独りの夜に、寝香水

眠るとき、私は香りを纏う。
マリリンモンローは全裸にシャネルの5番を身に纏って寝ていたという。
彼女にあこがれている、というのは半分本当だ。(本当なんかい!)

ピローミストやボディミスト、香水。その日の気分によって使い分けるが、「安眠ができそう」という香りを身に纏う。泥のように眠りたいときは花の香りがしっかりするちょっと重めなものを。また、少し軽めでスッキリ感が欲しい時は木の香りを中心に選ぶ。

つけるものによって翌朝まで香りがのこっているものもあれば、揮発して無くなっているものもある。特に精油については合成香料よりも性質上飛びやすい。こればっかりはしょうがない。寝入り場に自分のために香りを纏って、眠る。今日の自分を労わって明日への英気を養うのだ。

私の職場では香水NGという決まりはないが、やはりある程度周りには気を遣うし、何なら今は在宅勤務。高い香水であればあるほど、持ち前の貧乏性を発揮して家でいい香水を纏ったところで、、、ということもあり、なかなか遠のいてしまうこともある。香水を日常づかいできない人も一定数いるのではないだろうか?

夜に香りで癒されて眠りに誘われ、翌朝には消えている。
目が覚めてから始まる新しい1日は、好きな香水を纏ってもいいし、纏わなくてもいい。それぐらいがもしかしたらちょうどいいのかもしれない。

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