ドラマ『きのう何食べた?season2』心温まるセリフ満載で涙腺崩壊の最終回でした
とうとう終わってしまいました…。ドラマ『きのう何食べた?season2』最終回。最初から最後までどのシーンも感動の嵐で、真夜中にずっと涙していた私です。
シロさんのお父さんとお母さんとの会話。シロさんのためにわずかでも遺産を残してあげたいという親側の想い。自分も子供を持てなくて孫の顔を見せてあげられないから、そんなことを悪いなんて思わなくていいというシロさんの想い。交錯する両者の想いが切ないながらもジワッときました。
お母さんは、遺言書を作成したいと言い出しました。「そうなのよね、史朗さん。形じゃないのよね。だから私はケンジさんにせめて何か、何かこの気持ちを伝えたいのよ。あんないい方いないじゃないの。史朗さん、ダメよ別れちゃ!」ケンジに会うことを拒絶しながらも、シロさんの未来を慮る母の気持ちに涙でした。
両親との会話の中でシロさんは「あなたも”老いじたく”のこと、そろそろ本気で考えなきゃダメよ」とお母さんに言われ、自分とケンジの未来について真剣に考えました。
自分にもしものことがあった場合、自分の財産をケンジに譲るという遺言書を作成したいというシロさん。いっそのこと”養子縁組”はどうかと提案。そういえば、season1のときにヨシくんとテツさんカップルが”養子縁組”の相談をシロさんにしていたことがありましたよね。
でもケンジはそれを拒否しました。「”養子縁組”はやっぱ…イヤ。だって一度”養子縁組”した者同士は、その後関係を解消したとしても、もう結婚…できないじゃない…」もしも男同士で結婚できる未来がきたとしても、そのケースの場合結婚できないことをケンジは調べて知っていたんですよね。この後のケンジの涙ながらのセリフがまた泣けました。
「だいたい俺、家族っていったって、シロさんと親子になりたいわけじゃないもん…」
私たちが想像する以上に同性愛者が置かれている状況は複雑で、財産のことはもちろん、家族でなければ死に目にも会えないなどなど。ここら辺日本は法改正に向けてなぜ早急に動き出さないのか?と真剣に思います。
ケンジの誕生プレゼント、今年は「なんでもいい。今これが欲しいってもの特にないんだよね、俺。なので今回はシロさんにお任せすることに決めました」と言われて頭を抱えて悩んでいたシロさん。
ケンジはシロさんの誕生日にプレゼントをケーキしかあげていなかったので、自分も今回交換でプレゼントをあげたいと”曲げわっぱのお弁当箱”を選び、お揃いで自分にも買っていました。
遺言書の話をした翌日、ケンジは早出でお弁当を作ってシロさんに持たせました。「中は食べるまで見ちゃダメだよ」のメモと一緒に…。
ケンジの作った”のり弁のお弁当”を食べながら、シロさんは「そっか…ケンジも今頃これ食べてるのかな」と。ケンジは「シロさん喜んでくれてるかな」と。
そこでシロさん、昔は自分がお揃いを毛嫌いしていたことを思い出し…。
シロさんからケンジへの誕生プレゼントは、色違いだけどお揃いのエプロン。そのエプロンをケンジにつけてあげるシロさんの優しさにまた涙。何度泣けば気が済むんでしょう(笑)。
そして例の遺言書の会話の中で、ケンジがシロさんに言った「それって死ぬまで一緒にいてくれるってこと?」の答え…。最終回の予告で私が気になっていたその後の言葉がやっと聞けました。
もうここで涙腺崩壊でした。シロさんの実直な性格がよく表れた嘘偽りない愛の言葉!ケンジのことを大切に想っていて、心から愛しているシロさんの精一杯の想いがストレートに伝わってくる最高の告白だったと思います。
その後並んでキッチンに立つ二人。シロさんの心の声からの、それに答えるケンジの言葉がまた素敵でした。
season2は確実に年齢を重ねたシロさんとケンジが描かれていて、最後にとうとう”老いじたく”まで…。このリアルな感じがドラマ全体に説得力を与えていましたよね。
二人の日常をずっと見続けていたい…心の底から思います。もちろん原作のマンガはマンガできっと素晴らしいと思うけれど、シロさん役の西島くん、ケンジ役の内野くん。この二人が実写で演じている『きのう何食べた?』が私は大好きです。正直、人生でこんなにハマったドラマは『最後から二番目の恋』以来ですかね。
多忙な二人が主演なのでそれが実現するかどうかは分かりませんが、『きのう何食べた?season3』を今から楽しみに待っていたいと思います。本当に本当に素晴らしいドラマをありがとうございました。
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