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哲学対話のケア的側面

今日は午後から本当に温かな対話をふたつ、経験できた。
ふるさと納税でお申し込みくださったお相手と、二人きりでの時間。

読書セミナーを経て哲学対話の時間になって、
「読書している時間はどんな時間か?」
というテーマで対話する予定が、休憩時間二人で話した内容があまりにリンクして、
「対話とは何か?」
について対話することに。

二人のつまづきがよく似ていて、私もすっかり癒された。。
本当に嬉しかった。


そのあとは小学校4年生の女の子の対話講座体験。
お世話になっている、そして今まさにセンジュ出版の対話サービスを経営に活かしてくださっている経営者さんの、娘さん。

新しく始めたお子さん向けサービスを、一度体験してみて本人が受けたいとおっしゃったら申し込まれるとのこと。
私もそれがいいと、お引き受けした。

本を読むのは好き、でも文章を書くのは苦手、というその子と50分くらい二人で話す。

「このお教室は先生は二人です。
あなたと私。
あなたがワクワクしていることを、私に教えてください。
その代わり、私も自分がワクワクすること(「考える」「読む」「書く」「伝える」)を伝えます」
「ただし、感じていることを教えて欲しいから、ワクワクだけじゃなくて、悲しいこととか怒ってることとか嬉しいこととか、その時話したいことを教えて」

と話して、そのお子さんが目をまんまるくした。
「え? 私も先生?」
でも、嬉しそう〜に、自分のワクワクをどんどん話してくれて、その優先順位も聞かせてくれた。
じゃあ、次回はそのことにまつわる本を一緒に読んで、その本から感じたことを話し合ったり文章にしたりしようか。

そんな話をして、近くで時間を潰されていたお父さんに電話して、戻ってきていただいた。

改めて、この教室を受けるかどうか尋ねると、「うん!」と頷いてくれた彼女。
ご帰宅後、お父さんから以下のメッセージをいただいた。

「とっても楽しかったみたいで、
時間短かったねー
いっぱい話したー
また来たいー
と言いながら、なんと、無意識にスキップしながら北千住駅に向かっていました♬
ありがとうございます😊😊」

なんか、嬉しいなぁ。。。
この小さな先生から、これからたくさん教わろう。
私も、たくさん、伝えよう。

新サービスはこちら↓

◾️子ども向け「考える」「読む」「書く」「伝える」のがっこう

お子さんに哲学的思考や、自分の考えを言葉にして相手に伝えるポイント、また本の楽しみ方や文章の書き方などを学んで欲しいと考えているお父さん、お母さん、いらっしゃいませんか?
オンラインで、家庭訪問で、あるいはご希望の場所でお友達とお誘い合わせて、お子さんの「考える」「読む」「書く」「伝える」を育みます。
ご希望に合わせたカスタマイズメニューも提供可能ですので、ご相談ください。
お1人でも複数でも受講可能です。基本半年ごとの更新となりますが、ご希望に合わせることも可能です。:月1回1万円、月2回(隔週) 2万円

お父さんの受けていらっしゃるサービスはこちら↓

◾️オンライン/対面 対話サービス

2時間、5時間、10時間、それぞれに、センジュ出版吉満が 、あなたと対話をご一緒します。オンラインでも可。
あなたの悩み、あなたの課題、あなたの問いに関して、一緒に問いを立て合いながら、思考を言語化し、伝達、表現、発信する心構えを身につけていただきます。
哲学的対話もご一緒します。答えを出しづらい問いについて、じっくりと考える力を養いましょう。
2時間コース 3万円
5時間コース 5万円(2.5時間×2回)  
10時間コース 10万円(2時間×5回)

帰ってから、読書セミナーの受講生の方と対話した内容を反芻しながら、
久しぶりにセンジュ出版の対話に大きな影響を与えてくれたNLPにまつわるこの漫画と、

ちょっとアドラーを検索してみて、こちらを読む。

哲学対話は、知識を持った者(教師)が知識を持っていない者(子ども)へ知識を伝達するという従来の学校教育の在り方を根本から問い直し、さらにそこに関わる子どもたち、教師、保護者、地域住民が互いに「批判的」「創造的」「ケア的」に関わり合いながらよりよい在り方を探し求める、「探求の共同体」へと学校教育の在り方をひらく可能性を秘めている。

とは、マシュー・リップマンによって書かれた『探究の共同体』の中の一節だけれど、私自身、この対話の「ケア的」側面にたくさん救われている。

批判を、創造を、ケアを必要とするどなたかの、お役に立てますように。

サービスなのでもちろん、いただく対価以上のものをお渡しできたら嬉しいけれど、
とはいえ、もしお役に立てなかったとしても、それは私の存在もあなたの存在も脅かしません。
っていうのがアドラーなのかな?
もう少し本を読んでみようかしら。

セルフケアも、他者へのケアも、焦らず、ゆっくり行きます。

サポート、励みになります!