ブルベ冬にオレンジリップ

2021年3月3日 19:04

パーソナルカラーで苦手とされる色が、年齢を重ねると共に明らかに馴染まなくなってきた。

わたしのパーソナルカラーは生粋の（？）ブルーベースウィンタータイプ。通称ブルベ冬。これまで以上にオレンジ系のリップが浮く。

好きな色を好きなように

洋服もメイクも"似合うこと"が全てだとは思わない。好きな色を好きなように取り入れて楽しみたいから、それだけに縛られてしまうのはもったいないと感じている。

パーソナルカラーはとても参考になるもの。だからこそ本当に"参考として"利用するのが良いと思っていて、自分に似合うとされる色・似合わないとされる色、そのカテゴライズはあっても従わなくちゃいけないわけではないと思うのだ。

わたしはブルベ冬なので黄色みがあるものは似合わないとされている。それでも洋服やメイクなどファッションに取り入れる色は自由に選んできた。

苦手カラーは全身のバランスで馴染ませてしまえば違和感なく取り入れられる。リップがだめなら洋服で、アイシャドウがダメならリップで、そうやってうまく組み合わせて自分らしいファッションに仕上げていく。

それなのにここに来てオレンジ色のリップがとんでもなく浮くようになってきたのだ。

先日オレンジレッドの口紅を塗ったとき、見慣れた自分の顔が違うものに見えてびっくりした。リップ浮いてる…？と軽く（いや、本当は結構）ショックを受けた。

他でカバーすることや雰囲気でごまかせていた色合いが年齢を重ねると共に少しずつ、けれど確実に「合わない」方向へ突き進んでいる。

でもそんなものに落ち込んでいても何も始まらない。
それはそれとして、今ここからどうしていくかが重要なのだ。

わたしは浮いているオレンジレッドの口紅の上から得意カラーのワインレッドの口紅を重ねた。
ミックスすることで新しい色が生み出され、どこにもないオリジナルルージュが出来上がった。しかも別系統の色が混ざり合うことで深みが出て、似合う色も入っているから不思議と馴染む。

これまでも口紅を混ぜて使うことはあったけれど「浮いていると感じたから」混ぜたのは初めてで、使い方をアレンジして新しさを求めていくことをとても面白く感じた。アイシャドウは苦手カラーを馴染ませるためにミックスして使うのに、なぜリップに対してはその概念がなかったのだろう。

年齢を重ねてこそ始まった試み。
浮くようになってしまったから生まれたわくわく。

あぁメイクって面白い！
アレンジに決まりはないし制限もない。いつだって自分の自由。

そんな気持ちも全部引っくるめて、これからも好きな色を自由に使ってメイクを楽しんでいたい。

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