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価値観の違い、新しい自分に

都会から1時間半離れた片田舎の古民家でキャリアトレーニング/コーチングを行う事業「キャリアツーリズム」を運営しております、せんのみなとです。

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少し前になるが、興味深い記事を見つけました。
「文系でもAI人材になる方法とは」

昨今の日本ではデジタル人材が不足しており、政府でもデジタル改革という名のもとデジタル庁が発足されているのをよく目にすると思います。
民間企業でもテックキャンプテックアカデミーといったAI人材養成から卒業生に対しての職業斡旋を一括で支援してくれるサービスに注目が集まっていた。

こうして新しい世界、価値観への扉は現代の情報化社会ではたくさん開かれていて、この事象事態は私自身も非常に歓迎しています。

ではなぜ、本日はこの記事をピックアップしたのか。
それは以下です。
①本当に文系でもAI人材になれるのか?
②AI人材になるためには、根本の価値観、マインドはどのようなところにあるのか?
③人の価値観の違いについて
④異なる価値観を受け入れるには(実体験含め)

営業に疲れてしまった20代半ば~30歳にかけて、仕事やキャリアに悩んでいる人に是非読んで欲しい内容です。
もちろん、人の価値観とは?という部分に興味を持っていたり、違和感を持っている人にも続きを読んでいただければと思います。

本当に文系でもAI人材になれるのか?

これは明確にYESということができると考えています。
私の考えでは、人は自分の意思次第で変化している生き物であるから、本気でAI人材になりたい、と思っている人は何歳であってもAI人材になることはできます。
ただし人にオススメされ、変わったほうが良いよ、転職したほうが良いよ、と言われても人は変わることはできません。
そこには「自分で決めたコト」という強い意志が必要になるからと考えています。

では、どうすればAI人材になれるのですか?と恐らく思うでしょう。

AI人材になるためには、根本の価値観、マインドはどのようなところにあるのか?



そこで聞きます。
「あなたはどのようなAI人材になりたいですか?」
それは、今の世の中がAI,デジタル化がどんどん進んでいるからですか?
営業に疲れたから、一人で向き合える仕事がしたいからですか?

理由は人それぞれ違います。そのため、どれが正解で、どれが不正解か、というのはありません。
ただ一番考えて欲しいことは「AI人材にあなたがなった暁に、なにを叶えたいか」ということです。
3年後、5年後、はたまた10年後、AI人材になったあなたが達成したいことはなんですか?
デジタル化が進んで、日本人誰もがAI人材になってしまったときのあなたの市場価値はどれくらいありますか?

もう少し平たい言葉でいうのであれば、こんな動機だといいかもしれません。
・営業を長くやってきたが、元々の性格上、人のために影で支えることが昔から好き。だから近くの誰かがより生きやすい社会になるためにデータアナリストになって、情報収集できない人にも届くようなシステムを発信していきたい
・昔からゲームが好き。特にマイクラなどの知識や時間を積み上げて、一つのモノを完成させる作業系のゲームが好き。だからAI人材になって、データをとことん集める仕事がしたい。
などです。

つまり何が言いたいか。
時代の流れや人からのオススメではなく、あなたが何故(過去を遡って)AI人材になりたいのか。そしてなる必要があるのか、を真剣に考えて欲しいという事です。
それと「AI人材とはなにか」という定義を自分自身の中に持ってほしい、という事です。

人の価値観の違いについて

ん?AI人材の定義を自分で考えてください?
なにを言っているんだ、この人は。と思うかもしれません。
AIという言葉なんて世の中に出回っているのだから、その出回っている言葉、スキルを持っている人材がAI人材なんじゃないですか?

また聞きますね。

・ディープラーニングを用いて、自社ECサイトに訪れる人がどのような購買傾向があるかを考える人
・AIにより必要となくなってしまった職に就いている人
・AIみたいな人。AIのように正確で休むことなく働ける人
・量子コンピュータに計算式を入れ込み、データ処理速度を数十倍にも上げるために従事している人

どれがAI人材だと思いますか?

これ、全部AI人材なのです。実は。

そう、人の価値観、見え方によってAI人材という言葉はいくらでも変容していくのです。

だからあなたにとっての「AI人材とは」を見つけて、そこに向かって進んで欲しいのです。

最近、私自身のご近所付き合いでこんなことが起こりました。
「柿の木が生い茂りすぎているから伐採してあげるよ!」と近隣のおじさん。
「ありがとうございます!家の屋根にかかっている部分が邪魔なので、そこの部分だけ切り落としてもらえると嬉しいです!」と伝えました。

10分後…柿の木は見るも無残な状態に。
屋根にかかっている部分だけでなく、元々の姿の10分の1になっていました。
(個人的な感想ですが、とても悲しく、正直憤りさえ覚えてしまった苦笑)

なにが起きたのか。
そう、まさに「価値観の違い」なのです。

田舎に住んで長い人からすると、たかが柿の木一本。
どうせ邪魔になるからできる限り伐採してあげよう。
という志向、価値観を近所のおじさんは持っていたのです。

逆に、私自身は田舎移住初期段階の私は朝起きて柿の木、葉が毎日成長していることに喜びを感じ、仕事で疲れた時に庭に見に行く、という日課が急に絶たれてしまったのです。

ここには価値観の共有ができていなかった、という反省があります。
そのためAI人材としての知識、スキルを学んできたよ!これから学ぶよ!となっても、あなたが対峙する人からしたら、あなたのAI人材という考え方と全く異なる可能性も大いにあるのです。

ただ、あなた自身が「自分の考えるAI人材とは〇〇だから、ここに興味ある方、企業と話したい!」と発信をすると、そのあなた自身のスキル、経験、価値観に共感して、声をかけてくれる企業が出てくるのです。
最初の段階で価値観の共有ができているため、話を進めていっても齟齬が起きることが少ないのです。

もし齟齬が起きてしまっても「あ、方向性が違ったな。違うところの話ももっと聞いてみよう!」という考えになれるのです。

異なる価値観を受け入れるには(実体験含め)

長々と書いてきましたが、最後に。
異なる価値観を受け入れるには「自分の価値観を知ること」
ここに尽きます。
あなた自身が何者なのか。なにを考えているのか。

そこの意志、軸があれば、あなた自身がブレることが少なくなります。
異なる価値観の人が出てきても「この人はこのような価値観を持っている人なんだな。」と理解することができます。
(※好きになるか、嫌いになるか、という問題はまた別です)

あなた自身の中に「あなたの価値観」がないと、異なる価値観の人が出てきて「これは違うよ!」「そんなことも考えられないの?」と多方面から言われると、落ち込んでしまい、自分の殻に閉じこもってしまう傾向にあります。

自分の価値観を見つける。
これは本当に大変で難しいことですが、ちゃんと向き合う時間をつくれば必ず見つける事ができます。

あなたらしい価値観を見つけ、受け入れる事。
そしたら他社を受容し、一歩ずつ進んでいくことができます。

長い記事になってしまいましたが、最後までご覧になっていただき、ありがとうございます。



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