研修期間でも賃金が発生するのに感動した

週末のバイトが始まった。
忙しい日々を過ごしてはいるが、企業で働きだすと、病院研修見習い業務との落差にびっくりしている。

なぜなら、今回働き始めた会社には、規則や管理が徹底されていて、皆が守っているからだ。
おまけに、教育や研修がしっかりあるし、休憩時間にきちんとご飯が食べれるのだ。
（病院の共有PCみたいなパスワード12345とか絶対ないんだよ！あたりまえだけどね！）

「お昼休憩が時間通りに取れるのすごい・・・自分、騙されてるんじゃないか。夢見てるんじゃないのか」
それくらい、狼狽えている。
平日の自己研鑽病に取りつかれたような自己学習放置型病院研修と全然違っていて、正直驚いている。
――――会社ってすごい。業務内容に関する研修を受けていて、即戦力じゃないのに賃金が発生するんだよ！

私が関わる病院組織は、資格を持っていても即戦力でないと賃金なんて発生しない。
全部自己研鑽という「自己学習」にしか見られていないのだ。
週末に働く会社のほうは、人間として働いて糧を得るという、ごく普通の社会なんだと感じた。

そっかあ、自分は無給アカデミック業界に漬かりすぎていて、賃金なんて発生しなかったのが当たり前だったからか。
しかも巨大な学問や、医療組織団体の前では自分個人には何の価値もないと思い込んでいたから、普通の会社にこんなに驚くんだな・・・

これが心底覚えた実感だった。
かつ、自己研鑽という朝から晩まで研修業務をしていて、未来の専門医療を目指していても、平日の行動には一切賃金が発生しない。

「会社員人生のない自分」には、会社で働いて社会保険に加入して、決められた労働時間にきちんと食事休憩が持てる状況に、本当に驚いている。
ここ最近の平日は、食事時間が後ろ倒しばかりで、昼食＝ほぼ夕食ばかりの日々が多かったから余計に。

働くってやっぱり賃金が発生するんだなあ、しかも研修でもお金が発生することに目が飛び出てしまったよ。

明日も無理せず、しっかり眠って仕事頑張ろうっと。