なまいきなとり

こんにちは!私は動物が好きな大学院生です。 なにぶん知識がなく、稚拙な文章ですが、何か…

なまいきなとり

こんにちは!私は動物が好きな大学院生です。 なにぶん知識がなく、稚拙な文章ですが、何かのきっかけになってくれたらうれしいです。

最近の記事

はじめて畜産に向き合った日

もう、畜産の勉強を始めて5年目になるのか。 以前も少し書いたかもしれないが、私は高校生の時、一切の家畜や畜産に興味がなかった。そればかりか、うっすらと苦手意識があった気さえする。苦手意識、というか正確に言うならば、日々の生活に欠かせない大事な産業であるということはもちろんだけれど、私はきっと悲しいきもちになるから積極的に関わりたくはないかな、と。大学も動物学を学びに入学したのであって当時の私の脳内は今みたいに畜産畜産していなかった。 そんな私は大学1年生の時に、養豚場に実

    • ぶたのしっぽのその後

      先日  を投稿してからだいぶ日にちが経ってしまった。 いつかやりたいなと思いつつ、新しい標本の素材が入ってきたり大学の研究でワタワタしていたりとなかなか大きく時間をとってぶたの尻尾に向き合える心の余裕がなかった。 けれど重い腰を上げて煮込んでみた。 ほぼほぼ皮なので除肉も手でするするとできてしまったから、あとは濃いめのパイプ洗浄剤を水にといたものにぶち込んで放置。 あとはこびりついたコラーゲン繊維を剥がして乾燥させ、ハンドドリルで穴をあけて繋いだらおしまい。なんて簡単な作

      • ぶたのしっぽ

        届いた!届いたよブタの尻尾が!!! 冷凍のものは置き配できないので、指定時間にして朝からブタの尻尾が届くのを待っていた。 商品名は生豚尾。配達員さんはこういう突飛なものも日々運んでいるのだろうなと思いながら小さい箱を開けてみると手のひらにのるくらいのブタの尻尾が5本。ええ。。5本もどうしよう。 尾椎の標本用に1本ないし2本あればいいなと思っているけれど、どうせならそのほかはおいしく食べられる方法を模索するか。もともと食用だし。 ところで、ブタの尻尾といえば思い出すのは「断

        • 知らないあいだに誰かを助けていただって!?

          私は文章を書くことが割と好きで、時々自己満足でnoteを投稿している。 見てもらった人にちょっとだけ何かを感じてほしいと思うこともあれば、忘れたくないことを形にしたいだけのこともあり、なんだかんだ暇な時があったらあれをテーマにしようかな、なんて考えている。 しかしながら、初めて記事をあげてからそんなにたくさん記事を上げたわけでもないけれど、どうやら誰かの役に立ったことが2回もあるらしい。 1回目は、北海道動物園の旅 ①|なまいきなとり (note.com) この記事は私

        はじめて畜産に向き合った日

          にわとりの出荷

          わたしは大学3年生の時、とにかく畜産の世界を知りたくてあらゆる人脈を使って農家の皆さんにお時間をとって頂き、話を聞きに行きにいった。 その養鶏農家さんのところに行ったのも、最初はお話を伺うのが目的だった。鶏舎の中に何千羽いる鶏たちの前で、ヒヨコが届いてから出荷に至るまでの細かな流れから餌のこだわりなど、あれやこれやについて詳しく教えていただいた。 大学では牛の勉強がメインだったので、初めて生で見るブロイラーはとても新鮮で、お話をきくのもとても楽しかった。 ブロイラーとは、

          にわとりの出荷

          命に触れること・いただくことの痛みと有難さ

          ※一部動物が苦しむ表現があります ※人によっては気分を悪くする可能性があるため、苦手な方はブラウザバック推奨です 私は大学生になって、初めて実習に行ったその日からそれまでまったく興味がなかった酪農畜産にどっぷりとつかりこんだ。とにかく現場思考の私は、大学の実習だけではとても足りず、「畜産系の学生」という肩書きを乱用してとにかくいろんな現場に行っていろんなものを見て嗅いで触わって聞いて感じて、そして食べた。 時に家畜の現場では家畜にとって痛い・苦しいことを淡々と遂行しなけれ

          命に触れること・いただくことの痛みと有難さ

          目は口ほどに物を言う

          牛がかわいいなと思った話。 私は酪農やら畜産やら現場が好きで、よくしてくれる農家さんのおかげで現場にいれてもらうことがあった この時は山奥で酪農を営む酪農家さんのところで実習していた。 私は餌であるサイレージ(牧草を乳酸発酵させたやつ)の残さの片づけをお願いされていて、でっかいフォークみたいな用具(ピッチフォークというらしい)を使ってきれいにしていた. ふと。目の前の牛がじっと目をみてくる。触ってみると私の手をしきりにおでこにあてがうような動きをする。 (はは~ん。君

          目は口ほどに物を言う

          豚足の標本づくり(超アバウト)

          これまで私は羊と豚の標本を作ってきました。 羊は独自ルート、豚は購入しました。 頭骨となると入手のハードルが凄まじく高く、なかなか機会が限られていました。 そこで色々模索していたところ見つけたのが         「豚足」 スーパーの精肉コーナーにもあり、沖縄では足てびちとして知られる豚足。 今回は爪のついてるものが欲しかったのでAmazonで購入しました。 これを骨格標本にしていくわけですが、私自身本やネットに載っている文献を読みつつ自分にとってやりやすい方法を模索し

          豚足の標本づくり(超アバウト)

          いいものってなんだろう

          注意書き 私はこの記事でなにか結論を出すことはしません。いつだってニュートラルでいたいからです。だから何か皆さんのお買い物の際にちょっとだけいいものについて考えてもらえたら嬉しいからこの記事を書くことにしました。 畜産おせち 私は動物系の学生を自称していますが、蓋をあけてみたらほとんどすべて畜産のお勉強でした。そしてそんな大学生活のなかで大学というものはつくづくおせち料理みたいだなと思います。これまで3年半私は「畜産学」という学問のおせちの重箱の中からちょっとずつつまんで

          いいものってなんだろう

          ご無沙汰しております。

           皆さんお久しぶりです。 私のことをもう覚えていないという方も多いのではないかと思うのであらためて自己紹介をします。 私は動物園が好きな大学生です。今は4年生になりました。 私が前の動物園の記事もう3年前になるんですね。しみじみしてしまいます。時が経つのは本当に早いなあ。 今回は記事というより、今までの事、これからのことを少しお話したいと思いました。 まず、なぜ私が記事を書くのをすぐやめてしまったのかについて。 単に飽きたのだろうと普通なら思うとは思いますが、全く逆の理由

          ご無沙汰しております。

          北海道動物園の旅 ②

          こんにちは!前回の記事、自分が思っていたよりもずっとたくさんの方々に読んでいただけてとても嬉しかったです。至らない点も多々ありますが、これからもよろしくお願いします! はじめに本記事には、素人の自分の、感じたこと、考えたことをなるべく率直に書き連ねました。よって一部不快に思われるような表現があることも考えられます。また、根拠を持った記事を書くよう心がけておりますが、万が一誤った記載をしていた場合にはご指摘を頂きたく存じます。よろしくお願いいたします。 先日の8月24日から

          北海道動物園の旅 ②

          北海道動物園の旅 ①

          こんにちは!はじめまして。 私はユキヒョウと動物園が好きなしがない大学生です。 はじめに本記事には、素人の自分の、感じたこと、考えたことをなるべく率直に書き連ねました。よって一部不快に思われるような表現があることも考えられます。また、根拠を持った記事を書くよう心がけておりますが、万が一誤った記載をしていた場合にはご指摘を頂きたく存じます。よろしくお願いいたします。 さて、先日の8月24日から8月27日にかけて、北海道の動物園巡りの1人旅を敢行致しました。 【日程】 初

          北海道動物園の旅 ①