うつ病完治への道(3)〜ジアパックス〜
薬は出張中の眠れない時だけと決めていました。最初は。
1週間の出張であれば、3,4錠持っていけば充分な量でした。ごくごく最初の頃は。
そのような取り決めも、深夜を過ぎてホテルへ戻り、翌朝ホテルからタクシーで現場に直行、窓もない計算機室で深夜まで働く毎日に、堤防が決壊するよう薬量はたちまち増加。
眠れない時だけだった薬が毎日に、そして出張から帰っても眠れない、翌日が休みでも。
気がつけば薬を飲まずに眠れない身体となっていました。
出張から戻ればかかりつけ医に直行、処方出来る最大量のジアパックスを受け取り、再び出張に出掛ける生活。
それでも出張先で薬が枯渇し、母に代理で通院してもらい出張先のホテルに薬を送ってもらうようになっていました。
ちなみにこのジアパックス(ジアゼパム)、今はわかりませんが、30年前は一般的な内科で「眠れません」と言えば最大量、確か2週間分を処方してくれました。
今調べてみると、長期服用による耐性の形成、またうつ病の原因となったり悪化させることもあるようで、当時町医者の短絡的な処方が、後にうつ病発症させ、長期化させた原因に繋がっていたのかも知れません。
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