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清田さんと考えよう 恋バナとジェンダー【イベントレポ】

恋バナの中から見えてくる「これっておかしい?」を取り上げ、デートDVやハラスメント、その背景にあるジェンダーの問題について考える講座を開催しました。


講師は、恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表の清田隆之さん。
これまで1,200人以上の悩み相談に耳を傾け、恋愛とジェンダーをテーマに執筆活動等を行っています。
桃山商事のホームページはこちら↓

清田さんのXはこちら↓
https://twitter.com/momoyama_radio

恋バナ=恋愛相談からいろいろなジェンダー課題が見えると語る清田さん。
69名の参加者が熱心に聴講



清田さんのお話から

  • 「彼氏の友人たちとの飲み会でお酌係をさせられ、しんどさを感じた」「彼氏のグループLINEに自分の写真を勝手に載せられた」など、女性たちから寄せられた相談内容の背景には社会に根付くジェンダー規範の影響がある

  • 直接的な嫌がらせの言葉が含まれていなくても、立場が上である上司から部下へのLINEの中には、セクハラ・パワハラになりうる「加害の芽」が存在する

  • 男性同士で語り合う経験を重ねることが、自分も相手も大切にしながらより良い関係を築くことにつながる

「男性もまず気軽に“お茶する”ことから始めては。おしゃべりの中で悩みも話せるような
場が身近にもっとあるといい」と語る清田さん


講座で紹介された著書。エル・ソーラ仙台の図書資料スペースでも貸出

参加者の声

  • 自分も相手もよく理解しあえるよう、たくさん話をしていきたい

  • 男性が自分の気持ちを話す機会が増えて、男女ともに自分を大切にできたらよい

  • 自分も先輩から、性的なことでからかわれた経験がある。性暴力について安全な場で吐き出し、あれはどういうことだったのかなと理解していくことが大切だと改めて感じた

  • 自分も無意識のうちに加害している可能性があると思った。講師の著書などを通して、ジェンダーをもっと理解していきたい

  • 男性同士の“おしゃべり”の重要性を理解した。加害の問題も、男性同士の“おしゃべり”で変わっていくという話に一筋の光が見えた

「恋愛話を含め、“自分の話をする“という営みの力。その力を再考するとともに、“おしゃべり”の持つエンパワメント効果についても考察していくと、いろんなことが見えてくる」と清田さん。

恋愛の悩み。自分のこと。
あなたは誰と、どこで、どんなふうに話をしたいですか?

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