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漫画原作者が語る元ネタ集③(ヤングキング連載中「瀬尾と北中」)

こんにちは。
漫画の裏話、元ネタを解説するなんて浦安鉄筋家族のコミックス版を思い出しますね。浜岡賢次先生はこれをずっとやっているのか。
あのキャリアになってもなお自省の心を忘れないのは流石の一言です。

今回は第6話、ヤングキング13号の解説です。
夏のお話ですね。
さあ、元ネタ解説スタートです。

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PORTERの財布ですね。
いわゆる吉田カバンの財布。学生時代にずっと使っていました。
よくわかんないんですけど、僕はPORTERじゃなくずっと吉田カバン、って頑なに言い続けていました。
そういうとこあります、僕。

31アイスクリームもバスキンロビンスって言い続けていた時期があります。
そういうとこあります。

今は姉ちゃんからもらったポールスミスの財布を使っています。大学生の頃にもらってから何だかんだ10年近く使っています。
でも結構キレイなままです。
ありがとう、姉ちゃん。

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うるさい自転車。
これは北中の自転車ですね、僕も現物を一度見たことがあります。

去年、ザ・シーツ第2回単独ライブのフライヤー撮影を北中の実家である団地の公園で行ったのですが、その際にこの自転車も利用しました。
下のフライヤーで僕が乗っているのが北中の自転車です。

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良いフライヤーですね。
自転車を漕ぐ擬音といえばシャカシャカ、だとか錆び付いていればギシギシ、などが当てはまるものだと思いますが、北中の自転車から鳴る音はジャリジャリでした。錆が擦れて削れていってたのでしょう。

自らの命を削って前へと進む自転車、北中は中学生の頃から10年近く使い続けているそうです。
二人とも物持ちがいいコンビだな。

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イトーヨーカドーですね。
漫画内でイトーヨーカドーをもじるのは、もしかしたらクレヨンしんちゃんのサトーココノカドー以来じゃないでしょうか。

さて、学生時代に遊びにいく場所といえばイトーヨーカドーでした。
Right-onで服を買ったり、本屋で音楽雑誌を立ち読みしたり、スポーツ用品店でサッカーのスパイクを見たり、日曜日にはちょっとした音楽ライブがやっていたりと飽きることありませんでした。
そういえば初めて野球のグローブを買ってもらったのもイトーヨーカドーでした。

家族で行ってよし、友達で行ってよし、デートに使ってよしのイトーヨーカドー。
まあ僕は学生時代、異性とは無縁の生活を送っていたのでデートに使ったことはないのですが、同級生カップルを見かけることはしばしばありました。
青春のそばにずっとあったもの、それこそがイトーヨーカドーなのです。

残念ながら我が地元、福山のイトーヨーカドーは昨年に閉店してしまったそうです。
いつまでもあると思っているものでもいつかはなくなってしまう。
永遠なんてものはやはりないのだな、とイトーヨーカドーを通じて感じます。

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プロ野球。
僕らザ・シーツは二人とも野球ファンです。
僕はカープ、北中は阪神ファンです。
コンビ名も、カープと阪神どちらにも在籍したことがある助っ人外国人のアンディ・シーツが由来です。

今でこそ常勝軍団のイメージの強いカープですが、僕が学生の時なんてずっとBクラスで、優勝なんて夢のまた夢の話でした。

僕たちカープっ子はシーズン前には優勝を、それも圧倒的な優勝を信じ、シーズンが半ばになると勝敗どうこうではなく個人タイトルや若手の台頭を楽しみにし、シーズンが終わればFAで選手が流出してしまわないかに怯え、弱いカープでも一年を通して楽しんだものでした。

特に打撃はそれほど得意ではなかった東出選手が3割を打った年など、俺たちの東出がようやくやってくれた、とまるで優勝したかのように喜んだものでした。
今年のプロ野球もようやく開幕、堂林選手がブレイクしてくれることをずっと信じています。

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ポッポ。
フードコートですね。
正直僕はあまり利用することはなかったのですが、これは河尻さんがフードコートといえば、で描いてくれたものです。

ですのでこのポッポについては僕らというより、河尻さんの思い出が何やら見えてくるような気がします。
ポッポのポテト、放課後に友達と駄弁りながら食べていたのでしょうかね、今度聞いてみたいと思います。

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LINE着信音。
僕はずっとポキポキです。
なんか一番通知っぽくないですか?
ポキポキ。まああんまLINE来ないんですけどね。

ちなみに僕は結構放置癖があって、いま現在LINEの通知は1114件未読状態であります。そんなんだからLINE来ないんだよ、ってのはわかってます。

今年は改めたいと思いますが、どうせ改められないんだろうな、ってのももうわかっています。どうしようもない大人ですね。


さあ、第6話の解説は以上です。
次の記事で第7話の解説をしますので、ようやく原作に追いつきます。
このnoteでは、裏話以外にも文章をおろして行こうと思っているので、記事が出来上がった際はそちらも見ていただければと思います。
文章を書くのは昔から好きなので、noteの更新は習慣にしていきたいですね。

ではまた。


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