイナンシャル・プランニング技能士に合格するなど、様々な分野で積極的に挑戦を続けている。


─ 第3期の活動、お疲れさまでした!さっそくですが、みなさんが7th code プロジェクトに応募した理由やきっかけを教えてください。

Sさん:
僕が所属するコミックスマートは独特の文化が形成されていて、いわゆる「セプテーニグループらしさ」が比較的薄い会社だと思うんですよね。
広告業がメインのセプテーニグループの中で唯一マンガコンテンツ事業を行っていることや、中途入社メンバーの割合が多く、出版社をはじめたとしたライセンサーなどのコンテンツ系業界出身者が多いことも関係していると思うんですけど。

でもせっかくグループの一員なので、グループのことをもっと知ってほしいなという思いがあって。以前からグループ関連の情報を拾って社内に共有することを意識していたので、橋渡しするなら自分が適任なんじゃないかなと思い、立候補しました。

─ たしかにコミックスマートは独特のカルチャーがありますよね。オフィスのフロアも離れているので、いっそう独自色が強まるのかもしれません。続いてMさん、いかがですか?

Mさん:
分不相応にも生意気なことを言いますが、企業の競争力につながる活動に関わってみたい、そう思ったのが参加のきっかけです。

金銭面ではなく志に共感できるかどうかを行動の指針とする人が増えてきていること、今後はますますその傾向が強くなると言われていることを考えると、志や理念ってすごく大切なものだと思っていて。
その大切な思いや志を会社全体でしっかり伝えていこうというこのプロジェクトは、会社の強みをつくることと同じだと考え、浸透のプロセスに関わることができるのはとても貴重な機会なんじゃないかなと、思い切って応募しました。

業務がかなり忙しいタイミングだったので正直とても迷ったんですけど・・・でも、やってよかったなと思います!

─ ミッションドリブンの重要性、いろいろなところで語られてますもんね。では最後にYさんお願いします。

Yさん:
普段の自分の業務領域から一歩飛び出して「グループ全体」という範囲で物事を見たら、視座が変わって、何か得られるものがあるんじゃないかな、そう思ったことが理由の一つ目です。

もう一つは、日々忙しい中、こういったプロジェクトに参加して業務+αを進んでやろうと思う方って、すごく意識が高いと思うので、そんな方々と一緒にプロジェクトを進めること自体が刺激になるんじゃないかな、と思ったことですね。

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─ なるほど、たしかに3期生の中にはグループの年間MVPを受賞したメンバーやセブンスター賞(セプテーニの社内アワード)で殿堂入りしたメンバーがいたり、その中に混ざって新卒入社一年目のメンバーが積極的に会議の場で発言していたり、あらためて見てみると、かなり多様ですね。

では続いて、このプロジェクトを一年間推進してきた感想をお聞かせください。まずはMさん、いかがでしたか?


Mさん:
僕はこのプロジェクトの中ではじめてイベントを運営することになりまして、ゼロベースでチームメンバーと企画を立て、事あるごとに撃沈しながらも、なんとかイベントが盛況に終わったこと、この一連の流れがものすごく感慨深いです・・・

─ 「Septeni Group Leader`s Talk」ですね。各社で活躍しているリーダーと、代表佐藤との公開対談。

Mさん:
そうです。公開対談なので、事前に台本を作り込みすぎるとライブ感が損なわれる、一方であまりにも何も決めないのも参加されるリーダーのみなさんに負担がかかりすぎる、このバランスが本当に難しくて。
正直今でも正解がわかりません。

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Sさん:
僕は業務の中で作家さんのサイン会などを運営することがあるのでわかるんですけど、登場いただく方の性格や好み、その会の目的などを踏まえて総合的にプロデュースしていくことになるので、なかなか決まった勝ちパターンを作るのは難しいですよね。
でもこのイベント、かなり好評でしたよね?

Mさん:
おかげさまで50名の定員に対して60名の方が参加、アンケートでも90%以上の方が満足と回答してくださいました。面白かったよ、と声をかけていただくこともあり、苦労してやり遂げた甲斐があったなと思いましたね。

─ Mさんをはじめ「Septeni Group Leader`s Talk」の運営チームのみなさんに共通していたのが、「絶対に成功させるんだ」という強い意志です。
横断プロジェクトのイベントに対してここまでの熱量を注いでくださった理由は何でしょうか?

Mさん:
公開対談という企画が7th code プロジェクトにとって初めての試みだと聞いていたので、今後につなげるためにも絶対に成功させたい、その思いが非常に強かったように思います。

7th code プロジェクトの主催イベントはイマイチだ、なんて評判がたつのは絶対に避けたかったし、忙しい時間を縫って登壇いただくリーダーたちにとっても有意義なものにしたい、そのためにもなんとしてでも成功させたい、そう思っていました。
事前の告知や集客、会場設営や誘導など、いいイベントにするため、考えられる限りのことをやりました。

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─ これはまさにPassion(行動規範「Septeni Way」の一つ)ですね。プロジェクトに関わる中で自分自身が理念の体現者になっていく。
貴重なエピソードをありがとうございました。
SさんとYさんは同じチームで、企業理念や行動規範にまつわる名言を紹介する日めくりカレンダーを制作してくださってましたね。


Yさん:
「まいにちりねん」というカレンダーを制作しました。
以前も7th code プロジェクトではボックスティッシュやポスターを制作していたので、同じ制作物の施策だし特に大変なこともないかな、と思って着手したのですが。
よく考えたら、日めくりカレンダーって31枚のポスターを制作するのと同じなんですよね(笑)。
英語版も制作したので全部で62パターン!入稿締め切り直前は、学園祭前の追い込みのような気分で対応していました。

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Sさん:
チームにはYさんともう1名デザイナーの方がいたので、お二人にデザインまわりをお任せしました。僕は業務でグッズ類を制作することが多いので、制作会社さんとの交渉などの進行管理を担当しました。
お互いの業務領域がこういう形で活かせたのは新鮮でしたね。

─ そもそもなぜ日めくりカレンダーを制作することになったんでしょうか?

Sさん:
毎日業務で忙しい社員のみなさんに対して、押し付けるような形で理念を打ち出すのではなくて、ちょっとしたきっかけでふと入ってくるような施策にしたいとチームで考えました。
今回の施策は「修造カレンダー」からインスピレーションを受けているんですけど、あのカレンダー、近くにあるとめくりたくなりますよね?
そして全ての名言を覚えるわけではないけど、ちょっとした言葉が心に刺さることもあって。
そういった自然な「ひっかかり」を大切にしたいと思って、日めくりカレンダーを制作することになりました。

Yさん:
カレンダーに掲載する名言はグループから募ったのですが、当初の予想に反して、社内で生まれた名言が多く集まったことで、より効果的なものになったんじゃないかと思います。
身近な人の発言のほうが、より「ひっかかり」が生まれやすいと思うので。

─ 100名以上の方が応募してくれましたよね。

Yさん:
そうなんですよ!100名以上の方が企業理念・行動規範に関連する名言を考えたり思い出したりしてくれたこと、それ自体が自分の中で理念と向き合う時間になっていると思うので、たくさんの方が応募してくださったことが、とても嬉しかったですね。

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Sさん:
そして企業理念・行動規範の解釈も人によって様々で。根本の考え方が同じでも、環境や立場でこうやって解釈が変化するんだなと興味深く見ていました。またそれら多様な解釈をカレンダーに掲載すること、それ自体もDiversity(行動規範「Septeni Way」の一つ)だなと思いましたね。

─ ありがとうございます。それでは最後にお二人からも一年間の感想をお聞かせください。

Yさん:
日々の業務から離れ、いつもと違うメンバーと、いつもと違う思考を巡らせるのって、ある種の息抜きのような感覚もあり、充実した時間を過ごすことができて楽しかったです!

1,000人以上の社員がいる会社で理念浸透プロセスに関わる経験って、なかなかないと思うんですよね。
参加のきっかけとなった「自分の視座をあげて考える機会に」という点で見ても、自分の所属する「Septeni Japan」ないしは「クリエイティブ本部」ではなく、グループ全体を主語で考える良い経験になりました。

あとは、メンバーをマネジメントする立場として、もっと理念を理解しなくちゃいけないという課題認識をもてたこともよかったですね。
会社に愛着をもって活躍し続けられるかどうかって、最後は会社の理念や思いが拠り所になることも多いと思います。
なので、自分自身がそこに対する理解をもっと深めていかなければならないですし、理解したことをしっかりメンバーに伝播できるよう、今まで以上に意識していかなきゃ…と思いました。

Sさん:
僕は普段、BtoCのマーケティングを担当しているのですが、7th code プロジェクトは、ある意味社員向けのマーケティングなんだなと思いました。
ターゲット層と期待する行動をセットして、どのような施策をどのようにまわしていくか。そういう意味でも貴重な体験でしたね。

それから運営側にまわってあらためて思ったことは、「情報の受け取り手は、思っている以上に、こちらが発信する情報に関心を持たない」ということです。
全員が感度高く情報に反応してくれれば最高ですが、それってやっぱり現実的じゃないですよね。自分にとっては優先順位があまり高くないと思っている一定層に、どうやってアプローチしていくのか。
運営側としては歯がゆい思いをすることもありますが、理念の浸透ってそんなに短期間に簡単に達成できるものでもないと思うので、時間をかけてじっくり向き合っていきたいです。

そういう意味でも、「自分にとってはあまり優先順位が高くない」と思っている社員の方が7th code プロジェクトに入ってくれても、施策の幅が広がって面白いかもしれませんね。

─ そうかもしれませんね。ちなみに、先日7th code プロジェクトの第3期メンバーに回答いただいたアンケートでは、「活動自体の満足度は?」の問に全員がとても満足・満足と回答、「7th code プロジェクトへの参加を他の人に勧めますか?」の問に対しては90%が勧めたい、という回答でした。

参加の動機は人それぞれですが、通常の業務とは異なる多様なメンバーと力をあわせ、大きなゴールに向かってチャレンジすることで、参加前に想像した以上の何かを、みなさんが得てくれていたら嬉しく思います。

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Sさん:
確かにそうですね、僕にとって7th code プロジェクトは、目線を上げるいい機会でした!

Yさん:
おお。名言きましたね(笑)

─ ではその名言は次回の「まいにちりねん」に応募いただくとして(笑)、現在第4期メンバーの募集中ですが、様々な方に参加いただけると嬉しいですね。それではみなさん、本日はありがとうございました!

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▲第3期メンバーでの打ち上げの様子

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