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「若者の居場所&カレー屋」に、ようこそ!

「なんか生きにくい」から35年、僕がカレー屋を目指すまで

大学生の頃、僕はなんとなく生きにくさを感じていた。それから35年近く経った今、その思いが「カレー屋の開店を目指す」ところに行き着いた。しかもそこはあなたの「居場所」も兼ねるかも知れない。「なになに、それ?」とちょっと興味を持って下さったあなた、もしよかったらしばしお付き合い下さい。


「隣の人と同じ」でなくても、よくね?

1986年、文化も人種も多様なメキシコに留学した僕は、「『隣の人と同じならとりあえず安心する』のが日本で、それが『生きにくさ』の原因なのかも知れない」と気づいた。「とりあえず安心する人」は尊重したい、でも「安心できない人」も気楽に生きていける社会にしたい……という思いが、そのあとの僕の行動の原点になった。

学生時代を過ごした大阪では、YMCAでの小学生との野外活動に始まり、西成区山王のこども会活動などに参加。釜ヶ崎のど真ん中にある保育園や、西宮の教会幼稚園のキャンプや運動会の手伝いなども含め、「夏・冬の休み期間中の方が忙しい学生」だった。

社会人になってからも、脳性麻痺者のグループホームに泊まり込んでの手伝い、2002日韓W杯での観光案内と通訳、在日外国人の日本語学習支援外国に縁のある中高生の学習支援……などの活動は、広い意味の「隣と同じでなくても楽になれるようにしたいな力(りょく)」でやったと思う。

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(写真)社会福祉法人ストローム福祉会 山王こどもセンター

できるのか? 「昼夜はカレー屋、午後は若い子の居場所」

これから僕がやろうとしているのが、「居場所カレー屋」だ。

2017年からの本職であるスクールソーシャルワーカーとしての活動を通して「校内居場所カフェ」に出会った。これは主に高校で、校外の公益法人などが、校内のフリースペースや大教室を使って、高校生に無料で飲食物と交流の場を提供する活動である。ここでは、高校生と、大学生やその他のおとなとの間のゆるい関わりの中で本音がほろりと出るところが特徴と言われる。

この「居場所カフェ」のボランティアをやって盛り上がった「僕もこれをやりたい!」という気持ちと、最近「夜遅く帰って来てもすぐ食べられるように」と週1回作っているカレーとが結びついた。「昼と晩のごはん時はカレー屋、あいだの時間は(主に若い子の)居場所」を作る……それが僕の将来構想になった。今はここまで。どこで、誰とやるのかなど、それはこれから考える。

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(写真)横浜市立横浜総合高校「ようこそカフェ」

どーする、アラ還大将の初商売?

今までやった仕事は全部やり甲斐があったけど、経済的事情、人間関係の事情や、勤務年数の限度などで変わらざるを得なかった。今のスクールソーシャルワーカーも、雇用期間に制限がある。ならば、若い子たちとつながりたいし、カレーが好きやし、「たくさんの人や自分にとって落ち着く場所を作りたい」という夢に向かって、齢57歳にして初めての商売をやってみようやないか。

でも、経営については正直「一から教えて下さい」レベルだし、いろいろな形はあると思うがカレー屋を「一緒に動かす」人は必要だし(特に今回のコロナでそう感じている。急なことが起こったときに助け合えないようなやり方はキツイ)、居場所を利用する人や、カレー屋のお客さんをどうやって集めるかもまだなーんも考えていないに等しい。

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(写真)コミュニティカフェ開設連続講座「人が集まる居場所のつくり方」@府中市市民活動市民センタープラッツ(2019年秋)
★考え込んでいる僕がいます。どこでしょう?

応援、協力、意見……いろいろなツッコミ大歓迎!

「なんとなく生きにくい」から「居場所カレー屋」につながった長い道のり、おわかりいただけたでしょうか。このサイトでは、僕がカレー屋開店に向けてやっていることや学んでいることを紹介しつつ、食べに来る人、居場所を使う人、運営する人、助ける人など、様々な「人」が集うサイトにしたい。

「あ、それイイね!」「ここはもうちょっとこういうふうにした方がいいんじゃない?」などなどのツッコミを、ぜひぜひ期待しています!

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