見出し画像

ネガティヴィティバイアスのかかりにくい友人

靴磨きトラベラー、佐原総将くんという28歳の友人がいる。
彼は靴磨きの「お気持ち代」だけで世界一周を成し遂げようとしている人。
世界に出ることのできなかったコロナ禍には日本一周を終え、昨年からいよいよ世界を巡っている。

その佐原君が、アジア編の旅を終えて日本に旅の報告会を開くために一時帰国した。
実際は、確定申告する目的だそうだ(笑)。

愛知、高知、愛媛、福島、宮城、と回って、次の報告会会場に選んでくれたのが、
センジュ出版が運営管理している「空中階」の入る建物1階、通常は建物オーナーの芝園開発さんが会議室として利用されているスペース。

自分で告知して、申込サイトもフライヤーも作って、各地のスタッフに指示出しをして、この日集まった方は60名近く。
佐原君の素晴らしさをなぜ、全国の方が知っているかというと、彼は毎日毎日、海外から日々の様子を動画に、音声に、文章に、挙げ続けているから。
彼はそれを「僕の生存確認よろしくお願いいたします」と伝えて回っている(笑)。Instagramでは英文表記にしているから、ついに海外からも彼の生存を確認する人が現れ始め、彼のファンは世界にまで広がっている。

佐原君がセンジュ出版の文章講座を受けてくださった日のことを思い出す。

このあと、彼は五感を使って全身で日々の景色を切り取り、言葉にして発信を続けている。継続はもちろん尊敬するが、彼のセンスが磨かれ続けていて、いい生徒を持ったなぁとありがたさが込み上げる。

当日90分近くをかけて、日本一周靴磨きの旅と世界一周アジア編の靴磨きの旅についてを聴く側を飽きさせずに話す佐原君は、見事の一言。
私は司会を依頼され、また、講演会後の30分対談をご一緒することに。

その時のことを、佐原君が文章にしてくれている。

「自分のミッションが自分のものになったのはいつか?」


世界一周アジア編報告会in東京では、
メインの報告会が終わった後は吉満さんと
30分間対談をさせていただいた。


全く事前打ち合わせもせずに、
ぶっつけ本番でのフリートーク。


私はあえて対談内容を決めなかった。


私が事前に内容をある程度決めてしまうよりも、
ここは「吉満さんお願い!」って丸投げをした方が
私にとっても、参加してくれる方々にとっても
取れ高の多い対談になるのではないかと思ったから。


メインの報告会が終わり、対談が始まった。


吉満さんが一番最初にしてきた質問が、


「自分のミッションが本当に自分のものに
なったのはいつどのタイミングか」


、、、


100回くらいラリーして出てくる質問
1発目に出してきた!!



高校に入って初めて150キロのストレート
を間近で見た時と同じような興奮。


こんなすごい人と2ヶ月も前からこの報告会
を聞こうと申込してくれてた50名を超える
人達の前で対談させてもらっている。


とてつもなく濃い30分間が始まった。



上記の質問をする前に3分ほどなぜこの質問
をするかという前置きを話された。



「総将くんは90分の講演の中で、何度も
"足元から世界を輝かせる"というミッションを
語っていました。


でもその"足元から世界を輝かせる"というミッションは
あなたが最初に靴磨きを始めた頃には口では言って
いても、本当に心の底からそのミッションを語って
いたかと言われると、そうではないと思います。


あなたは自分のミッションが本当に自分のもの
になったのは、いつどのタイミングですか?」






「足元から世界を輝かせる」


それが私のミッション〔使命〕だ。


最初はカッケェフレーズだと思って口先だけで
言ってたけど、今はそれが自分のミッション〔使命〕
だと心の底から思っている。


そう思えるようになったのは、あの日札幌で
ブチ切れられた日がきっかけだと吉満さんの質問
に対して、その経験を話しながら返答をした。




「世界を足元から輝かせるというミッション
が心の底から思えるようになったのは、2019年の
10月中旬のことです。


札幌で出会った保険営業マンの靴を磨かせて
もらった後にその方からラインが来たんです。


『君は靴磨きをどこかで修行したのか?』と。


その方いわく、お前の靴磨きは素人以下だと。


俺が磨いた方が上手に磨けると。


もっと靴磨きを勉強した方がいいとかなり
厳しいことを長文で言われた。


最初はその言葉を真摯に受け止めることができずに
『最初からプロなんておらへんやんけ!』と反発する
心が勝っていた。


でも自分は知っていた。


靴磨き職人として上達するための努力
はしていないと。


もしかしたら、これまで磨いた方もわざわざ
言ってくることはなかったけれど、期待外れ
だと思ってる人はいるのではないか。


その方に厳しいメッセージをいただいたこと
をきっかけに、私は靴磨きをより勉強する
ようになった。


お金を払って日本全国にいる職人さんに自分の
靴を磨いてもらって、技術を学ばさせてもらった。


その方に気づかせてもらった。


靴磨きトラベラーとは、旅人が靴磨きをしてる
のではなく、"靴磨き職人が旅をしてる"のだと。


靴磨きの技術が確かな上で旅をする事で
『足元から世界を輝かせる』というミッション
を持って活動することができる。


私のミッションが本当に自分のミッションに
なったのは、あの日札幌でブチ切れられたこと
がきっかけだ。」



口先だけのミッションや借り物の言葉は
いつか見透かされる時がくる。


かつての私がそうだったように。


いつか自分のミッションが自分のものに
なった時、どんな活動をする上でも自信を
もって取り組めること、応援者が現れること
を吉満さんは私に気づかせてくれた。


きっと私が答えてる時にも、参加者の方々も
自分の心と対話をしていた人はいただろう。


それが1発目の質問。


吉満さんからいただいた質問は後2つある。


その対談を私はボイシーで収録し、アップしている。


吉満さんは対話をセンジュ出版のサービスにしている。


私も文章講座を受けた時はこういった
対話をしながら文章に向き合っていった。


ぜひトータル3つの質問にあなたならどう
答えるだろうと思いながら、また、吉満さんの
対話型講座でのサービスを少し感じ取ってもらい
ながらこのボイシーを聴いてほしいなと思います。



この30分の対談を通して吉満さんに感じたことは、
やっぱりあなたは「対話力オバケ」です。

私が対話力オバケなら、彼は即答力怪獣だろう。
みなさん、ぜひこちら聞いてみてください。
彼がどこかに置き忘れたネガティヴィティバイアスについて、少し触れています。

対談音声はこちら〔約30分〕


自身が見据えたミッションのために、日々自分に課した約束事を守り続ける、誠実でユーモア溢れる人、佐原君。
こんな彼に全国報告講演会の東京開催地として選んでいただき、光栄だった。

この後は、札幌、岡山、青森、大阪と続く報告会。
佐原君をどうぞよろしくお願いいたします。

「靴磨き世界一周アジア編報告会」
1月22日(日)愛知県 終了
2月5日(日)高知県 終了
2月18日(土)愛媛県 終了
2月23日(木)福島県 終了
2月26日(日)宮城県石巻市 終了
3月4日(土)東京都 終了
3月11日(土)北海道札幌市
3月21日(火)岡山県
3月24日(金)青森県
4月8日(土)大阪府茨木市

★詳細はこちらから

サポート、励みになります!