せんだい男女共同参画財団

財団の広報紙「みんなで考える #ジェンダー不平等」と連動して、主催イベントの報告や、もやもやを掘り下げる材料を提供していきます。 HP https://www.sendai-l.jp/

せんだい男女共同参画財団

財団の広報紙「みんなで考える #ジェンダー不平等」と連動して、主催イベントの報告や、もやもやを掘り下げる材料を提供していきます。 HP https://www.sendai-l.jp/

    最近の記事

    • 固定された記事

    一人ひとりがジェンダーを身近に考えるきっかけに

    (公財)せんだい男女共同参画財団の新しい広報紙の紹介です。 紙面には、みんなで一緒に考えたい、ジェンダーについての「問い」を散りばめています。 「女だから?」「男だから?」 ふと疑問が浮かんだ時。一人で立ち止まって考える。誰かと話してみる。 そのきっかけになればという思いで作りました。 ポスター(B2版)として掲示したり、机に広げてみんなで見ることもできます。友だちや家族と、学校や職場で、話のタネにしてください。 配布場所仙台市男女共同参画推進センター エル・パーク

      • 広報紙「話してみない? #ジェンダー不平等」を発行しました

        (公財)せんだい男女共同参画財団の広報紙第2弾を発行しました。 「『気にしなきゃいいじゃん』って言えるのはどうして?」 「『性』に関すること、ちゃんとたしかめてる?」など、 紙面には、みんなで話してほしいジェンダーについての「問い」を散りばめています。 ポスター(B2版)として掲示したり、机に広げてみんなで見ることもできます。友だちや家族と、学校や職場で、話のタネにしてください。 広報紙を題材とした出前講座(ワークショップ)も開催していますので、関心のある方はお問い合わ

        • ジェンダー論公開講座「メディアとジェンダー ~表現ににじむ無意識の価値観」【イベントレポ】

          様々な社会課題の背景をジェンダー視点で読み解く「ジェンダー論講座」。今回は「メディア」に焦点を当て、多様性に配慮した表現について考える講座を実施しました。 講師は近代美術史・ジェンダー史を研究する日本女子大学学術研究員の吉良智子(きら ともこ)氏。 2021年1月から12月にかけて東京新聞夕刊で「炎上考」を連載し、2022年3月にEGSA(Education of Gender and Sexuality for Arts)Japanが発行した「芸術分野におけるハラスメント

          • 身近な人と性のハナシをしよう #性的同意 って何だろう?【イベントレポ】

            学生や子育て中の方、学校現場や支援団体など様々なフィールドで活動する方が集まり、身近な人との安心できる関係の築き方について考えました。 講師は宇都宮大学共同教育学部准教授で、一般社団法人“人間と性”教育研究協議会幹事の艮 香織(うしとら かおり)さん。専門分野は性教育と人権教育です。 艮さんのお話から同意とは何か 基本のき 同意とは、言葉を使った直接的な対話で「~してもいい?」「いいよ」と互いに確認し合う行為のこと。行動を起こす側に、相手の同意を取る責任がある 大事な

            ジェンダー論公開講座「老いと看取りをめぐる歴史と現在、再考」

            様々な社会課題の背景をジェンダー視点で読み解く「ジェンダー論講座」。9月は「老いと看取り」に焦点を当て、江戸時代の歴史から男女のケア役割を見つめ直しました。 講師は東北学院大学文学部歴史学科の菊池慶子先生。 日本近世のジェンダーと家族に関して、政治システムや相続、看病介護のケア役割の観点から研究されています。 「介護が大変な労働であるにもかかわらず、まるで無いもののように扱われてしまってきたのはなぜなのか、なぜ介護を担うのは主に女性ということになっているのか、歴史を探りた

            広報紙「みんなで考える #ジェンダー不平等」を使って、大学でワークショップを開催!

            2022年3月に発行した(公財)せんだい男女共同参画財団の広報紙「みんなで考える #ジェンダー不平等」。 仙台市内の公共施設や学校、カフェなどに配布し、様々な反響をいただいており、最近ではこの紙面を使ったワークショップもおこなっています。 7月に東北大学の授業「暮らしのジェンダー学」の1コマでワークショップを実施した様子をお伝えします。 受講者は様々な学部の1,2年生。ワークショップでは、3~5人ずつのグループに分かれ、広報紙を広げながら「ジェンダーのざわざわ」について

            テーブルトーク 自分らしい声のあげ方って?~様々なアクションの方法を考えてみよう【イベントレポ】

            今日よりも明日を良くするために自分ができることは?日頃のモヤモヤを社会に届けるには?ゲストとともに様々な具体的な方法について考えました。 ゲストはshe-sow(シーソー)の西川千花子さん。今年3月、「小さくても、たどたどしくても、自分らしく声をあげる方法を考えてみたzine」を発行しました。 日頃のモヤモヤ 世間の不条理にモヤモヤするけど声のあげ方がわからない 自分で様々な情報を得ても、誰かと共有するところまでいかない 今はSNSのほかにも様々な発言ツールが出てき

            思いを届けて社会を変える with U30【イベントレポ】

            わたしたちが日ごろ感じる悩みや身近な課題を、どうやって社会に届けていくのか。ゲストとともに、具体的なアプローチの仕方について考えました。 ゲストは#男女共同参画ってなんですか 代表の櫻井彩乃さん。 「変えたい!」「実現したい!」と思うこと ジェンダー平等は男女どちらにも関わることなのに、女性だけの問題にされてしまうこと 若い女性たちの専業主婦願望が強いこと 自分でも知らないうちに「家庭」と「キャリア」を天秤にかけてしまうこと 議会の半分を女性にしたい 性暴力にも

            どう思う? #ジェンダー不平等【イベントレポ】

            財団広報紙「みんなで考える #ジェンダー不平等」を使い、気になるテーマについて参加者同士で話しました。 日ごろ感じるもやもや・ざわざわ体にぴったりフィットする女性用のスーツが嫌 黄緑のランドセルがほしかったけど、選ばされたのは赤 留学先では低用量ピルが無料だった。日本は手に入りにくい 女性にだけ旧姓欄がある書類 「男のもやもや」を友だちに聞いてみた。1位は「特になし」。2位は「学校に男子用の更衣室がない」 男子トイレに女性の清掃員が入ってくるのが嫌 仕事でもっと

            もっと心地よく、もっと快適に!~わたしのカラダとの向き合い方【イベントレポ】

            このトークルームでは、女性特有の身体の不調をがまんせず、日々を快適に過ごすためのヒントを探りました。 ゲストは fermata 共同創業者でCCOの中村寛子さん。fermataでは、「あなたのタブーがワクワクに変わる日まで」をビジョンに、フェムテック(※)製品専門のオンラインショップや実店舗の運営などを通じて、女性の健康課題の解決に取り組んでいます。 「フェムテック」って実際どうなの?「フェムテックという言葉自体初めて聞いた」「知っているけど使ったことがない」という参加者

            テーブルトークwith水野理事長「社会とわたし」【イベントレポ】

            2022年3月に開催した「世界は私たちが変えられる展」。展示と4つのトークルームを通して『世界は私たちが変えられる』ことを発信しました。 トークルーム1では、当財団の水野紀子理事長とともに「日本の社会と女性」について学びを深め、自分たちが社会を変えていくために必要なことを考えました。 水野紀子理事長は、白鷗大学法学部 教授/東北大学 名誉教授で、専門は民法・家族法。話題は江戸時代にさかのぼりました。 日本の社会と女性近代化の流れ 江戸時代の女性は「イエ」の共同経営者と

            世界は私たちが変えられる展【イベントレポ】

            2022年3月に開催した「世界は私たちが変えられる展」。展示と4つのトークルームを通して『世界は私たちが変えられる』ことを発信しました。 2日間で120名を超える方に来場いただいた会場の様子と、展示したパネルを紹介します。 『生理』をめぐる動き『フェムテック』が変える私たちの暮らし声をあげる、社会を変える ジェンダーアクティビズムの今/ピックアップ図書・映画 トークルーム1「テーブルトークwith水野理事長 社会とわたし」の記事はこちら #みんなで考える #ジェンダー不

            子どもにどう伝える?性のこと―お互いを尊重し合うセクシュアリティ教育とは―【イベントレポ】

            性暴力被害者支援スキルアップ講座の公開講座として開催されました。 講師はNPO法人ピルコン理事長の染矢明日香さん。ピルコンは、「誰もが自分らしく生き、性の健康と権利を実現できる社会」を目指して、正確な性の知識を伝え、オープンに語る場を提供しています。 染矢さんのお話から子どもたちに伝えていること 日本ではまだまだタブー視されてしまう性教育。ピルコンでは、生殖のことだけでなく、人権教育を基盤にした人間関係を学ぶ包括的セクシュアリティ教育の普及に取り組んでいます。自分も相手

            テーブルトーク「男らしさ」ってなんだろう【イベントレポ】

            男性学を研究するゲストとともに「男らしさ」について考えました。 ゲストの西井開さんは男性同士の語り合いのグループ Re-Design For Men代表で臨床心理士です。2016年にエル・パーク仙台主催のジェンダー論講座を受講し、仲間とともにこのグループを立ち上げました。 当日の流れ男らしさの文化、男らしさの影響で起こること 「ぼくらの非モテ研究会」で何をやっているのか? フリートーク ※非モテ研究会 西井さんが所属する当事者グループ「ぼくらの非モテ研究会」では、月

            テーブルトーク「政治をもっと身近に!~U30 の声を聴いて一緒に考えよう」【イベントレポ】

            政治や社会課題に対してアクションを起こしている若い世代の話を聴き、私たちが生きたい社会を選んでいくためにできることを考えました。 ゲストは#男女共同参画ってなんですか 代表の櫻井彩乃さんと、一般社団法人NO YOUTH NO JAPAN 代表理事の能條桃子さん。 どうしたら若者の投票率があがるか?話し合いの中で参加者から多く出たのが、若者がなかなか選挙へ行かないことへの疑問の声。どうしたら選挙に行きやすくなるのか意見が交わされました。 両親がいつも選挙に行っていたので、