今日はなんかしんどいぞ　という日

主夫の薄衣（うすい）です。

私は今、精神科に通院しています。
うつ病です。

体調は日によって様々。

今回は

「今日はチョットしんどいな」

という日についてです。

しんどいという気づき

それは突然やって来ます。

朝起きた瞬間。
朝家事を終えて、ひと息ついた時。
夕食の片付けを終えた時。
お風呂上がり。

いつ来るか分かりません。
突然、ふとした瞬間。

「なんか、しんどいぞ」

と気づくのです。

そこから色々考えてしまいます。
「なんで？」と。

でも、体調の悪い時って
ロクな考えが出てきません。
だいたいがネガティブ。
下手の考えばかりです。

これは、やめておいた方が得策ですが、
なかなかブレーキがきかないことも。

しかも、そんな私を見て、
次は妻が気づきます。

「どうした？」
「調子悪い？」
「何考えているの？」

心配なのでしょう。分かります。

でも、質問攻めは止めて欲しいもの。
その質問の答えを捻り出そうとして、
かえってドハマリしていきます。
どんどんイライラが募っていくのです。

そして、そんな病人を見ていたら、
家族も仲良く不機嫌に･･･
なんてことも。

何かのせいにしたくなる

精神的な不調の時、
その原因をどこかに求めたくなります。
私に接するあらゆるモノのせいにしたくなります。

妻が質問を重ねてくるから！
息子の声が大きいから！

外に出ても、

あの車の運転危ない！
あの人、あの歩き方では俺とぶつかるやん！
自転車、どこ走ってるんじゃ！
電車、俺乗ったドアのとこだけ混んでる！

なんでもいいんでしょうね。
先入観と違うとダメです。
思ってたのと違う！
コレだけでなんでもアウトです。

でも人生、当たり前にそんなことばかり。
それを楽しみ、受け入れ、折り合う。
それが人生のはずです。

とはいえ、意外性を楽しむ余裕なんて、
体調が悪い時にあるはずもなく。

ひとつ、またひとつ嫌なことがあると、
以前の嫌なことも思い出されて、
どんどん負のスパイラルに入っていきます。

自己完結に徹する

そんなときは、外向けの悪い感情を
とりあえず自分に戻します。

妻が不機嫌なのも、私の機嫌が悪いから。
息子の声が大きいのも、私の遺伝。

どうしても消化できないことは、
「それが人生」
「仕方がない」
そう心の中で唱えて、空を見ます。

まぁトシのせいか、
消化には少し時間がかかります。
でもかえって、その時間が
よかったりするのです。

パッと湧き上がった負の感情も、
一旦少し距離をとることができれば、
意外と早く【大したことがない部門】に
移動させられます。
すると程なく忘れます。

トシを取ったおかげです。
最近のことはすぐに忘れます。

怒りにまかせて【絶対に忘れない】
くらいに吹き出た感情すら、
少しの時間でどこかへ
消え去ったりするものです。

悪い感情が生まれて、
それを人のせいにしてしまうと
そこから先がどうしようもありません。

自分でなんとかするには、
それを１度自分の中に戻した方が、
私は処理しやすいのです。

しかもこの時、絶対に深く考えない。

なるべく次から次へと手先を動かしたり、
フラフラ歩いたり。
本を読んでみたり、さらに
身振り手振りを付けて読んでみたり。
音読してみたり。

いろんな事をしながら
サラッと考えます。

そして、
イヤ～な流れの激流から、
なんとか遠ざかるようにします。
絶対に落ちないように、
巻き込まれないように。

近くで見ると飲み込まれそうな怖～い激流も、時間と距離を少しだけとると、まったく違った景色になります。

大丈夫

そんな日もあります。
でも、きっと、

明日は違う景色が見えるはず。

ここまで思えれば、出口は近い。

「しんどいよ、さようなら」

とはいえ、そのうち
またきっと来るんだろうなぁ。

でも、
職場によく来てたクレーマーよりはいいか。
職場の××先輩よりはマシか。

職場の○○さんの
イボ痔の苦しみよりはラクか。

都合よく人を使って、
最後「しんどい」を消化させます。

消化後のオススメです。
「しんどい」を消化したら、
そのぶん何か好きなものを食べましょう。

私はコーラとポテチの
【悪魔のセット】で決まりです。

今回も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。

タイトル画像はKita Sanから
お借りしました。
これくらい離れると、
激流も素敵な景色になりますね。

ありがとうございました。