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祖母が仕込んだ卵子と父の精子で生まれた私達

女性は、胎児の頃から卵巣内に卵子の素となる原始卵胞というものを持っています。

つまりは、わたしの母が祖母のお腹の中にいる時、わたしの素も祖母のお腹の中にいたということです。

祖母が仕込んだ卵子と父の精子で生まれたということですね。


わたしの祖母が母を妊娠していたのは1946-1947年。

戦後まもない年。食事は、未だインスタント食品、レトルト食品、冷凍食品もなく、輸入食品も添加物も少なかったでしょう。
もちろんPCなんてなく、テレビは未だ白黒の時代。

祖母の妊婦時代(わたしの素となる原始卵胞仕込み期)を想像したら、わたしが、添加物でいっぱいの加工食品を食べるとうまく消化や解毒ができず、
体調が悪くなったり、PCやスマホで疲れたりする・・・こんな反応も仕方ないと思えてきます。祖母があの時想像できなかったことばかりですもんね。わたしはそれらに対応するスペックが搭載されないまま、進化の為にがんばってるのかも。

そして、今の子供は赤ちゃんの頃からスマホをサクサク上手に触れるのを見て、人間の進化を感じます。


ちなみに、この卵は胎児の頃が一番多く、500万~700万個あり、生まれる時には200万個に減っています。
その後減り続け、思春期・生殖年齢の頃には約10~40万個まで減少します。
一回の月経周期に約1000個が減少し続けます。

わたしがどれだけの卵子の数を持って生まれてくるのかは最初っから決まっていて、それを毎月、手放していってるんですね。

近年、1回1回の月経が、毎年のお花見の季節に「この桜をあと何回自分は見れるんだろう~」と思うみたいな、センチメンタルな気分になりますが、毎月の月経周期を女性性の叡智を体得する機会と捉え、大切に悔いないように向き合っています。

(⇧ネイティブアメリカンの『最初の月経で少女は叡智に出会い、月経を通してその叡智を学び、閉経とともに彼女はその叡智そのものとなる』という言い伝えが好きなんです。女性性の叡智体得のための向き合い方は過去記事に色々書いています。)


唯一悔いが残るのは、今は亡き大往生した母方の祖母に、祖母が母を妊娠していた時のお話を聞けなかったことです。

未だお若い方は、おばあ様にお話しを伺ってみてもいいですし、
ご自身の妊娠中に孫の卵子も仕込んでるんだなって思うのも楽しいですね。

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