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#11 マンチェスターでITスタッフとして働く。

マンチェスター大学で、フルタイム・インターン生として働き始めてから、4か月が経ちました!以前、イギリス(主に、マンチェスター)での就活事情はブログにしましたが、今回は、働き始めて感じた驚きを記録します。とは言っても、私は、日本での社会人経験が政府組織での4年半のみ。イギリスもマンチェスターでのインターン経験のみ、と偏った職歴です。ですので、私の経験は一般化できないことはご承知おきください!

有休が取りやすい!

まずは休みの取りやすさが異常です… インターンという役職でありながら、年間21日の有給休暇をもらえています。そして、現在一時帰国中なのですが、2週間も休んでいます!上司に「家族の事情で、日本に帰りたい。1週間休みが欲しい。」と伝えたところ「1週間じゃ足りなくない?」と真面目に言われ、お言葉に甘えてしまいました(感謝)

さらに、職場の正式なルールとして、「病欠は有休取得不要(上司に要連絡)」「通院や介護など有休取得不要」なのです!また、上司のスケジュールを確認すると、「Travel(移動時間)」や「Preply(オンライン語学レッスン)」の時間があり、上司も自由な感じ。初日に上司から「逐一業務管理はしない。」と言われたので、必要最低限の成果を出しつつ、大半の時間を自己学習に充てています。

一方で、上司から平日夜や週末にメール・チャットが届くこともあり、業務量や役割によって働き方は変わってきそうです。

在宅勤務前提の暮らし!

毎週の定例会議は全てオンラインで実施されます。っというのも、周りの正職員でマンチェスターに住んでいる人はほぼいないような…?なので、会議調整も結構大変。特に、イギリスは頻繁にレイルストライキ(電車が運休)が起こるので、大事な会議を対面で行いたい場合は、日程が限られてしまいます。コロナ禍でハイブリット(在宅と通勤)の働き方が当たり前になり、マンチェスター外に住む職員も増えたとのこと。

さらに、オンライン会議をしていると、みんなラフな格好をして、時には毛布にくるまりながら、参加しているのが印象的です。明らかにキッチンで仕事してたり、猫を膝に乗せてたり… 会議が終わったら仕事してなさそう。ただ、その分、「困ったらいつでもオンラインで話そう」と言ってくれる上司には頭が上がりません。

細かいことは気にしない…?

そして、ここからはIT業務に特化したお話。私は今、大学に所属する研究者向けの新しいシステム導入を行なっています(役割はインターンですが)。まさに、大学院で習った内容であり、さっそく知識を実践に移せることが嬉しかったのですが…

端的にいうと、「考えが雑すぎない?」っと感じることが多いです。前職の情報システム部門でも同じような業務を担当しており、上司・先輩がかなり細かい性格だったので、私自身が細か過ぎる可能性は否めないのですが、結構イライラします。

統一されてないデータ名…

例えば、データ項目について。導入するシステムは、既存の人事システムのCSVデータを基に動きます。なので、2つのシステム上で同じデータを共有(自動で同期されるわけではない)しています。さらに、検索機能もあったりするので、複数の画面で同じデータを参照することもあります。ここで、私が嫌なのが、データ名が統一されていないこと。具体的には、「職員番号」が「Staff Number」と「Personnel Number」の2通りあったり。ボタンの名前が(規則性など無く)「Save」「Submit」「Go」だったり。おそらく、それぞれの画面を別のエンジニアが作ってるんでしょうね…

実際に、プロジェクト・メンバー、ベンダーそれぞれが、似たような名前の全く違うデータを同じモノだと勘違いしていて、リリース直前に大幅な機能改修が必要になったことも… スペルミスもいくつか見つけており、どこかのタイミングで綺麗にしたいのですが、ベンダー側からは「裏側のロジックに使ってるので直せない。」と言われたり(本当だろうか?)。

セキュリティ大丈夫そ?


その他にも、セキュリティへの意識にも違いを感じています。本システムでは、許可されていれば、ユーザが別のユーザとしてログイン可能です。そして、管理者は全てのユーザに許可なしでログイン可能という設定になっています(ここまでは理解できる)。しかし、なぜか、管理者権限を持ったユーザに、その一つ下の権限のユーザがログインできる事象が発生しています… 前職の経験から基本的に「ユーザを信じるな。変なことを意図的に・誤ってする可能性は否めない」と考えています。なので、管理者でないユーザが、管理者としてログインして、システム設定を変えられる状況は絶対に納得がいかず。ミーティングで指摘したものの、笑ってスルーされました。

その他にも挙げたらキリが無いのですが、イライラ・モヤモヤしつつ、インターンという役割上、そこまで強く主張する気もなく。「プロジェクト・マネージャーが良しとするなら良しとする」マインドで働くことにしてます。イギリスに残った理由の一つに「イギリスの働き方を体験・理解する」というのがありますが、今のところは理解しつつも、あまり真似したいとは思えない(真似すると自分のレベルが下がる気がする)ことが多いです。そう言った意味で、システム開発だけでなく、わかりやすい文章や会議進行を、行動と指摘で教えてくれた前職の環境は恵まれていたなぁと、違いを経験して気づく毎日です。


現在のインターンは、11月に契約満了になります。その前に新しい仕事を得るべく、ぼちぼち転職活動中です。ただ今回は、日本への本帰国を視野に動いています。大学院でも専攻した「国際開発」を仕事にするとなると、実務経験がなく、VISAスポンサーが必要な私にとってイギリス就活は、かなり厳しい戦いになりそう。そして、同分野で働き続けることを考えると、今から同分野での業務を始めることを勧められました。「業務内容」を取るか?「働き方・文化」を取るか?ですが、今は前者。将来的に後者を選択できるように経験を積む必要がありそうです。大学院出たのに、給与増が見込め無さそうなのが悲しいところです!


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