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<戦時下の一品>ー逸品?珍品?皆さんでご判断を

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収蔵品の中から、特別に紹介したい収蔵品を「戦時下の一品」として紹介していきます。過去のnoteに取り上げたものでも、あらためて「一品」に絞って紹介させていただいたり、分からないこ…
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2024年5月の記事一覧

<戦時下の一品> 千人針の腹巻

 戦場へ出向く兵士に対して「無事で帰ってきてください」とは直接言えないのが戦時下。慰問の…

<戦時下の一品> チョキンアソビ

 こちら、おそらく日中戦争当時に作られたとみられる玩具「チョキンアソビ」です。これでそろ…

<戦時下の一品> 国策栄養食製器

 こちらの品は、本体、箱、レシピ集の栞(演説付き)をまとめて入手いたしました。製造年は特…

<戦時下の一品> 勤労報国うちわ

 先日、さまざまな商店の軍の御威光を利用するようなうちわを紹介しましたが、これはまさに、…

<戦時下の一品> 御下賜繃帯

 「御賜のタバコ」は、戦場で功労のあった兵士らに配られて割合よく知られています。こちらは…

<戦時下の一品> 黒い牛乳瓶

 本来、透明な牛乳瓶が、透明なガラスをつくる材料不足から、さまざまな色のガラスくずで作ら…

<戦時下の一品> 片面刷り往復はがき

 いまや、郵便自体出す機会が減ってきているので、この「片面刷り往復はがき」も、どこがおかしいのか、分からない方もけっこういるのではないかと思います。時代が移りすぎて「変なモノ」の意味が解らなくなる前に、記録しておきます。  さて、普通の往復はがきは、下写真のようになっています。未使用品を入手できなかったので分かりにくい面はあるかと思いますが、往信面なら左半分が往信のあて名書き、右半分は返信の本文を書く面になっています。  裏返すと返信面になっていて、やはり左側が宛名書きの面

<戦時下の一品> 川原式防空カバー

 防空演習が1928(昭和3)年の大阪を皮切りに各地で行われるようになりますが、いすれも夜間…

<戦時下の一品> 第二国民兵の遺書

 大日本帝国憲法では、兵役の義務が臣民に定められていて、男子は17歳になると自動的に第二国…

<戦時下の一品> 陶器製ベーゴマ

 日中戦争が始まってしばらくすると、金属は戦略物資であるとして民間に流れる量が抑えられ、…

<戦時下の一品> 携帯国旗

 こちら、旗の横幅28センチ、プラスチックらしい持ち手の長さ33センチの日本国旗です。長…

<戦時下の一品> 防空姿の土人形

 こちら、置物や子どもの遊びに使われたであろう、土人形です。普通はかわいい兵隊さんや騎馬…