95歳でも現役、51歳でも引退。仕事における引き際はまさに十人十色

「何歳まで働きたいですか？」ともし聞かれたら、皆さんは何歳と答えますか？

こんな質問しておきながらなんですが、私自身は″一般的な定年″と言われる歳くらいまで…と今はアバウトにしか答えられない感じです。いかんせん″自営業＆自由業″な人生で、エンドは自分で決めるしかないので…。

先日富山県高岡市のマクドナルドの店舗で働いている、全国およそ3000店舗19万人いるクルーの中でも最高齢95歳のクルー・薮田さんの記事を見ました。勤務は深夜11時から早朝5時まで、それも週4日も！自分はそんなに長生きできないと思うので95歳になった自分を想像すらできませんが（笑）、すごいお年寄りが世の中にはいるものですね。

薮田さんの担当は客席や厨房内などのお店全般の清掃。店内にある約80席を、薮田さん一人で磨き上げるそうです。これ、かなり体力必要ですよね？どんなお店でも入店して席に通された時、まずテーブルやイスの下に目をやってしまいがちだったりします。″清掃の善し悪し″でそのお店の判断をしてしまうところもありますよね。何気に″最重要任務″の一つだと思います。

店長さんはその丁寧な仕事ぶりに一目置いているそうで「働くことについて、年齢っていうのは障害にならないんだろうなっていうのをすごく感じますね」と。この言葉ってこれからの日本社会にとって必要な考え方ですよね。

定年の年齢が引き上げられていたり、継続雇用制度、再雇用制度などなど。60歳過ぎても働ける環境は整いつつありますし、昔と比べたら70歳なんかバリバリ元気ですし…。そろそろ真剣に高齢者の線引きを改めなければいけない時期に来ているのかもしれません。もちろん働き続けるためには「健康」であることが何よりの条件になるとは思いますが…。

「働くことが楽しくてたまらない」薮田さんは、100歳まで働く気満々だそうです(笑)！75年間休まず働き続けてきて、さらにまだ働き続けたいというそのモチベーションを私も見習いたいものです。

対して、鈴木おさむ氏の来年3月で放送作家業・脚本業から引退のニュースには本当に驚きました。「SMAPが解散してから、自分の中で120％の力が入りにくくなってしまったというのもあります」という言葉から、早期引退の理由の一つが″SMAP解散″だったというのもなんだか寂しい気持ちになってしまいました。

それだけSMAPへの愛が強かったんでしょうね。J氏問題がもう少し昔に今のような状況になっていたら、SMAPも解散しないで済んだりしたのでしょうか。もちろんこれは”タラレバ”の話ですが…。

引退後は若者たちを応援するような活動をしていきたいそうですね。あれだけ面白いことをたくさん生み出してきてくれた鈴木氏の第二の人生に、心からエールを送りたいと思います。

それにしても、奥さんの大島美幸親方の″太っ腹発言″は素敵でした。今回のことも「いいじゃん」と二つ返事で賛同してくれたことに加えて、収入が減ることに対しては「お金に執着するとそういう人生になるんだよな」と言ったそうですね。なかなか言える言葉ではありません。本当に懐が深い！

「交際０日婚」でも相性が本当によければ結婚生活は継続できるということを証明してくれた素晴らしいご夫婦ですし、何があっても乗り越えていける絆の強さを感じます。

かたや95歳でも現役、かたや51歳でも引退。本当に人生十人十色。人それぞれです。どんな選択をしたとしても自分が選んだ道なら後悔はないし、自分自身が幸せならばそれで十分ですよね！お二人の未来に幸あれ！