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お悩み相談①-大手人材派遣会社出身、30代女性

都会から1時間半離れた片田舎の古民家でキャリアトレーニング/コーチングを行う事業「キャリアツーリズム」を運営しております、せんのみなとです。
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ここを訪れてくださる方で似たような状況にいる方にとって、なにかの前向きな情報になれば、と思いご面談させて頂いた方のエピソードを少しお話させていただきます。
まずは記事掲載に同意いただいたN様、本当にありがとうございます。

相談内容


「大手人材派遣1社経験。拠点立ち上げも複数経験し、正社員だけでなく派遣の人含め最大50名前後のマネジメント経験もあります。ただ、人材業界にお腹いっぱい、いや、正直疲れてしまい全くの異業界に転職したいです。」
というご相談をいただきました。

私の第一印象はコミュニケーション能力も高く、綺麗なお顔立ち。
世間一般でいう、いわゆる学歴も高い方。
企業からの信頼もあり、そのまま現職残留すれば綺麗なキャリアを築くことが出来るのでは?
もしくは同業界への転職であれば年収を大きく落とさずに今までのご経験を活かすことが出来るのでは?
と感じました。

しかしN様曰く、人を扱うという商売で素晴らしい部分もある一方で、人を駒のように使ってしまう人も現れている。自分も忙しさ、という言い訳に溺れ、いずれ人を駒のように使ってしまう日が来るのではないか、という不安・恐怖との闘いになっている、とのこと。

そのため、異業界に転職、具体的にいうとIT商材を使って、事業や営業システムの効率化、手助け、縁の下の力持ちとなれるビジネスに関わりたい。とのこと。
ちなみに、IT商材取り扱い経験は今までゼロ。

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さて、この時点であなたならどのようなアドバイスをしますか?
異業界への転職は難しいよ、年齢的に。
もしくは
年収が下がることを覚悟で一緒に頑張りましょう!
でしょうか?
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返答内容

こう問いかけてみたものの、正解も間違いもない、と私自身考えております。
実際に、私が伝えたことは
①若くして何人ものメンバーの指揮を執り、50名弱の派遣の方々の生活を支えるために奔走したコト、本当に素晴らしいことです。と、同時に今まで本当に頑張ってきていますね。お疲れ様です。
②学歴、職歴も綺麗で、社内でも評価を受けている。それなのに「人を支える」という軸をブラさずに進み続けたコト、そしてこれからも進もうとしているコト、その考え自体がかけがえのない財産、今まで培ってきたN様自身です。
という事の二点です。

そのうえで「どんなことをしているときが一番楽しかったですか?」
「何故、N様にとって現在の仕事が人を駒のように使っている、と感じることがあるのですか?」
という問いを渡してみました。

その後の会話は敢えて割愛させていただきます。
(具体的すぎると読んでくださる方に「自分とは違うな」と感じられてしまうことを恐れています苦笑)

面談後

結果的に、
「人が活躍している姿を見るのが好き」
「自分が第一線にいることに常に違和感を覚えていた」
「今できる(N様自身が考えられる最大の方法)最も効果的なアプローチはSaaSビジネス」
という三点が浮き彫りになりました。

つまり「人材業界に疲れた」ではなく
「最先端IT商材を駆使して、自分自身挑戦しながら頑張っている人を支えたい」という事だったのです。

相談前は「人材業界に疲れたので転職したい」が上記のようになったのです。
このニュアンスの違いが、これから大きな違いを生み出すのです。
N様はすっきりとした表情で、これからの一歩に対し、進んでいく覚悟を持てましたと仰ってくれました。

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私自身、今貢献できたことは少ないです。
ただ、N様が前向きになれるような「N様の中にしかない答え」を一緒に探し、会話し、探し出すことができたと自負しています。

見方を変える事。視点を変える事。
自分一人では難しいときもあります。
私自身も知人・友人に手伝ってもらいながら見方や視点を変えてもらい、次に進むこともたくさんあります。

今、この記事を読んでくれているあなたも小さな悩みや不安も積もっていくと大きくなってしまいます。
周りの人に是非相談してみてください。話してみてください。

周りの人に話して良い内容なのかわからない、恥ずかしい、という話題もあるかもしれません。
そんな時は是非私にポツリとメッセージを送ってください。

一緒に笑って、泣いて、考えましょう。


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