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みんなのUXリサーチマガジン

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UXリサーチャーが「参考になる!」と感じたUXリサーチに関する記事をまとめています。 運営メンバーも募集中です。
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#ユーザーインタビュー

UXリサーチを柔軟に再設計したことで、プロダクトを爆速改善した話

この記事はリクルート プロダクトデザイン室 アドベントカレンダー 2023の 6日目です。 こんにちは、プロダクトデザイン室の飯野です! みなさんリサーチは好きですか? 僕はリクルートに中途入社してからUXリサーチに携わるようになり、その面白さにハマってます。問題の解像度をあげて理解を深めたり、予想外のユーザーの意見から視野を広げられる経験は、とっても楽しいです。   一方で、リサーチは気づきを得た上で、その後のプロダクト改善を達成することまでを目的と捉えることが重要だとも

UXデザインやUXリサーチに活用される『KA法』に使える『KAカード』のFigmaウィジェットをつくりました

タイトルの通りなのですが、KA法という定性調査の分析やモデリングに使われる手法で使われるアイテムをFigmaのウィジェットにしてみました。 KA法とは例えば「英語学習にお金や時間をかけている」人たちにユーザーインタビューを実施し、それらの記録から印象的・特徴的なことを抽出するにあたり、 ユーザー調査により得た出来事 ユーザーの心の声 心の声に基づいた価値 といった雛形にしたがって書き出します。例として適切な抽出かわからないですが、次のようなものです。 インタビュー

初心者必見!明日から使える、ユーザーインタビューで深掘りをするためのTips大全

こんにちは!PdMをしているめーら(@mela_dayo)です。 前回の記事では、リサーチを社内に浸透させるために取り組んだことを説明しました。 今回は実践編として、ユーザーインタビューで的確なヒアリングをするためのTipsをご紹介します。 🦔 🦔 🦔 協力者にありのまま話してもらうためのコツインタビューは協力者のありのままの声を集めることが目的です。そのためには相手と打ち解けることが大切。 そこで、下記4つのことを心がけてインタビューに臨んでみましょう。 詳しく一つず

新人デザイナーがリサーチワークで経験した試行錯誤と得た学び

こんにちは!デザイナーの轟です! みなさんは、リサーチワークを行ったことがありますか? 私はrootに入社してすぐの頃、トレーニング期間として3ヶ月間のリサーチワークを行いました。 結論として、めちゃくちゃ学びの多い期間となりました。 初めは、何をリサーチすれば良いか分からなかったり洞察が甘かったりと失敗することが多かったですが、その度に先輩デザイナーからアドバイスをもらいブラッシュアップを繰り返すことで、着実に成長することができたと感じています。 今回は、「私がやった

速を出すUXリサーチ(社内リサーチ編)

こんにちは、GMOペパボ株式会社でデザインとUXリサーチをしている うえだです。 これまでホスティングサービスのデザインを主に担ってきましたが、今年に入ってからUXリサーチが組織的に求められる機運が高まってきました 🙌 業務でリサーチに着手しながら、いろんな壁にぶつかっています。そのうちの一つがスピード感。 「リサーチって時間かかるんでしょう」という認識は、誰もが一度は抱いたことがあるのではないでしょうか。「効果があるのは分かるけど、時間がかかるのはねぇ…」というのは私も

UXリサーチをやるかどうかの判断軸

「とりあえずユーザーにインタビューしてみよう!」と勢いで調査を始め、結果的には「ふ〜んそうなんだ〜」という感想で終わってしまった経験のある方、いらっしゃるのではないでしょうか。 あくまでリサーチは手段!と頭ではわかっているはずなのに、ついインタビューをしたい気持ちが先走って、その先の活用が疎かになってしまう。(昔の僕です) 今はリサーチが目的にならないよう、事前に調査の目的や、調査結果を誰がどう活用するのか?を整理するようにしています。 時には「そもそもこの課題はリサーチ

ユーザーインタビューでカードソーティングをするときに心がけていること

Ubieでプロダクトデザイナーをしている西田(@nikoko45)です。 この記事では、カードソーティングというUXリサーチ手法について書いていこうと思います。 カードソーティングは、プロダクトで表示したい情報/データの候補がたくさんあって、どの情報を出すべきか迷っているときにやると、参考になるアイデアが得られやすいのでおすすめです。 カードソーティングとはカードソーティングとは、ユーザーにカードを分類(ソーティング)してもらうUX調査手法です。 カードに書かれている情

リモートユーザーテストにおける3つの工夫

こんにちは。コネヒトでママリアプリのプロダクトマネージャーをしています、おりです。 わたしはユーザーリサーチ大好きマンで、これにおいてはデザイナーの領域にずけずけと入り込むタイプのPMなのですが、 今回は「リモート環境におけるユーザーテスト」の苦悩と実現方法ついてお話ししたいと思います! ユーザーテストをしたいと思った背景私のチームでは定期的にユーザーのことを理解するため、また、そのときに抱いている仮説を即座に検証できるようにするために、約2か月に1度の頻度でユーザーイン

ユーザーインタビューへの「不安」を、「自信」に変えるテクニック Part.1

はじめに UX デザイナーのShoty(@shoty_k2)です。 いくら準備をしていてもインタビューは不安がつきものです。特にUXデザインにおけるユーザーインタビューは準備が7〜8割と言われていますし、私自身もそう思います。ただ、これからインタビューをしたいと思っている人や数回だけ経験がある人の大きな不安は、インタビューで具体的にどのような質問をして舵取りをすればよいかです。準備や分析に関する書籍・記事は多く拝見しますが、具体的な質問方法やボキャブラリ、こんな時はどうすれば

UXリサーチャーとUXデザイナーの協業

この記事では、三菱UFJフィナンシャル・グループの戦略子会社であるJapan Digital Design(JDD)において、体験デザインを担うExperience Design Team(デザインチーム)のUXリサーチ活動の一部を紹介します。 デザインチームにはUXリサーチを専任とするリサーチャーがおり、UXデザイナーと共同でプロジェクトを進めています。今回は、UXリサーチ活動におけるUXリサーチャーとUXデザイナーの協業を切り口に事例を紹介していきたいと思います。 協

生まれたばかりのUXリサーチチームを社内に知ってもらうための取り組み

こんにちは、noteデザイナーの仙田です。 最近は社内でUXリサーチチームを作り、リサーチの社内浸透に勤しんでいます。 今回はUXリサーチチーム立ち上げ当初、チームの取り組みを社内に知ってもらうためにやったことを書いていこうと思います。 立ち上げ当初は社内で知ってもらうことを最優先に!noteのUXリサーチチームは2021年9月に立ち上がりました。 メンバー3人の有志チームです。 noteにはUXリサーチを定常的に回す習慣が定着していなかったので、リサーチ結果が活用さ

年間600回リリースの裏で、年間200人ペースでユーザーインタビューを実施する理由

こんにちは、Ubie Discoveryでプロダクトデザイナーをしている永尾です。昨年末から生活者向けのプロダクト、ユビーAI受診相談(https://ubie.app)のデザインとインタビュー設計/運用の役割を担っています。 この夏、ユビーAI受診相談は iOS / Androidアプリをリリースしました! ユーザーインタビューは重いもの?みなさん、毎週ユーザーインタビューしてますか? ユーザーインタビューを実施している事業会社はもはや珍しくありませんが、定常的に実施し

ユーザーインタビューで聞いてみるとよいこと

クックパッドでデザイナーをしているkenjow @kchil です。 さてみなさん、ユーザーインタビューしてますか?私は今年もたくさんのユーザーさんとオンラインでお会いすることができました。 最近ではUXリサーチャーがいる組織も多いようですが、クックパッドではデザイナーやディレクターがユーザーインタビューを行っています。 プロジェクトを前に進めるにあたって必要なタイミングで、顕在化していない課題を探るためのインタビューや、施策が有効かどうかを確かめるためのユーザーテスト

ゼロからはじめるユーザーインタビュー

Makuakeでプロダクトオーナーをしているなみこといいます。 今年の6月から定期的にユーザーインタビューを行い、ユーザーの実態調査やユーザビリティテストをしています。 この記事では、ユーザーインタビューの設計、実施、分析をどのように考えているかご紹介します。 インタビュー設計1:目的を決めるなぜユーザーインタビューをするのか、目的や背景を整理します。 インタビューをする必要があるのか考え、インタビューした後の活用イメージを言語化します。あらかじめ仮説をもっておくと、のち