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【Iパス勉強法】英単語を知る「2つの意味」

ITパスポートには英略語がたくさん出題されます。

ERP, MRP, CRM, SCMみたいなのです。

今回は英単語を知っておくと、

  • 意味が分かるので用語を覚えやすい

  • 知らない用語が出ても推測ができるかも

って話をします。高校の地理で、国際組織を英単語と意味で覚えた方は思い当たることでしょうね。WHOのHは「ヘルス(健康)」みたいな。

IT用語を全て覚えるのは自信ありませんし、そもそも過去問に出てない新用語・超マイナー語も出てきます。

用語の英単語を知っておくことで、「意味のある覚え方」ができ、知らない用語が出ても「理屈のある勘」で解答できますよ。

意味もなく「じゅげむじゅげむ」で覚える人、知らない用語を「ただの勘」で解答する人より合格に近づくことは間違いないです。

>>前回のキーワード連結<< と併用にすると2重に正解に迫れます。

なお、このNoteは私が専門学校で教えてきた指導経験と970点合格をした実績に基づいていますので、是非参考にしてくださいね。

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ITに英語は必要だが・・・

専門学校の学生さんは「英語が苦手」「数学が苦手」がとっても多いです。

しかし、IT分野には英語力は必要です。

なぜなら、ITパスポート試験には英略語がでるだけでなく、プログラム言語は英単語を元にしているから。例えば、printとかclassは使いますしint(Integer)って略語も使います。

とはいえ、別に「話せろ」「書けろ」「聞けろ」ではありません。

カタカナ英語が分かればいいんです。資格問題では綴りも書けない上等!

例えば、customerは「カスタマー」とカタカナ英語、「お客」って意味を知っておく程度でOKです。カスタマーサポートって聞いたことあると良いですね。

理想は、Cといったらコンピュータ、ケーブル、カスタマー(お客)、コンビネーション(組み合わせ)、キャリア、など候補が出てくるのがベスト。

まずは、1アルファベット2~3個を目標にしましょう。


英単語と意味で覚えたい

例えば  >>前回<<  話題にした一元管理シリーズの英単語・例題を見ましょう。

  • ERPのEは、エンタープライズ(企業)

  • CRMのCは、カスタマー(お客)

  • MRPのMは、マテリアル(物質、転じて部品や資材)

  • SCMのSは、サプライ(供給)

材料調達から商品販売までを一括管理して、供給最適化をするシステムはどれか。
ア:ASP イ:CRM ウ:ERP エ:SCM

「ITパスポート 令和01年度問05」より改変

前回は「調達から販売」ってキーワードで解きましたが、「供給(サプライ)」からも、SCMが正答と分かります。

用語問題に「キーワード連結」と「英単語」の2重で攻め入ります。


日常とつなげると覚えやすい

英語の第一関門は「単語覚え」ですよね。

まずは、日常会話やニュースで耳慣れた英単語から知っておきましょう。

ここでも >>前回<< 話題にした「責任者系」を例にします。

  • CIOのIは「情報」。ITパスポートの「I」だから大丈夫ですよね。インフォメーションです。

  • CEOのEは「実行者」。よくニュースで「偉い役職の人なんだろうなぁ」と思いますね。エクゼクティブです。

  • CFOのFは「財務」。フィナンシャルって金融のCM見たことないですか。

  • CTOのTは「技術」。テクノロジーは英語書けなくても分かりますね。

  • COOのOは「執行」。オペレーション。ワンオペとか聞いたことありますよね。

経営幹部の役職のうち、情報システムを統括する最高責任者はどれか。
ア:CEO イ:CFO ウ:CIO エ:COO

「ITパスポート 平成26年度春問08」より

正答はウ。ちょっと古い問題がシンプルなので、資格勉強し始めにお薦めです。平成25年度ぐらいからがお薦め。

他にもゲームで、アヴォイド(Avoid, 避ける)やマルチ(Multi, 複数)なども聞いたことあるでしょう。これらを組み合わせるとCSMA/CAの意味理解につながります。

以上のように、

「日頃何となく聞いていた英単語」がITパスポート用語で使われていたら、意味を知ってみてくださいね。


マネジメントMの有益さ

ITパスポートの用語では「良く使われる単語」があります。

例えば、I(情報)、S(システムやセキュリティ)などです。いかにも超使われてそうですよね。

また、Mが最後につく用語も多く、用語の意味をかなり絞ることができます。M(マネジメント、メモリ)が超多い。

最後にMがついた時、大抵はManagement「マネジメント(管理)だろうな」と思って大丈夫です。

  • SCMは「調達から販売までを一元管理

  • CRMは「顧客との関係を一元管理

  • MDMは「モバイル(携帯)を組織で管理

また「PCDAサイクル」が導入されると、語尾にMをつけた用語に変化することもあります。

  • BPRにPDCAを追加すると、BPM

  • SLAにPDCAを追加すると、SLM

例題いきましょ。

SLMの説明はどれか。
ア:SLMでは、SLAで合意したサービスレベルを維持が最優先で、サービス品質改善は補助的である。
イ:SLMでは、SLAで合意した定量的目標の達成状況を確認するために、モニタリングやレビューを行う。
ウ:SLMの目的は、SLAの作成が最終目的である。
エ:SLMでは、SLAで合意するサービスレベルを、容易に達成できるレベルに設定するのが重要である。

「ITパスポート 令和03年度問53」より改変
  • アは、改善(A)を補助としているため誤り。

  • イは、モニタリング(監査C)をしているため正しい。

  • ウは、作成(計画P)を最終目的としているため誤り。

  • エは、達成レベルは定量目標とすべきなので誤り。

なお、Mはメモリー(記憶装置)の場合で、SRAM, DRAM, ROM, RAMなどがあります。

それでも「管理」か「装置」かに絞れるのは大きいですよね。


理屈のある勘

もし、知らない用語が出た時は「勘」で解答しますよね。

英単語を知っておくことで、「理屈のある勘」に昇華できます。

例えばISMS。

それぞれのI, S, M, S から単語を考えてみて下さい。

  • Iは、CIOで使ったインフォメーションかもしれない

  • Mは、マネジメントかメモリかもしれない。でも最後じゃなくて途中なのが気になる。

  • Sは二つあってややこしい。セキュリティ、システム、サービス、ストレングス(強み)、ストラテジー(戦略)などなど。

正解は、

  • I:インフォメーション(情報)

  • S:セキュリティ

  • M:マネジメント

  • S:システム

どこかで聞いたカタカナ英語ばかりで、難しい単語ではないですよね。

各単語から、どんなのか想像できたのではないでしょうか。

ISMSは、組織として「情報I」資産の「セキュリティS」レベルを適切に「管理M」する枠組みS

英単語と日本語キーワードが紐づいているのが分かりますね。


まとめ | 英単語を知る2つの意味

今回は「用語の英単語を知っておく意味」についての解説しました。

  • 英単語の意味によって覚えるのが楽になる

  • 知らない用語がでても、単語から予想できる

以上より、用語を覚えやすく、知らない用語にも対応できる回答能力を獲得できます。


次は >>数式を立てるときは単位に注目する<< をどーぞ。

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p.s. 普段は >> 専門学校とIT就職のブログ << をやってます。

でわでわ(・ω・▼)ノシ


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