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ほぼ毎日読書ログ

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読んだ本の感想noteを書いています。 古典から新刊まで。文学から実用書まで。児童書も漫画も写真集も何もかも。
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2019年10月の記事一覧

信仰をもたない人々の「?」に答えちゃう『新約聖書を知っていますか』【読書ログ#111…

『新約聖書を知っていますか』(阿刀田高) 本の紹介に「欧米の文化に触れるとき、聖書の知識…

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映画に文学に美術、西洋からのコンテンツを理解し楽しむための基礎知識 『旧約聖書を…

『旧約聖書を知っていますか』(阿刀田高) これ一冊で、旧約聖書が理解出来た気になる。 典…

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カレーライスはいかにして国民食となったか 『カレーライスと日本人』【読書ログ#109…

『カレーライスと日本人』(森枝卓士) カレーは、日本人のソウルフードの一つだ。日本人はソ…

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定礎の事は言ってはならない 『伝染るんです。』【読書ログ#108】

『伝染るんです。』(吉田戦車) 長女が私のモレスキンのストックから一冊強奪し、ダジャレノー…

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自己啓発のキモは200年前から変わらない『自分を鍛える!』【読書ログ#107】

『自分を鍛える!: 「知的トレーニング」生活の方法』(ジョン・トッド) 「読み終わったから…

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ニセ医療に騙されるな 健康に対する意思決定を正しく行う『代替医療解剖』【読書ログ…

『代替医療解剖』(サイモン・シン、エツァート・エルンスト) この人が書いたら絶対買う! …

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ホロリもあるよ 記憶を失った少女と、形を失った少年が誰も居なくなった世界で生きる『オンノジ』【読書ログ#105】

『オンノジ』(施川ユウキ) ウィル・スミスという超いい人そうな俳優が主演した映画に『アイアムレジェンド』という作品があった。原作は『地球最後の男』で、自分と飼い犬以外誰もいなくなったNYで他の生存者を探している男の話。 『オンノジ』はまさにそんな世界のお話だ。だが、設定はかなりホンワカしている。ウィル・スミスは小学生の女の子になり、相棒は猟犬ではなくフラミンゴだ。 突然、人がいなくなった世界で、少女・ミヤコと元少年のフラミンゴ・オンノジが暮らしていく、笑えて、驚いて、切

初めてのデートは魔女とのデート『魔女(2)』【読書ログ#104】

『魔女(2)』(五十嵐大介) 魔女で思い出したけど、初めて付き合った女性と、初めてのデートで…

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大人の絵本『魔女 (1)』【読書ログ#103】

『魔女(1)』(五十嵐大介) まだ子供が小さいので、絵本を一緒に読むことが多い。通っている…

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『みかんのむきかた』【読書ログ#102】

『みかんのむきかた』(岡田 好弘 (著), 神谷 圭介 (イラスト)) 給食の時間、一緒に食べ…

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【追悼】自分だって足を踏み入れるかもしれない 『失踪日記』【読書ログ#101】

『失踪日記』(吾妻ひでお) 吾妻ひでおさんが亡くなった。享年69歳。正直、そんなに長生き…

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【書評】 永遠のレジェンドが綴る日本のゲーム史 『高橋名人のゲーム35年史』

ほぼ毎日読書をし、ほぼ毎日「読書ログ」を書いています。100冊目。 『高橋名人のゲーム35…

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さんすうを教えることはできますか?『小学校6年分の算数が教えられるほどよくわかる…

今年の四月に、娘が小学生になりました。とてもめでたいことです。 幼稚園と違い、学校は学び…

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【書評】 小学三年生を担任する教師が激賞するのも納得な 『失敗図鑑』

ほぼ毎日読書をし、ほぼ毎日「読書ログ」を書いています。99冊目。 『失敗図鑑』(大野正人) 子どもが通う小学校の「学校公開日」という催しに行ってきた。 私が子供のころ、授業参観というものがあって、通常授業を父兄が教室の後ろに立ち参観するスタイルだった。ある時間になると、後ろのドアがガラリと開き、父兄がぞろぞろと入ってくる。全ての日本人にとっての原風景。 でも、私の娘が通う小学校では「参観」ではなく「公開」だった。しかも、授業ではなくて学校を公開だ。これが面白かった。