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オススメしたい気候変動に関する映画

みなさまお疲れ様です。セルフケアハイカーの彩です。

今回はオススメしたいGWを活用して見ておきたい気候変動に関する映画をご紹介します。

キス・ザ・グラウンド:大地が救う地球の未来

この映画では地球温暖化の原因となっている人体の16パーセントを占めると言われている炭素と環境への影響や土壌を改善することで自然や植物、人間の暮らしを再生できるという可能性も取り上げられていました。

問題提起だけではなく将来の世代への希望も与えてくれる映画でしたので特に気になったことを健忘録として残しておきたいと思います。

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工業型農業の生みの親はドイツのフリッツハーバーという方で窒素肥料や殺虫剤などの開発に携わったそうです。その殺虫剤はアウシュビッツの収容所で使われた毒ガスにも応用され、さらには米国の製薬会社が殺虫剤を全米の農家に売り出したことで急激に広まったそうです。

殺虫剤を使ったことで一時的に土壌を整理しなくても収穫は途絶えなくなり、その後農作物と家畜の居場所を完全に分けるようになりました。

アメリカで生産されているトウモロコシにはグリホサート(ラウンドアップ)という発がん性物質が含まれる農薬が使われていたことが話題になったことをご存知の方も多いと思います。

この土壌で育った作物を人間や動物が食べて、授乳から赤ちゃんへと渡ってしまう悪循環を生み出してしまっていることはとても悲しい現実だなと思いました。

また、自分が食べているものがどういった背景で作られているのかを改めて意識するきっかけにもなりました。

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土壌が傷つくと二酸化炭素が空気中に舞い、乾燥した土が土ぼこりになりこれが砂漠化の原因となっていきます。

世界の3分の2が現在砂漠化していて、このままアクションを起こさなければ2050年には10億人が砂漠化難民になると言われているそうです。

そういった深刻な状況の中で4年連続で干ばつやひょうの被害により、作物が台無しになってしまったある農家さんのその後の活動が印象的でした。

特に不耕起栽培をすることをアイディアとして共有されていました。

・NO TILL : 機械の使用を減らすこと
・COVER CROPS:土を露出させずに土壌を植物で覆った状態にしておく
・PERENNIALS &TREES:多年生の植物を生かすこと
・ COMPOST/MOB GRAZING根を生かしてコンポストの循環を作ること

この4つの取り組みを続けたことで農薬に頼らない永続的に作物を作り続ける循環を作っていました。

パーマカルチャーや循環型経済に関してはまだまだ勉強不足なので、また後日学びをシェアさせていただけると嬉しいです。

そのほかハイチでの排泄物を肥料にするバイオトイレやサンフランシスコ独自の生ゴミを土に還して再利用する堆肥化施設の取り組みも挙げられていて素敵だなと思いました。

また、中国黄土では深刻な土壌汚染が生じていた3万5千平方メートル以上の土地を衛星を使ってマッピングをして全ての領域に固有の位置情報を与えたことで1994年から2009年までの15年間かけて緑豊かな大地へと再生しているという取り組みも挙げられていました。

気候変動と聞くと自然の偉大さに圧倒されてしまったり、砂漠化や深刻な地球温暖化の影響を知ると結構な絶望感を抱いてしまうと思いますが、こういった前向きな取り組みをシェアし続けている方がいらっしゃることや可能性は残っていることを知れて良かったなと思います。

世界の中で起きている現実や真実の全てを把握することは難しいけれど、なるべく憶測ではなく事実として体験している方の話や自分の目で見た情報からモノの選択や判断をできるようにしていきたいなあとも感じました。

今こうやって安全な場所が確保されていることに感謝を持ちながら、地球や自分たちにできることを少しでも続けていきたいです。

最後まで読んでくださった皆様ありがとうございます♪

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