見出し画像

【満を持して】

鍼灸師で易占家の仙亀です。

人って、いつも、なにか、考え事をしている。

体の風水が傾いていると、過去のことを後悔してみたり、未来のことを不安がってみたりすることがある。

そうした体の風水を整えるようにして、ココロの風水を整えようという取り組みとして、今、世界中でマインドフルネスという瞑想法が流行っているのだとか。

これ、僕の身近なところで、ちょっと小耳にはさんだ話。


マインドフルネス。


わざわざ瞑想しなくても、思考のモヤモヤをさっぱりさせるには、日常生活にそんなマインドフルネスを取り入れちゃえばいい。

そもそもマインドフルネスって、瞑想することじゃないからね。

目をつぶる瞑想したら、かえってマインドフルネス、やりにくいんじゃないかな。

マインドフルネスって、目先のことに没頭することだからね。

だから、意外とちょっと難しいことに集中して取り組む時間を持てれば、それだけでマインドフルネス。


子供がお絵描きに没頭しているのも、おじいちゃんおばあちゃんが、クロスワードパズルに没頭しているのも、マインドフルネス。


社会で活躍している人たちは、目先のことをやっていながら、未来のスケジュールのことを考えていることがある。

学校で勉強している学生さんたちも、ちょっと前の失敗を公開していて、目の前の学校の課題に身が入っていない。

こんな状態だと、たしかにマインドフルネスになっていない。


こんなときこそ、ちょっと自分を追い込むようなことをしてみると、自分の後先のことを忘れて過ごせる。

過ぎちゃったことを手放して、まだ来ていない未来のことはその時に向き合えばいい。

それよりも、目先のやらなきゃいけないことに、ちゃんと向き合うことの方が大切。

そんな無邪気さを持ち合わせることで、今の自分のバージョンアップができるというもの。


ニワトリのたまご。

生まれてくるヒナが、一生懸命、自分の力で硬い卵の殻を割ろうと頑張っているとします。

そんな生まれてこようとしているヒナが、生まれてくる世の中のことを考えて、卵を割ることに集中できないなんて、滑稽ですよね。

卵の殻を割っている最中に、急に生まれてくる世間の情勢が不安になって、殻を突っつくことをやめてしまったり。

あるいは、こんなに手間をかけるなら生まれなければよかったのになぁと、生を受けたことを卵の中で後悔してしまったり。


もちろん、こんなことはありえないでしょうが、賢い人であれば、こんな知的で愚かなことをしでかしてしまうかもしれません。

何となく立ち止まっている状態。

モヤモヤと悩み続けていること。

それでも、そんな悩みと直面してみて、卵の殻を割るような向き合う時間と努力をすることで、満を持して、自分らしい決断と行動を生み出すことができるかもしれない。

そんなマインドフルネスを伴った深くて集中した思考の没頭は、ココロとカラダの風水に力を与え、生きる活力を生み出すんじゃないのかな。

昨今、生きる活力を持つことなく、自ら生きるということを止めてしまう、という報道をたびたび耳にします。
人それぞれの胸の内に宿っている生きる活力を生み出すような、マインドフルな時間、日常に携えられたらいいのだろうね。

最後までお読みいただきありがとうございます。


この記事が参加している募集

習慣にしていること

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?