Tomoki Yasuhara

■生活思創家 ■マーケティング/ブランディングのコンサルタント 信州松本在住

Tomoki Yasuhara

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<書籍のご案内>新版ブランディングの基本

■自己紹介を兼ねての、ご報告 2023年2月に「新版ブランディングの基本」が発売されました。 前著が2014年に出版されたものでしたので、9年ぶりですね。新版まで長く命脈を保っていたということですから、ご購入いただいた読者の皆様には感謝申し上げます。また、新著は、旧版の200ページから300ページに大幅改訂しております。  おかげさまで、安原は過去主著として5冊を書かせてもらっておりますが、そのうちの4冊が改訂新版にまでなっております。フリーランスのコンサルタント歴22

    • 学びの生活思創「知圧と創圧」その2

      ◼️テーマ2:知圧・創圧でインプット・アウトプットに貢献する 前回に引き続き、知圧と創圧の試考をします。学習行動の継続や創作活動の集中に焦点を当てていきます。知識をインプットしていくにも、そこから結晶化してアウトプットしていくにも、才能とか努力とかは必要です。  今回は、その延長の先にあるものを試考します。才能や能力や好奇心や目標といった学びに関する主な要素以外に、学びを継続させるエネルギーや、創造性を加速させるエネルギーたちについてです。ここでは、これらを知圧と創圧と称し

      • 生活思創ラボのご紹介

        ◼️父:生活思創家を自称するラボの主宰者 フリーランスのマーケティング・コンサルタントで20年ちょっとを過ごす。東京から信州に移住してほぼ10年 ◼️娘:不登校気味の中学1年生(ラボのスタート時は小6で完全な不登校)現在は小説家志望で、かなりの読書家。人生経験はまだまだだが、ボキャだけは豊富 生活思創のコア・コンセプトは、「生活にメタ視点を創出し、人生の不条理へのポジティブな対応を促す」活動です。 柔らかめに書くと、「日々の暮らしに見通しの良さをあたえることで、日常に起

        • 学びの生活思創「知圧と創圧」その1

          生活思創の目的は、正しさの追求ではありません。慌ただしい日々の生活に、「見通しの良さ」を感じるための試考を言葉と図で表現していくことです。なので、好奇心が赴くままに、いつもの・やっかいな生活に「面白さ」を掘り出そうとしております。  生活思創のきっかけは子供の不登校でした。学校行かなくても、より良い学びってあるのかな?、あってほしいな、あるとしたら一体どんな姿をしているのかな?、なんて感じでスタートしたのでした。シーズン7はややこの生活思創の原点に戻ってみて、試考してみます

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        <書籍のご案内>新版ブランディングの基本

          生活空間の思創(8)「生活ルーティンの場」

          シーズン6「生活空間の思創」の最終回です。生活って習慣の場でもあります。家族などの参加メンバー全員の生活ルーティンを束ねる空間とも言えます。最終回なので、まとめっぽく生活ルーティンという視点から試考します。 ◼️新奇性と親しみやすさ まずは、今回の試考のきっかけとなった本の紹介から。人に勧められて「「ふつうの暮らし」を美学する」(光文社新書 :青田 麻未)を読みました。サブタイトルに、家から考える日常美学となってましたので、小生が捏ね回している生活空間のヒントになればとい

          生活空間の思創(8)「生活ルーティンの場」

          生活空間の思創(7)「椅子歴で生活工学」

           前回は、花瓶だったりコーヒーカップといった「物質」でありながらも、そこに意識が強く入り込んでいると、生活で語れることも結構あるんだな、そんなお話でした。  生活思創のラボって、「そこには何もないでしょうと決めつけている場所にこそ、多くの思念が浮遊しているはず」という探求の試掘活動みたいなものなのだ。なんか、心霊現象の研究家っぽいすけどw ◼️まずは、背景から 今回は前回に引き続き、こだわってきたモノから、気が付かなかったコトを浮かばせて、モノゴトにして生活に見通しの良さ

          生活空間の思創(7)「椅子歴で生活工学」

          生活空間の思創(6)「花瓶と珈琲カップ」

          小生は陶芸が好きです。少し習ったこともありますが、専門は購入です。焼き物の蒐集は身代を潰すらしいので、あくまでも日々の生活の範囲で買っています。 ちなみに、収集の始めは30歳過ぎた頃からでした。最初に買った花瓶は出西窯(しゅっさいがま)、コーヒーカップは備前焼(びぜんやき)のマグ。でも、好きな焼き物の風合いは鼠志野(ねずみしの)でして、お猪口と徳利などを持っています。ただし、これは買ったものではなく、頂き物です。  主にコーヒーカップと花瓶が渉猟の範囲ですから、かわいいも

          生活空間の思創(6)「花瓶と珈琲カップ」

          生活空間の思創(5)「生活音」

          今回のお題は音。生活思創なので、必然的に生活音について試考してみます。  不登校だった娘が4月から中学生になり、何を覚悟したのか吹奏楽部に入って、クラリネットを始めました。いきなり、家庭内は音楽の話の比率が上がっております。また、6月になって近所からカッコーの鳴き声が聞こえるようになりました。7月は田んぼでカエルが鳴くことでしょう。あまり、じっくり向き合うことはないのだけれど、日々の生活は音に囲まれているのだ。 そして、このただ流れてるだけの生活音に、意味を見出してみよう

          生活空間の思創(5)「生活音」

          生活空間の思創(4)「大掃除」

          普段使いな生活イベントに、大掃除っていうのがあります。 小生も上の娘が中学生になったことを機に、先般、倉庫やらロフトやらに滞留する品々を大々的に処分する大掃除を行なっております。 娘「大掃除って、今までの生活を改めましょうって意味があるんだね」 父「片付けの魔法で有名なこんまり(近藤麻理恵)も含めて、物を溜め込まない生活を良しとする風潮っていうのがあってさ、一つの生活サイクルとも言える」 娘「ふーん、欲しかった物がいっぱいあるって、願いが叶ってる状態なのに」 父「ま

          生活空間の思創(4)「大掃除」

          生活空間の思創(3)「ビブリオ・レゾナンス」

          娘「ビブリオ・バトルって知ってた?」 父「知らん。なんすか、それは」 娘「推しの本をみんなにプレゼンして、推しの本のコンテストをするゲームなんだよ」 父「推しの本って、自分が感動した本ってことね」 娘「そう。読書感想文のゲーム版みたいなやつかな」 父「よさげですね。そのプレゼンテーションっていう形式も気分が上がりそうじゃないか」 娘「読書感想文って、読むのは先生だけだし・・・」 父「先生も忙しいから、もしかしたら、読んでないかもしれないしなー」 娘「そこの保護

          生活空間の思創(3)「ビブリオ・レゾナンス」

          生活空間の思創(2)「サード・プレイス」

          シーズン6、生活空間を深掘りする第二回です。 今回のお題はサード・プレイス。家庭と職場があって、もう一つの居場所から見た生活空間について試考します。 お題は3つ 1)カフェのサード・プレイス度合いを試考する 2)サード・プレイスを「何もない」ところにまで拡張する 3)生活空間を、時間に転写してみる 「サード・プレイス(Third place)とは、コミュニティにおいて、家庭や職場とは異なる、心地のよい第3の居場所」ってことでスタートします。カフェならスタバが有名だね

          生活空間の思創(2)「サード・プレイス」

          生活空間の思創(1)「移民・移住・移転」

          シーズン6は生活空間について試考します。空間の話に先立って時間の話からしますね。  家族で生活していると、時間の話が多くなりますね。1日単位の、早く行きなさいとか、いつ帰ってくるのとかw。一年単位の、次は中学校だとか、高校はどうするのとか。もう少し長くなると、子供が巣立ったらどうするか、なんて会話はどちら様も定番ではないかと推察いたします。生活思創でも時間軸が図解に組み込まれるパターンは非常に多いので、実生活の切実さを語る時の中心となる視点が「時間」ってことやもしれません。

          生活空間の思創(1)「移民・移住・移転」

          「見通しの良い生活」への道:生活マンダラ図と図解<その3>

          生活マンダラ図をテーマにした3回目です。なんだか、生活思創の図解作法講座みたいになっている気がするけど、個人ラボなので良しとしましょう。今回は、思い切って、「生活思創での図解の図解」ってことにします。通称、メタ図解w  まあ、一度やってみたかったことをここで押し込んでみます。 かなり、マニアックなのでご留意ください〜 娘「図解って挿絵みたいなものなのかな?」 父「近いかな」 娘「父は挿絵画家みたいなものだね」 父「挿絵画家かあ、絵じゃなくて図だから、挿図画家だね。

          「見通しの良い生活」への道:生活マンダラ図と図解<その3>

          「見通しの良い生活」への道:生活マンダラ図と図解<その2>

          生活マンダラ図を試考する第二回目です。今回は生活思創にとっての図解って何かな?って押し込んでみます。 2つのお題に分けてアプローチします。 Part1は「図解を定義する」 Part2は「AIにはない図解はどこにあるか」 ・・・です。 娘「トーチャンの仕事中のパソコンを覗くと、だいたい図を描いているよね」 父「楽しそうでしょう?」 娘「楽しいのかな、いつも、うーんとか唸ってるよ」 父「苦悶している時の方が多いか・・・。 それでも、いつもやってるってことは、結構、好きな

          「見通しの良い生活」への道:生活マンダラ図と図解<その2>

          「見通しの良い生活」への道:生活マンダラ図と図解<その1>

          「見通しの良い生活」のためのツール編です。「マントラ(真言)とマンダラ(曼荼羅)」を生活に作り込んだらどうなのかなっていう試考です。 後半はマンダラ図(曼荼羅図)です。曼荼羅は悟りの世界観なので、やや生活の娑婆感からはかけ離れたものに見えますね。まあ、そこをです。「見通しの良い生活」だって、その細くて長い道のそのまた先の先には悟りに繋がってるはずだと思えば、もう一歩踏み出そうとかと思えるのではないでしょうか。 生活マンダラ図と言ったものの、いわゆる図ですからね。あくまでも

          「見通しの良い生活」への道:生活マンダラ図と図解<その1>

          「見通しの良い生活」への道:生活マントラ<その3>

          生活マントラの3回目です。今回は2つのお題を試考します。 ・<お題「信念習慣症」> ・<お題「多元感情」> 2つとも造語しましたw  信念習慣症は、生活習慣病の医学メタファー、多元感情は、高分子化合物の化学メタファーなのだった。   父「大人になると、ブレがない生き方は正しいって思っちゃうんだよね」 娘「ブレがないって、褒め言葉のようだけど、違うの?」 父「確かに。試行錯誤しながら生きてる人が、あとから見るとまっすぐ歩いてたんだ、って気がつくのは素敵だと思うよ。で

          「見通しの良い生活」への道:生活マントラ<その3>