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一人で仕事するならKPTAで振り返ろう

どうも、彦八です。

皆さん、事業の振り返りをどのように行っていますか?

自分のリソースを活かしながら、課題を見つけ、改善策を考え、実行に移す。
これが事業を成功に導くために欠かせないプロセスであることは分かっていると思います。

サラリーマン時代は上司や同期に簡単にフィードバックを貰えることができたけど個人事業主になると意識的に自分でやらないといけないのがしんどいところ。

そして多くの個人事業主特有の役割も増えて、振り返りに手を付けられず、何のためにやっているか分からないアクションが増えていく。

というのが経験上ズルズルと失敗するパターンです。

そこで今回は、個人事業主の事業改善に最適なフレームワーク「KPTA」をご紹介します。
KPTAは、「Keep(継続すること)」「Problem(改善すべき問題)」「Try(新しく試すこと)」「Act(実行に移すこと)」の4つの観点で振り返りを行うシンプルな手法です。

この記事では、KPTAフレームワークの詳細と、それが個人事業主に最適な理由を5つの視点から解説します。
さらに、KPTAを実践するための具体的な方法もお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。


KPTAフレームワークとは?

KPTAフレームワークは、「Keep」「Problem」「Try」「Act」の4つのステップで構成されています。

  • Keep:うまくいっていることや継続すべきことを特定します。自分の強みや成功体験を振り返り、今後も活かしていくポイントを明確にします。

  • Problem:改善すべき問題や課題を洗い出します。事業運営の中で、効率性や収益性を下げている要因を特定し、優先順位をつけます。

  • Try:問題解決のための新しいアイデアや取り組みを考えます。従来の方法にとらわれず、創造的な発想で解決策を探ります。

  • Act:実行計画を立てて、行動に移します。具体的な行動ステップを設定し、期限を決めて実践します。

KPTAの大きな利点は、シンプルなフレームワークであること、そして事業全体を網羅的に振り返ることができる点です。
この手法を定期的に実践することで、個人事業主は自己分析力を高め、事業の継続的な改善と成長を実現できるのです。

テーマごとにA4の手書きでやっている

これをChatGPTで撮ったらちゃんと理解してくれた。

KPTAが個人事業主に最適な5つの理由

これが良いんだよな

①シンプルで実践しやすい

個人事業主は、経営から営業、製品・サービス開発、アフターフォローまで、多岐にわたる業務をこなさなければなりません。
そんな多忙な事業主にとって、複雑で時間のかかる振り返り手法は現実的ではありません。

その点、KPTAは4つのステップで構成されるシンプルなフレームワークです。Keep、Problem、Try、Actのそれぞれについて、簡潔に振り返るだけで大きな効果が期待できます。例えば、1日15分、週に1回30分の振り返りを習慣づけるだけで、成果を期待できます。

②問題発見と解決策の立案に役立つ

個人事業主は自らの判断で問題を特定し、解決策を考えなければなりません。
社内の他部署やチームメンバーに頼ることができないため、問題解決能力が非常に重要となります。

KPTAのProblemステップでは、事業運営の様々な場面で発生する問題を洗い出し、優先順位をつけます。
例えば、「新規顧客の獲得率が低い」「解約率が上昇している」といった具体的な課題を特定します。
続くTryステップでは、これらの問題解決のためのアイデアを出し合います。「SNSを活用した広告展開」「品質管理体制の見直し」など、創造的な解決策を考えるのです。

このように、KPTAのフレームワークに沿って振り返りを行うことで、個人事業主は問題発見と解決策の立案を効果的に進められます。
PDCAサイクルを回すための基盤となる力を養うことができるでしょう。

③継続的な改善につながる

個人事業主には、常に学び続け、事業を改善していく姿勢が求められます。市場の変化やお客様のニーズに合わせて、自らの事業をアップデートし続けなければ生き残れません。

KPTAは、継続的な改善を促すフレームワークです。Keepで自分の強みを再認識し、Actで実行計画を立てることで、PDCAサイクルを回すことができます。定期的にKPTAを実践することで、事業運営の質を着実に高めていくことが可能です。

例えば、「顧客満足度の高いサービス提供」をKeepとして設定し、Problemで「スタッフの対応力不足」という課題を特定したとします。Tryで「スタッフ研修の実施」という解決策を考え、Actで具体的な研修プログラムを作成する。こうしたPDCAサイクルを回すことで、個人事業主は自己研鑽と事業の継続的な改善を実現できるのです。

KPTAの実践方法

それでは、個人事業主の皆さんにKPTAを実践していただくためのポイントをお伝えしましょう。

振り返りの頻度と所要時間

大体週に1回、30分から1時間程度のKPTA振り返りを行うのが効果的だと感じています。
理由としては実践したアクションのフィードバックを得るには短くても1週間はかかることが多いからです。
なので実践したことに対するフィードバックが得られる仕事(小売業やアウトバウンド営業代行等)は毎日やった方が良いと考えています。

実践手順

振り返りの準備としては、Keep、Problem、Try、Actのそれぞれについて、自由に思いつくまま紙に書き出してみましょう。

その後、全体を見ながら整理し、優先順位をつけていきます。
振り返りの内容は、エクセル等に記録しておくと、後から振り返ったときに役立ちます。

エクセルの記録の仕方は「時間最短化、成果最大化の法則」の「成功確率が一目でわかる理論上成功する設計図の法則」を使うのが良いです。

色々探しましたが、目標と現実のギャップを埋めることを目的にするとこれが一番シンプルで使いやすいです。

この法則以外もかなり使えるネタが豊富にあるのでオススメの本です。

まとめ

KPTAフレームワークは、シンプルかつ実践的なツールです。
事業全体を見直し、問題発見と解決策の立案を促し、継続的な改善とモチベーションの維持につなげてくれます。

ぜひ、今日からKPTAを実践してみてください。最初のうちは戸惑うこともあるかもしれません。しかし、継続することで、きっと事業運営の質が向上していくはずです。
KPTAを通じて、強みを活かし、課題を克服し、新たな挑戦に踏み出す。
そうした前向きな取り組みが、個人事業主の皆さんの事業を飛躍させるのです。

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