見出し画像

【CROSS SENSE】株式会社AMEIN代表取締役・山本祐氏に学ぶ「不動産業界で活躍するための思考法」

こんにちは! センス・トラスト株式会社です。

私たちは「想像を超える、未来の創造」を理念に掲げ、京阪神間を中心に不動産の買取再販、売買仲介、コンサルティング、リフォーム等の事業を展開しています。

今年10月からセンス・トラストの公式YouTubeチャンネルでスタートした新企画『CROSS SENSE』。社名に掲げている「センス」という名前に相応しく、倫理性や直感力をいかして活躍されているゲストをお招きして対談を行い、そのヒントやエッセンスを探ります。

第2回は、元野村不動産ソリューションズ難波センター長であり、現株式会社AMEIN代表取締役社長山本祐氏をゲストにお招きし、不動産業界に対して感じる課題から、不動産業界で活躍するための思考法まで、さまざまにお話を伺いました。


株式会社AMEIN
関西を中心に不動産売買や仲介、バリューアップコンサルティングを展開。「アクションで豊かに」をテーマに掲げ、投資や取り組みによって関与者や環境を金銭的な利益だけではなく、幅広い価値や満足感も含め、豊かにすることを企業使命としている。
山本 祐 氏
2007年に不動産アーバンネットに入社。約16年間にわたり実需や事業用不動産の仲介などをメインに不動産業を経験。30歳前半で、不動産のセクションマネージャーに昇格し、直近の2年前まで野村不動産ソリューションズ難波センターの立ち上げに関わる。難波センターのセンター長を務める。2022年9月に退職し、同年11月に不動産仲介業の株式会社AMEINを設立。

山本氏と今中の出会い

山本氏(以下、敬称略):今中君と初めてお会いしたのは、対談動画の第1回ゲストでもあった株式会社LeTechの藤原さんたちとゴルフをした後の食事会だったと思います。

今中:そうですね。楽しくわいわい飲みながら、仕事中心の話ではなかったのですが、祐さんの話に要所要所で「なるほど」と思うことも多くて、勉強になる会だったのを覚えています。

山本:もともと、今中君のことは親しい方からよく話を聞いていました。「今度紹介するよ」という声をいろいろな方からたくさんいただいて、若い世代で独立したての社長ということで、どんな人物なのかとても興味があったんです。

実際に食事会の場でお会いしてみると、今まで出会ったことがない若手のオーラを強く感じたことを印象に覚えています。藤原さんもおっしゃっていましたが、今中君はとても礼儀正しいんです。酔っ払っていてもすごく丁寧(笑)。
何よりも人がついてくるのが素晴らしいですよね。しかも、それなりの実力がある人を従えることができる統率力が魅力なのかなと思います。ご自身の実力もあるのでしょうけど、それ以外のところでも魅力的なんでしょうね。

今中:僕はサラリーマンの時からなので、かれこれ7年ぐらい前から山本社長の話をいろいろな人から聞いていました。当時、祐さんにお会いしたことがある同僚が「覇気がやばい」と言っていて、ずっとお会いしてみたいなと思っていました。実際にお会いすることができて、嬉しかったです。

ビジネスにおいて大切にしていること

今中:祐さんとずっと仕事をさせていただく中で感じたのは、ひとつの案件を表面的に見るのではなく、多面的に見ておられるなということ。いろいろな角度で精査しながら、ロジカルに考えていらっしゃるのがすごいなと思いました。

山本:事業系を長く取り扱う中で、いろいろな見方をお客様に教えていただきながら、経験を培ってまいりましたので、ひとつの物件に対する多角的な査定は誇りに思える提案の方法なのかなと感じています。

今中:僕自身は、センスというか感覚的な直感力を大切にしているんです。とはいえ、扱っている金額が数100万円から10億円ぐらいのレンジなので、直感だけで決めているわけでもなくて。もっとロジカルにできれば、再生する力、加工する力が身に付けられて、日本にとってもより良い事業ができるのではと思っています。そういうことも、祐さんから学びながら今後も一緒に事業をさせていただきたいなと強く思っています。

山本:ありがとうございます。センス・トラストさんは、そばで見ていて常に進化しているなと感じています。持って来る案件が常に今のトレンドに合っているので、センスや直感を大切にしていると言いながらも、結構ロジカルに物事を進めているなと思います。案件の相談などをされると特にそれを感じますね。

今中:「トレンド」というのはとても大切にしていますね。「もっとより良くできるのではないか」ということを常に意識して一軒一軒取り組んでいます。祐さんは、ビジネスにおいてどのようなことを大切に考えていますか?

山本:「戦技小売」と「疾風に勁草を知る」を自分自身の営業テーマにして取り組んでいます。

「戦技小売」というのは、利益よりも人としての道義や義理を最優先にすることで、利益は後から勝手についてくるという考えです。自分が先に求めることよりも、相手様のニーズに応えてからそれに対して返ってくるという感覚を持っているので、まずは自分ができることを常に考えて探しています。

そして、「疾風に勁草を知る」というのは、逆境への向き合い方を表しています。勁草は見た目が雑草のように見えるけれど根っこが長く、激しい疾風に晒されて他の雑草が倒れてしまっても、勁草は耐え忍ぶことができるんです。それと同じように、さまざまなトラブルや逆境に直面したとしても、耐え忍ぶことで「最後に残るのは自分でありたい」という強い気持ちを持ってお客様のために案件に取り組みたいと思っています。

不動産業界に対して感じている課題

今中:祐さんが感じている不動産業界に対する課題や、思いなどについても伺いたいです。

山本:不安に思っていることは「人口問題」ですね。日本の人口は現在1億2,500万人ですが、40年後には約9,000万人になって、なおかつ65歳以上が40%を占めると言われています。人口減にして高齢者が増えていく日本の中で事業用不動産を扱うとなると、我々にとっては結構な大打撃になると思うんです。

オーストラリアでは、海外から25万人ずつ受け入れて4人に1人が移民の状態ですが、経済的には回復しています。ところがそれを日本に持ってくるとなると、私の仕事の方法は大きく変わってくるわけです。仕事をする相手も変わりますし、交渉そのものが外国語になってきます。さらには、どういうニーズがあるのかというところも常にマーケティングしておく必要がありますし、海外のすごく優秀なエージェントと組むのか、日本人で多国語を使える方と仕事をさせていただくのかも考えなくてはいけません。海外のニーズにマッチングさせながら日本で仕事をすることになるので、どういうふうに舵切りをしなくてはいけないのか常に考えています。

今中:中長期で考えるとそうですよね。5年では変わらないにしても、10年単位で考えると不動産取引の仕方も変わるでしょうし、日本人だけでなく海外からの流入という部分も避けられないでしょうね。

山本:自分の仕事の身の振り方としては、そういったところが課題としてありますね。

山本氏の考えるリーダーシップ論

今中: ところで、祐さんが大切にされているリーダーシップ論があればお聞きしたいです。

山本:リーダーシップには、自分が率先して声かけや周りの雰囲気づくりを自ら行う「キャプテン型」と、一歩下がって指示指導をしていく「監督型」の2パターンがあると思います。

その中で、自分自身がサラリーマンのときには、キャプテン型のリーダーシップ論を持っていたと思います。誰よりも朝早く出社して、誰よりも周りが見えて声かけをする。たとえ営業数字が一番ではなかったとしても、チームのために頑張って結果を出すというのがよい雰囲気づくりだと思っていたので、自身はそれを率先して行っていました。

僕は会食も必ず23時には失礼します。生活を朝型に変えて、7時30分から会社に出て仕事をしたいからです。何よりも朝方の仕事は結構捗りますし、もともとは部下に見せるためにしていたことでしたが、結果的には自分にとっても良いことが多かったですね。

今中君はどういうリーダーシップ論を持ってますか?

今中:いろいろな目標と目的が僕らの人生にはあって、一人で何かを成し遂げるよりも、たくさんの人と夢を叶えたいと思っているので、まずは社員を大切にする。そこは本気でそう思っていますし、僕のなかのリーダーシップ論なのかなと思います。

大切にするというのは、ただ優しくすることではないんです。単に表面的に優しくしても、それは決して優しさではないと思うので、僕は叱るときには結構厳しく叱ります。強く伝えたいと思ったときには、愛を持って叱る。周りには叱っているように見えても、それは僕の中では愛情だと思っているんです。

山本:今中君は、私から見ると「目標を明確に掲げる」というリーダーシップ論を持っているのかなという感じがしますね。目標を達成するためにブレない軸を持っているなと思います。

悩みや壁を乗り越える思考法

今中:仕事をしていくなかで悩んだり壁にぶち当たったときはどうしていますか?

山本:営業には「能力×行動力=成果」と言う数式があると思います。自身の能力を上げて行動力が高まれば結果につながるという営業数式があるので、自身の能力が足りないときにはどれだけ動いても決まらないわけです。だから壁にぶち当たったときには、「自身の能力をどう上げるか」というところにまず注力をするべきだと思います。成果が上がらないというのは、どこかが足りないということです。

そして、壁にぶち当たったときの考え方としては、例えばペットボトル目の前にあったとして、僕が壁にぶち当たって答えが見えない状態というのは、このペットボトルの後ろにある答えが僕からは見えていない状態なんです。でも、自分自身が行動して動いたら見えますよね。だから壁にぶち当たったときこそ絶対に止まらないで動くようにしています。「立ち止まって考える」という人もいますが、僕自身は立ち止まらずに走りながら考えることができるタイプなので、物事を止めずに続けるということにマインドを置いています。

今中:人に聞くと言うこともひとつの方法でしょうね。僕から見えていないことでも、祐さんからは見えていることもある。そういうことも含めて、立ち止まらずに行動すれば糸口が見えるというわけですね。とても参考になります。

対談を終えて・・・
山本:ふたりでじっくり思いを共有するということは今までありませんでしたが、今日このようにして対談をさせてもらって、自分自身が想像していたよりもさらに今中君は進んでいるなというのを感じました。それに負けず劣らず、自分も頑張っていかなければいけないと身の引き締まる思いでした。


センス・トラストでは、一緒に夢を追いかけるメンバーを随時募集しています。
ご興味ある方は、以下よりご応募ください。

Instagramも運営中!
ぜひフォローをお願いします!


この記事が参加している募集

オープン社内報

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?