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好きな人に会いたくなる作品「四月になれば彼女は」


はじめに

女子大生の、きぬです。
今日は、映画化もした川村元気さんの「四月になれば彼女は」の紹介と感想を書いていきたいと思います。


あらすじ

四月、精神科医の藤代のもとに、初めての恋人、ハルから手紙が届いた。
だが、藤代は1年後に、愛しているのかわからなくなってきている恋人、弥生との結婚を控えていた。
ハルからの手紙で忘れかけていた恋の記憶がよみがえる一方で、
このまま弥生と結婚していいのか、本当に彼女を愛しているのか、
なぜ、ハルは今になって藤代に手紙を書いたのか
藤代の恋に翻弄される十二か月の物語

参考『四月になれば彼女は』ネタバレ!あらすじ~結末を相関図付きで (pikarine.net)

感想

この「四月になれば彼女は」という物語は、恋愛小説でありながら,
主人公の藤代の自分探しの物語だなと感じた。
結婚とは、愛すこととは果たして何なんだろう、
これに正確な答えを持っている人間なんているだろうか
みんな愛について個性的な考えを持っていて、完全に分かり合えることはできない。それでも一緒にいたいと思えるのは、奇跡だなと思う。
藤代の婚約者である弥生が言った、「愛を終わらせない方法」である「手に入れないこと」この言葉は、確かにとは思ったけど、信じたくはないなと思う。
「ひとを愛すことの難しさ」、「愛を続けることの難しさ」を感じた。
でも、そんな切ない結論とともに、人を愛すことの素晴らしさ、美しさを感じます。
川村元気さんの作品は、情景描写がとても細かくとても美しいところが大好きなので、藤代の元恋人であるハルの、手紙で書かれている、ウユニや、藤代と昔過ごした場所、海外の様子の描写に川村元気さんらしい、細かく儚い情景描写が埋め込まれていて、引き込まれます。
いつか、ウユニで写真を撮りたいですね。


最後に

映画化もされて、話題の作品なので、ぜひ手に取ってみてくださいね



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