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お悩み相談② - コロナ禍における面接。行きたい企業の面接があるのに濃厚接触者に…どうすればよいのですか?

都会から1時間半離れた片田舎の古民家でキャリアトレーニング/コーチングを行う事業「キャリアツーリズム」を運営しております、せんのみなとです。

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大事な企業の面接を控えているのにコロナ感染してしまった。どうすれば?

転職活動中。3ヶ月も転職活動を頑張って続けてきて、ようやく行きたい企業に出会い、最終面接まで辿り着きました!!

という喜びも束の間、一本の電話が。
「Aちゃんお疲れ様~。こないだのランチは楽しかった!ありがとうね!そんな中とっても伝えづらいんだけど、実はコロナ判定で陽性が出ちゃって…。対象期間にAちゃんとも会っていたから恐らく保健所の方から連絡が入ると思う。本当にごめんね。」

・・・「え。私も感染しているかもしれない?」「濃厚接触者なのかもしれない?」「待って、大切な企業の面接が控えているよ。どうしよう。」

このような経験をされた方は、この状況下では増えてしまっているのではないでしょうか?

まずは私からお伝えしたいことは陽性判定受けた方も濃厚接触者判定受けた方も感染したくて感染した訳ではない事。副次的要因も相まって”感染してしまった”のです。
(※全員が副次的ではなく、軽率な行動をとってしまった方もいるとは思います。)
そして判定を受けてしまったことによるショック、不安、周囲に迷惑をかけてしまうことへの恐れ、虚無感が一気に襲ってきます。
申し訳なさが勝って症状が治まり自宅待機期間が終わったとしても外に出れなくなり、気持ちが弱くなってしまう方もいます。
ですので、感染することを避ける行動は勿論したうえで、万一感染してしまった人が周りにいても、その人の復帰を願い、優しく迎え入れてあげてください。

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本題に戻りますが、コロナの影響で面接が行けなくなった、行けなくなりそう、という方と企業で採用人事をやっている方に是非読んで、コメントをいただきたい記事です。

求職者の方が一番不安視していることは①「コロナ感染の影響で面接キャンセルになってしまったらどうしよう」②「私が原因で面接でお会いした方が自宅待機となり企業へご迷惑をおかけしてしまったらどうしよう」の二点が主かと思います。


①コロナ感染の影響で面接キャンセルになる可能性は?

面接キャンセルになる可能性は少ない、と捉えております。
何故か。
企業側も良い候補者の方に入社してほしいから。
そして対面面接にしている、すなわちコロナの状況下において出社勤務が行われている会社のため(出社勤務が悪、とかいう話ではないです)感染リスクはある程度見越して動いているべき、だからです。

もちろんコロナの症状が落ち着くまで面接の実施ができないので、その間に良い候補者に出会い採用になってしまう可能性もありますが、こればっかりはご縁の問題になってしまうので致し方ない部分と捉えて頂きたく考えております。

ただコロナ感染した人を採用したくない、と考える企業なのに対面面接をし、出社出勤が大前提の企業というのはおかしいですよね?
外に半強制的に出させるのに、自分の身は自分で守れ。と言っているようなものです。
そのような会社に入って、長期的なキャリアを安心して築くことはできるのでしょうか?

一瞬の場しのぎで入社することはできても価値観の違いという歪はどうしても埋めにくい部分になるので、もしコロナを原因に面接がキャンセルになってしまったら「そのような会社に入社しなくて良かった!」と思っていただいた方が個人的には幸せだと考えています。

では、どのように感染状況を伝えれば良いのか。
これは企業毎、エージェント毎に大きく異なると思います。
エージェント経由で転職活動をしている方は、企業担当の方に、企業の色や文化、雰囲気、前例を聞いて”伝え方の相談・作戦”をしてから伝えるのが得策です。
個人応募で進めている方の場合、ありのままの状況を伝える。が一番良いと考えております。
状況を隠し、本来感染しないで済んだ人が、報告が遅れ感染してしまうとそれこそ問題にもなりますし、迷惑もかけてしまうので、感染状況が判明し次第、すぐにお伝えすることをオススメします。
様態が治まり、面接を受け、晴れて入社となった際に「この方は素直で、後ろめたいことも隠さずに伝えることができる」という好印象になります。

加えて、ありのままの状況を伝えて、面接がキャンセルになってしまったとしても、上記の通り”入社しなくて良い会社”ということが判明するので、これも良い行動に繋がると考えています。

②感染の影響で面接官、企業側に迷惑がかかる可能性は?範囲は?

こればかりは絶対的に影響がない、ということはありえないと考えています。

まずは面接官の方が陽性検査に行くことになるかと思います。
その場合、就業時間内の場合は有休や休憩時間を長めにとる必要がでてくるため、その方が取り組んでいたプロジェクトや企画、営業等に遅れが生じることが見込まれます。

報告が遅れて二次感染、三次感染が広がる可能性もあります。

そのため、まずは早めの相談・報告をすることが第一優先。
そして影響が大きく出てしまう、ということも念頭に入れて日々の生活を送らなければいけないという事。
企業側も「法人格」として動くのではなく、一人の、生身の人間として従業員が感染した時の心情だけでなく入社希望者や清掃員の方、色々な方の想いもくみ取れるように行動規範を決める事、コロナ禍における出社、面接方法を整え続ける事が重要だと考えています。


長くなりましたが、コロナ感染で「あなただけが悪い!」ということは、ほとんどのケースでないかと思いますので一人で抱え込まずに早めに相談すること。
企業側も従業員の方も転職者も方も隣の誰か、を慮って行動すること。

まずはこれが重要かな、と感じています。


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