【ITパス本を写真5枚でレビュー】栢木先生のITパスポート教室(970点合格)
栢木本は、私がITパスポートと基本情報技術者試験でお世話になった本です。
当時学生で、プログラムは授業で少しやりましたが、IT知識は全くありませんでした。当時あったITパスポートのテキストを、書店で手に取り比べて選びましたね。
栢木本は、コンパクトで持ち出しのしやすい本、索引用語数が圧倒的に多く網羅性も検索性も優れています。
このNoteには、栢木本の魅力をまとめました。最近買った講義本とも比較しているので是非参考にしてくださいね。
イメージクレバー方式は真新しくない
まず「表紙のイメージクレバー方式ってなんぞ?」と思うので少し解説します。
イメージとは、例えば話の「扉絵」のこと
クレバーとは、要点を確認する「小まめなまとめ」のこと
「くれば」の方はまぁ有効ですね。イメージは、たとえ話が欲しい人には良いかもしれません。
とはいえ、今となっては、他の本にもある要素なので、真新しくはないです。
しかし、私の購入理由は全然違います。
栢木本は、今も色あせないお薦めの本。これから、推す理由を解説しますね。
コンパクトで隙間時間に向いている
私が栢木本を推す理由は、コンパクトだからです。
ページ数がコンパクトで早々に1周でき、問題演習や周回に入れます。また、文章もテーマごとに小刻みなので、隙間時間でちょっと読んでは区切り良く中断・再開ができます。
私は章ごとに切って持ち歩いてました。バスや電車の移動時間はもちろん、信号待ちやエレベータ待ちなどのちょっとした時に、1段落だけでもと進めました。
他の講義本よりコンパクト
栢木本は、他の講義本より50~100ページも少なくコンパクトです。
キタミ本はいちやさ本は550ページ以上。イラストや練習問題などオプションが豊富ですから、かさばるんです。
Iパスの勉強法は、講義本で知識をインプットして、過去問演習をするのが一つの王道。栢木本の方が次の動きに早く行けます。
>>イラスト最多のキタミ本のNote<< や >>amazonレビュー最多のいちやさ本のNote<< も写真付きでレビューしてますので、興味があればどうぞ。
隙間時間での中断再開に適している
栢木本では、章分けも文章校正も小刻み。
一つ一つをちょっとした隙間時間で用語勉強を区切りよく中断・再開できます。
また、分からない用語を後回しにすることもできますね。
印をつけると良いですよ。私は読んだ段落に印をつけてました。逆に「あとで読もう印」でも良いのでお好みで。
栢木本は、1周を早く終え、周回や問題演習など「次の動き」ができる本です。
高得点合格・FEへつながる「網羅性」
栢木本はページ数がコンパクトにも関わらず、最も網羅性があります。
私は、Iパスは4択問題なので>>4用語<<は最重要だと思っています。例えば、PPMなら「花形」「金のなる木」「問題児」「負け犬」は必須。
本によって網羅性が違う例を一つ上げてみましょう。
企業の経営戦略4つ。
リーダ戦略:市場トップが取る戦略
チャレンジ戦略:市場トップを奪還する戦略
フォロワ戦略:他者を真似する戦略
ニッチャ戦略:独自路線のマニア向け戦略
代表的な講義本4冊で違ったので紹介します。
栢木本:4つとも記載あり
いちやさ本:本文に4つある、しかし索引になし
最速本:ニッチのみ記載あり
キタミ本:記述なし
経営戦略4種は、PPMほど頻出ではないですが、基本情報技術者試験(FE)では必須。
栢木本以外では、経営戦略4種類を改めて覚え直す必要があります。「1つ2つ知ってたけど、実は4つだったんかよ」と。
もう一つ、SSIDとESSIDについて。SSIDは無線LANのアクセスポイントの名前、ESSIDはSSIDを拡張した名前。
栢木本:SSIDとESSID登録あり
いちやさ本:SSIDなし・ESSIDあり
最速本:SSIDなし・ESSIDあり
キタミ本:SSIDなし、ESSIDもなし
柏木本の網羅性は、Iパスの高得点合格だけでなく、上位資格の勉強での覚え直し(手戻り)も防止できます。
実際に私は栢木本で970点の高得点合格しましたし、次の基本情報技術者試験の勉強も大変楽になりました。基本情報も栢木本で、ちょっと追加勉強しただけで合格点を超えられましたね。
Iパス合格だけでなく、上位資格を狙っていくなら「最小限合格」ではなく、「余裕ある合格」をお薦めします。
もし他の講義本が気になったら、どうぞ。
索引が網羅性と機能性が両立している
栢木本の480ページは少ないですが、索引を見ると網羅性や機能性が良く分かります。
索引の1,330語はかなり多い方。三列ですが、行間余白もあり、すっきり見やすいです。
試しに用語数をページ数で割って、用語密度の目安を見てみましょう。
栢木本:1330語/390頁=3.41
最速本:960/330 = 2.91
キタミ本:880/480=1.83
いちやさ本:500/480=1.04
栢木本の索引が、圧倒的に充実していると分かります。
\基本情報技術者も視野に入る網羅性!/
私は基本情報技術者でも栢木本にお世話になりました
図解や囲みなどで理解を助けてくれる
本の強調・囲みや箇条書き・表に図解は読みやすさの重要ポイント。
必要な知識がスッと入ってきますし、また文章だけでは疲れますからね。
栢木本は、図解が固すぎず柔らかすぎない点が好きです。
図解に囲み装飾で、理解を助けてくれます。
固すぎると学習の楽しみがなさすぎますし、退屈。私は栢木本の固すぎず、柔らかすぎずが好きです。
もっともフランクなキタミ本も見てみましょう。
キタミ本は、イラストが豊富で構造が分かりやすく、セリフで動きも分かりやすいです。初学者や学生さんにはキタミ本がインプットしやすいです。
しかし、復習する時も、イラストベースになるため、パパっとできません。復習は文章や箇条書きの方が圧倒的に速いですからね。
「勉強は固くしたい方」やエンジニアの方には栢木本ぐらいの固さが良いです。私は勉強は固めで、復習はパパっとしたいため、栢木本を選びました。
イラストの多いキタミ本が良いなと思った方は、>>イラスト最多のキタミ本のNote<< に写真付きでレビューしてますので参考にしてください。
まとめ | 初学者にお薦め3強の1冊
私は栢木本で970点合格しました。IT初学者にお薦めします。
とはいえ、実際に手に取ると、人に依って3冊かなと結論しました。
1周目をイラストベースで楽しく学びたい方は「キタミ本」。ただし、2周目以降の復習でイラストを見直すのがメンドイです。>>キタミ本のレビューNote<<
1周目を早々に終わらせ、2周目や過去問演習に行きたい方は「栢木本」。他本より100ページ少ないにも関わらず、基本情報技術者まで視野に入る網羅性あり。
毎日コツコツ進め、いろんな読み方をしたい方は「いちやさ本」。ただしページ数がめちゃくちゃ多いです。>>いちやさ本のレビューNote<<
買う前に中身を見たい方は、以下のNoteをどうぞ。写真付きで解説させてもらってます。
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