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メンへライターかつメンへライダーのひとりごと

 精神に爆弾を抱えていて、それを分かって生活しているので、何をやっていても調子が良くても、「いつか壊れてしまうのでは」という気持ちはやっぱり拭えない。電池が徐々に減っていくような形ではなく、ブレーカーが落ちて突然停電するような、そんな風に動けなくなってしまうのでは、という不安がいつもどこかにある。

 中学時代にメンタルのバランスを崩して以来、不登校に片足突っ込んだ時期もあったし、部活も学校も辞めようかと思った時期もあった。1年前は本当に何もできずに休学していた。人生の大半をメンヘラとして生きてきたし、これからもそんな感情とは折り合いをつけて生きていかないといけない覚悟をしている。

 最近は割と調子が良い……というか、就職してから、人生がかなりマシになった気がする。
 院の休学と中退も加味した上で内定もらえたからなのか、配属先が人間関係的にかなりマシなのか(研究室が、本人いなくなった瞬間その人のことボロクソ言い出す×2は流石に堪えていたから、今の程よくリモートな生活は悪口聞かなくてよくてすごく楽)。でもそれ以上に、前より朝起きれるようになったし(夜はまだちゃんと寝れないけど)、定期的に部屋を掃除して洗濯して、ご飯を作って、どうにか生活している。自転車乗れないよりご飯作れないほうが余程深刻だし、休学中は実家でご飯担当してたくらいには料理は好きだけどね。余談だけど、おかげで半年前より痩せることに成功した。

 でも、だからこそ「いつこの調子が崩れるのか」とても怖くて仕方がない。1年前までは昼前にしか起きれなくて、何やっても疲れてエネルギー消費して、運動なんてもってのほかくらいまでなっていたから。余計に今の生活を送れているのが怖いときがある。

 今はフルタイムで昼は働いて、週末は朝からロードバイクで走って(平日はお散歩とストレッチくらいしか運動はできないけど)。なんで今こんなに『普通』に生きているのか、本当に分からない。
 今までとは違ってしがみついて、っていう感じじゃなくて、自分が自分でいて普通に生きている感じがする。

 やっと手に入れた『普通』だけど、それが当たり前じゃないって経験から知ってるから。なんでもできる気がしてたのに、気づいたらしんどい考えしかできなくなってて、自分を自分でたくさんだめにしてきたから。だからまた繰り返してしまうことがとても怖い。

 本当に今は『普通』でいられてる気がする。周りも私のことを笑う人もいないし。仕事でもこの経歴を引く人はいないし、こないだの朝練だって、誰からもバカになんかされなかったし。『普通じゃない』部分も合わせて、『普通』で生きている感じがする。

 某ペダルの登場人物じゃないけど、大げさかもしれないけどこの半年間ずっと「生きてる!」って思いながら生きている。死んだように生きた時期があるから、仕事して残業もたまにして、いろいろな人と走ったり、サイクルイベントや朝練に行ったり。全部1年前からは想像がつかない今だから余計に。

 あとは、やっぱり結構K氏(本名と、実は私との関係性も掛けている)の存在は大きい気はする。熊本に来てくれて、一緒にたくさん走りたいから、仕事絶対に辞められない! って頑張る理由になってるし。
 とんでもない男に引っかかってた時期があるせいで、一緒にいてまだそのトラウマ抜けなくて迷惑かけたり、言葉を信じていいのかわからなくなることもたくさんあるけど。でも、少なくともちゃんと私との間柄を人に話してくれるし、人に私のことを「どんくさくてドジな奴だけど……」みたいに変に落として紹介してもいなさそうなところは、きっと信用していいとは思ってる。突き放さないで話聞いてくれるところも。
 何だかんだ2人でちゃんと走ったのと言えば3年前のデスライド付き合わせた以降だと、峠の茶屋を1回(あとはグループライドとかばかり)だから、年末年始は2人でロングライドして、まだ私の中で抜けていない「こんなとろくさい奴と走ってて楽しいのかな?」って気持ちがなくなるといいな。
 理解してほしい、なんて思わないけど、ちゃんと話したらちゃんと応えてくれる人だって信じてるから。遠回しに「気づいて構って」って感じじゃなくて、きちんと「こういう理由だからきついです」っていうのを説明するようにはしてる。黒岩峠しょぼくれモードで相当困らせた反省。できるだけ長く一緒にいたいから、こんなメンヘラ女背負わせるのも嫌だしね。

 来年のことを言うと鬼が笑うとか諺にあるけど、でもそろそろ年末だし来年のことを少しは考えてはいる。とにかくまずは冬を乗り越えること。スイッチが切れないように、周り頼ったりペース配分したりしながら生きること。そしてまずは勤続一年すること。とりあえずK氏には「冬を乗り越えるから一緒に阿蘇ヒル出てください」って言ったらふたつ返事でオッケーしてくれたから、阿蘇ヒル出ること。彼が富士ヒルでゴールド獲るのを見るために応援にも行きたいと思っている(某タクさんと合わせてネタみたいな応援うちわ作っていい? なんてことも彼と話したし)。

 未来の自分が、今の自分に「大丈夫だよ」って言ってあげれるような、そんな生き方ができたらいいな、なんて思いながらとりあえず今日もまた生きていく。

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